主張しないコーヒー
先日、京都で、街中の何気ないカフェに案内してもらいました。
私はその店のことはなにも知らなかったけど、そのコーヒーの美味しかったこと!
角がなく、円やかで、しかも苦味やかすかな酸味が内包されている、やさしいお味で、思わず「おいしいコーヒーやね」と言うと、「あの有名な焙煎の…」とのこと。
「えっ、あの百万遍の?」、「そう、そう百万遍の」という返事。
京都のコーヒー界を牽引してきた焙煎人のオオヤミノルさんのコーヒー豆を使ってらっしゃるとのこと。
(オオヤさんは今は月一回の手作り市でしか、コーヒーを点てていない、コーヒー豆の卸のみ)
何も足さず、ブラックで堪能させていただき、ふと、「主張しないコーヒー」と思いました。
おいしいコーヒーは、人の心を満たし、会話を弾ませ、しかもその存在も感じさせないほどのたたずまい。
うっかりと店の名前まで聞き忘れた、京都の街で働く人々が通われる街中のカフェ。
手作りのケーキもとても美味で、思いがけず、おいしいものに出会え、うれしかったです。
私もこのコーヒーのようなサービス人になりたいなぁ。
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