心を育てる食事
今から数年前、愛知万博での夏の夕方のこと。
名前も忘れたけど、アフリカの小さな国の方が、愛でて可愛い小さなお菓子を売ってらっしゃいました。
一つ120円くらいのそのお菓子の可愛いさに惹かれて、私も2〜3個求めて食べました。小麦粉と、砂糖と油とアーモンド粉の素朴な味わいです。
一つ一つ絵が違う、そのお菓子を食べながら、経済的には、決して豊かでないであろう、アフリカの小国にも、身近にある精一杯の材料で、お母さんたちの愛情のこもった、心が豊かになるお菓子があることに驚き、うれしくなりました。
食事はもちろん、私達の血となり肉となり、身体を育ててくれるもの。
でもそれとともに、五感いっぱいに楽しみを与え、心を育ててくれるものなんだと、つくづく、知らされました。
身体を育てる食事と心を育てる食事、この二つの大切なことを皆さんにいつもお伝えできればと、願っています。
万博会場の夕暮れの風とともに、思い起こすことです。
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