「マリィ夫人の保存食」… りんごジャムできました
私がジャムを作るようになったのは、一冊の本との出会いです。シェフが持っていた「マリィ夫人の保存食」(昭和55年 文化出版局)という分厚い5800円もする本です。
ジャム、果物の砂糖漬け、チャツネ、聞き慣れないフルーツバターやフルーツチーズから魚肉の燻製まで、あらゆる保存食がオールカラーで載ってます。 初めて見るような野菜や果物の写真に心奪われました。
なかでも、私が驚いたのは、「ローズマリージェリー」です。当時色々なハーブ栽培を試してましたが、あの独特の匂いのあるローズマリーをりんごといっしょに煮ると透き通ったきれいな緑色のジャムになるなんて! 美しい写真に目が釘付けになりました。
この本で色々な果物のジャムを覚え、生姜のコンヒィを作るうちに、ジンジャエールの元を考えだし、レモンカードやチャツネと色々なものを作りました。もちろんローズマリージェリーも作ったけど、一回きり。理由は使い道がよくわからなかった。多分冷たい肉料理の付け合わせやソースにすれば良かったんですよね。
本の中から「自然の健全な材料を使って、自分の手で、いいものを作っていくのが好きだ…(中略) 保存食の中にはぐくまれてきた味の伝統に親しんでいただければと思います」は、今も私のジャム作りの原点です。
りんごジャムできました。バリエーションとしてりんごとパイナップルのジャムなどもあります。りんごの季節到来!順次チャツネなどもお作りしますね。
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