No.204 意表を突く形状
なんやかんやが一度にどっと押し寄せた10月も、
去っていった大型台風と共に終わろうとしています。
本当に浅野屋と我が家にとっては台風が吹き荒れたような1ヶ月でした。
台風の後、急に本来の涼しさになり、今度は風邪をひかないよう、要注意です。
知人に趣味はと尋ねられ、「ネット ショッピング」と答えたシェフに私は驚き、
えっ、それって趣味なの?と。
うーん、確かに、 実に色々な買い物をパソコンの前で楽しそうにしているようにも見えます。 (因みに私は、できる限り見て、触って買う派) 先日も「羊羹」と書いた包みが来たので、非常食用の羊羹でも買ったのかと思い、 開けてみて、私の意表を突く形状のものが目の前に現れ、ビックリ! なんと羊羹がゼリー飲料型になって、長方形の箱のなかに並んでました。 私は結構いけるで分かれました。 シェフはどうやらもっと甘いものを想像していたようです。 私はあっさり、お汁粉感覚でいただきました。 それにしても人間って色々考えるもんやね。 そして「羊羹はこんな形」という既成概念からは、 なかなか抜け出せないものだなと思いました。 同じ時に、有名な小布施の栗鹿の子をいただきました。 ゴロゴロ入っていて、これも、いや、棹形じゃないの?と結構驚きでしたが、 上品な甘みで食べ飽きない秋のお味でした。 既成概念とは何者か? 多分それは毎日の生活をスムーズに送らせてくれるもの、 でも安易に慣れ親しんではいけないものじゃないかな? 秋の夜長に甘いものでも食べながら、ひとつ考えてみますか。
こちらは缶入りで、開けると贅沢な栗のペーストに包まれた甘露煮が、