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2014年4月15日 (火)

No.255 春の香り、若竹煮

土曜の夜、帰宅すると、友人からタケノコが届いていました。

ご主人の勤務先が三重のタケノコの産地で、毎年掘りたてを米ぬかとともに、

届けて下さいます。

メールには、ご主人は昨日、退職され、今年が最後のタケノコになるとのこと。

考えてみると、かれこれ20年近く、毎年タケノコをいただいており、驚きです。

最後とは、私まで、ちょっぴり寂しく感じました。


その日は、翌日の賄いを作り終えると、午前3時。さすがにタケノコは茹でられないと、

寝ることにして、翌朝、出勤前に大鍋を出しました。

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剥いた皮はかさばるけど、タケノコはとにかく茹でて、冷ましておけばよいこと。

そのまま出勤して、帰宅後に若竹煮を作りました。

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柔らかく、甘味があり、少し残ったアクが春を感じさせる一品。


帰宅したシェフがビールを開けたので、作りたてを出すと、

「うーん、幸せを感じる味わい。そうだ!昔、船場吉兆で食べた味。

こういうのがおいしいんだよね」と大変、感激。

まあ、今はブランドに傷がついたとはいえ、

先代の頃の確かな味の船場吉兆と比べられては、

私も恐れいりました。

ここは素直にタケノコの実力を認めましょう。


残ったタケノコで、次はタケノコご飯です。届けてくれた友人に感謝。

そして、長年のお仕事を終えられたご主人、ご苦労様です。


このところ山菜類も豊富に出回り、春!私は特にわらびが好きで、

2週連続わらびを煮ました。わらびもタケノコ同様、

アク抜きのため、鍋に並べてから重曹を振りかけ、熱湯を回しかけて、

冷ますだけ。冷めたら、鰹節やお揚げさんと炊いて、トロンとした味わいを楽しみます。


タケノコは米ぬか、わらびは重曹とアクを抜くものが春先に出回るのは、

冬のあいだにたまったものの解毒作用があるからとのこと。

積極的に取り入れています。


ところで、宮崎に住む友人から、

以前「あくまき」というお菓子をいただいたことがありました。


それは、アク抜きに使う灰汁にもち米と笹を漬け、

笹に詰めたもち米をこれまた、灰汁で煮たもので、ういろうや、

ちまきのようなものでした。

わざわざアクをまとったもち米は滋味深く、何より日持ち好く、

昔の人の知恵に感服です。

宮崎方面では、端午の節句に「あくまき」を食べるそうですが、

調べてみると、日本各地に同じようなお菓子がありました。

食文化の懐は深いものですね。

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