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2014年11月

2014年11月27日 (木)

NO.351息を合わせる

お休みの今日、栄の宗次ホールで開かれたチェロコンサートに出かける。

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お店をご利用頂いている県立芸大の天野武子先生が出演されるコンサートは、

新聞で知りました。

先生の豪放でそれでいて包み込むような優しいお人柄に触れ、

いつか演奏を聞いてみたいと思っていました。来ました! 水曜、夜。

しかも行き易い栄で!

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「深く、温かく、円熟のチェロトリオ 3人のチェリスト」と名付けられた演奏会は、

ドイツから、ユルン ヤーコブ ティム氏(私は初めて知ったのだけど) を、

招かれた一連の演奏会の最後の会で、

満席の宗次ホールはアンコールの拍手が切れませんでした。


私の大好きな楽器、チェロを間近で、3人もの合奏、

またピアノも合わせて4人の合奏で聞き、息のあった演奏に感激。


音の始まりを、どういうふうにして、息を合わせるんだろう、いつもドキドキする。

でも、ピタッと息が合い、流れる演奏。そして音の終わり、いつもドキドキする。

どこまで音が残るんだろう。

ここでも、演奏家の方と、そして自分との息が合った時ホッとする。

私達の仕事も毎日の生活も色んなことが息が合い、

奇跡的に成り立っているんだろうなと思う。


豊かな時間を過ごさせてもらい、ホールに出ると、

出演の方々がロビーで皆さんにご挨拶されていました。

私も天野先生にご挨拶して、ちゃっかりティム氏とも握手しちゃいました。

大きな温かい手でした。



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2014年11月24日 (月)

NO.350 残念 カラスミ

秋も深まり、この連休中は好天が続きました。

うーん、いつもなら、自家製カラスミを干している時...。

今年は ぼらが不漁で、材料のぼらの卵巣が手に入りません。

市場にもめったに並ばないとのことで、仕入れ先何軒かに尋ねても、だめでした。


加えて、ネット
で作り方が簡単に調べられるようになり、

まず、東京へ行くようになったとか。

あーあ、今年は増量で表、裏がえしを頑張ろうと思っていたのに、

残念!まあ、手の腱鞘炎にはならなくてすむけど、...残念です。

写真は私がお世話になっつてる、料理の本。

洋の東西を問わず季節の恵みを活かす、料理が好きです。

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NO.349 もう少しボージョレー・ヌーボー

ボージョレー・ヌーボー・フェアのヌーボー無料サービスは終わりました。

華やかで、喉越しのよい、飲みやすいヌーボー、皆さんにお味見して頂きました。

今年は、ワインを含め、お酒を飲まないと言われる方が

けっこういらっしゃり、驚きました。

若い人の酒類離れが言われてますが、いろんな年代層でも、

明らかに、飲まない人が増えていると感じました。

お酒を飲まなくても、楽しめることが増えているのかしら。ちよっと寂しい気がしました。

サービスは終わりましたが、ボージョレー・ヌーボーは後少しあります。

引き続きお楽しみ下さい。

カーブドベレールはベリー系の味わい。

シャトー・デ・マラドレのウ゛ィラージュ・ヌーボーは、適度な渋みもあり、

飲み応えがありました。

同じ種類のガメイでも、作り手の違いがはっきりしていて、おもしろかったです。


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2014年11月21日 (金)

NO.348 ボージョレー・ヌーボー気になるお味は?

ボージョレー ヌーボー解禁日の今日、あろう事か仕入れ先のミスで、

ランチ時にヌーボーが届かない来ませんでした。のっけからのハプニング。

ランチに楽しみに来て下さったお客様には申し訳ないことでした。

いや、本当に心臓に悪いスタートでした。

ランチの終了間近かになって到着したヌーボー。

まずは、そっと寝かせて、冷やして、開栓はディナータイムまで待つことに。

さて、気になるそのお味は?

栓を抜いたとたんに華やかな香りが、プワッと広がりなかなかいい感じ。

お味の方は、滑らかでベリー系の味を感じました。

渋みはほとんどなく、飲み易く仕上がっているという印象です。


今年は昨年に続き収穫量が少ないとのことでしたが、

生き残ったぶどうは、丈夫だったということですね。

収穫量が少ない分、お日様もいっぱい浴びたのでしょうか、色も美しいです。

皆さんほとんど、「おいしい、飲み易い」とのことでした。

ハプニングはもう一つ。それにしても、例年なら盛り上がる解禁日。

今年は予約も少なく、心配だったけど、5時半の第一陣の後が続かない、

盛り上がりに欠ける初日でした。

ワインも日常的な飲み物となり、ヌーボーだけが、

売りになるという時代ではなくなったのでしょうか。


ディナータイムのヌーボーサービスは、後2日あります。ぜひお越し下さいね。

大人気だった3種のマリネ盛り合わせ。色々な味が楽しめます。

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カーブ ド ベレール ボージョレーヌーボー 50ml   280円~
カーブ ド ベレール ボージョレーヌーボー 750ml 3240円

シャトー マラドレ ボージョレー ウ゛ィラージュ ヌーボー 750ml 4300円

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2014年11月20日 (木)

NO.347 ボージョレーヌーボーフェア始まる

11月20日(木)はいよいよボージョレーヌーボー解禁の日。
浅野屋では20日(木) 21日(金)  22日(土)の3日間

ディナータイムにご来店のお客様にボージョレーヌーボーを1杯(50ml)を

サービスさせて頂きます。一口ですが、是非今年のヌーボーの味をお楽しみ下さい。

私ももちろんまだ飲んでいません。さて、今年はどんなお味かな?

 昨今スーパーにもたくさん並ぶようになりましたが、

ご案内を始めると「赤ワイン?でしたよね」的なご質問をうけることも、たびたびです。

簡単にボージョレーヌーボーのご紹介をしておきますね。

ボージョレーはフランスのブルゴーニュ地方の最南端、

ボージョレー地区で産出されるワインの総称。

ガメイ種というぶどうを使って作られます。

ガメイを使ったワインを作るのはボージョレー以外では、ロワール地方など、

ごくわずかです。


ボージョレーヌーボーとはボージョレーの新酒。

今年採れたぶどうを特別な方法で急速発酵させ、約2週間で瓶詰め、出荷されます。


なので、ボージョレーヌーボーは、

フランスのボージョレー地区で作られるガメイ種を使った赤ワインの新酒、

ということです。

長く寝かせて、熟成させるようには使ってないので、買ったらさっさと飲むのが鉄則。

ついでに、あまり難しく考えないで、楽しく飲むのも鉄則かな、と思っています。


値段が色々、味は違うのかな?というご質問もあります。

もちろん、高いものはおいしいです。

でも、高ければ、高いほどおいしいかというと、そうでもない。

簡単にいうと、手間ひまのかけかたとブランド力が値段の違いと思っています。


浅野屋のヌーボーは15年間、ずっとカーブ・ド・ベレールのヌーボーを

お出ししています。

ボージョレー地区の中央部、ブルーィィの丘の蔵です。

生産量はそんなに多くはないけど

たびたび、ボージョレーのベスト生産者に選ばれています。

とても良心的なワインと思っています。

さて、明日の夜からはヌーボー用に3種のマリネ盛り合わせが出ます。

生ハムのマリネ、豆のマリネ、サーモンのマリネの3種盛りで、1000円です。


他にも、チーズ盛り合わせ、生ハムなどの盛り合わせなども、

合わせてお楽しみ下さい。

写真は豆のマリネ

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2014年11月17日 (月)

NO.346 懐かしのピアノ発表会

今日の午後はピアノの発表会のお茶菓子としてケーキの配達のご注文でした。

ケーキを37人分。シェフは前日から今日のケーキ、プラス3台分のケーキ作りで、

大変。なんとか出来て、問題は2時過ぎにうまくお店を出られるか。


案の定1時過ぎから混みだし満席が続く、いつものホールスタッフではなく、

キッチンから回ってくれたKさんと、新人さんというメンバー

私は指示出しで、ほとんど叫んでたけど、2人も頑張ってくれなんとか出発。

場所はいつも音楽会後の会食を頼んでくださる

、近所のスタジオハルさんだったので、37人分ケーキを切って

、盛りつけはスムーズに出来ました。


ピアノの発表会の先生は、うちの2人の娘達も長年お世話になりました。

発表会にも何度も出させて頂き、子供も親もドキドキしたのが、

ついこの間のような気がします。

発表会で着るドレスを娘のデザインで、私が手作りしたこともあったな。


今日は娘達の後輩達の演奏は聞けなかったけれど、

懐かしい気持ちにさせてもらいました。

それにしても、短い休憩の後、夜の営業、慌ただしい一日でした。


ところで、今日と明日は、「イチゴのタルト」がショーケースに並んでますよ。

モンブランの仕込みに手が回らなかったシェフが急遽イチゴのタルトを。

今シーズン初です。

こんな時に限って壊れた、湯沸かしポット。

修理得意のシェフが、プラグを分解してハンダ付けして、見事修理。

ポットないと困るもんね。お疲れ様でした。

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先日の長浜の友人から、みずみずしい白菜を頂いたので、賄いに、

白菜と豚肉のクリームシチューを作りました。

炒めて、クリーム缶と牛乳を入れるだけ。

この日は、中華風に生姜を入れて見ました。

少し変わった白菜料理。ご家庭でも簡単ですよ。

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最後に彦根城に、こんなひこにゃんもいましたよ。


ひこにゃんの膝の上に座るようでした。人気ものです。

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2014年11月16日 (日)

No.345 錦繍の彦根城

先日の休みに、シェフと私、京都に住む次女の3人で、

滋賀県、長浜の旧知の友人宅を訪ねました。

ご夫婦共々、長年の友人、時々は会っていますが、
浄土真宗のご自坊を訪ねるのは30年ぶりくらいのことでした。

実は縁あり、次女が浄土真宗の得度修礼を受け、僧侶のたまごとして
新しいスタートを切りました。その際、友人には、大変お世話になったので、
お礼のお参りでした。本堂での読経は大変感慨深いものがありました。

その後、友人からのお誘いで、思いがけず、
国宝彦根城まで、足を延ばすことができました。

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もみじには後一息。でも木々のほとんどが色づき、
古い苔むした石垣と紅葉の落ち葉は、城がそこに建ってきた年月の重さを
無言で語っているよう、思われました。

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好天にも恵まれ、
回遊式庭園の紅葉と天守閣からの琵琶湖を望む景色を堪能することができました。

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奥様は美大日本画卒。
ご自分の筆で本堂余間の天井画を修復されてました。 きれい!

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元祖ゆるキャラ ひこにゃん。憎めないこのキャラ。会えるとやっぱり嬉しいよね。

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ところで、お客様からよく、
「お子さんはいらっしゃらないの?お店の跡取りは?」と尋ねられます。
一緒に住む長女は家事などの後方支援はしてくれるものの、自分の道を。
次女も京都で学びながら、また、新しいスタートを切りました。

という訳で残念ながら、2人とも浅野屋はついでくれません。
ところが今日、思いがけない救世主が!!なんとここの店で働きたいと。
一週間に一度は食べに来てくれ、今日もじっとシェフの動きを見つめている彼。
「大きくなったら、ここのお店で働きたいんだって」とおばあちゃん。
あーん、早く大きくなってーと、
上に引っ張った私に「うん」と答えて背伸びした彼はまだ4歳。
浅野屋のメンチボールとエビフライをこよなく愛する彼が、働けるまでは、
後、15年はかかるかな?残念!

それにしても、大変な人手不足。誰かアルバイトお願いできませんでしょうか。



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2014年11月 8日 (土)

No. 334 扇風機が11台!

昨日の帰宅時には風強く、赤や黄色に染まり始めた葉っぱが舞い散り、

秋の深まりを感じました。


この頃になると、毎年恒例、扇風機とストーブの入れ替え、という行事が待ってます。

というのも、自宅と店の両方を合わせると11台もの扇風機!


一台、一台を分解して、きれいにふき、箱に収めるのには、大変な労力がいります。


先日の休みにやりました。火曜日に分解、拭き掃除、水曜日に箱に収め

倉庫へしまいました。

ストーブは箱から出すだけだけど、扇風機が11台はもう大変。

2日がかりで、ふうふういいながらしまい終わり、ふと見ると後、1台残っている!

しかもどういうわけか箱がない! もうあきらめ、来週送りにして終わりました。


この季節、衣服の入れ替え、布団の入れ替えと、

厳しい冬を迎える前にはやることがいっぱいです。

特に、今年の夏は雨が多く、夏もののシーツやぼうしなどの洗濯もできていなくて、

秋晴れの私の休みの日はてんてこ舞いです。


オー、ノー。 チューリップの球根もまだ買ってない。もう売ってないよね、きっと…。


四季がある日本ならではのこと。追われるとつらいけど、季節感を感じられることは、

日常にメリハリができます。


それにしても、今年も残り少なくなってきて、まったく、オー、ノー!です。

夕暮れも早くなりました。店内から外を眺めた夕景。

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カービングが得意なキッチンKさんの作品。石けんを使ったソープカービング。

店内入口に飾ってあります。

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2014年11月 7日 (金)

NO.333 シフォンケーキ新作とあんジャム

ご心配おかけした腰痛は、早めの休養でなんとかクリアー。

でも、無理は利きまへんわで、ブログやジャム作りはしばらくお休みしました。

モンブラン好評で、再登場中ですが、シェフが新しいケーキを作りましたよ。

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「ヘーゼルナッツと栗のシフォンケーキ) 330円


栗のペーストを練り込んだシフォン生地に、

栗とヘーゼルナッツを細かく刻んでシャリシャリ。じんわりくる甘さで、ホッコリ系、

いい味出てます。 こちらもモンブラン同様、秋限定の味。

しばらく出ますので、お見逃しなく。

 

先日京都で、豆の専門店「北尾」へ寄りました。

丹波黒豆が看板商品の専門店の一隅で、「豆ジャム」なるものを発見。

お店で取り扱っているすべての種類の豆のジャム(大豆まで)が並んでいました。

早速「小豆ジャム」を購入。


なんや、あんこと違うのかな?成分表示も小豆、砂糖とジャムに必要な酸味がない。

実はこしあんじゃないの?という疑問符が頭の中で飛びかいながら開封。

うーん、確かにあんこ。でも伸びが良くてパンにも塗りやすくて、実にすっきりした甘さ。

そのまま食べても程よい甘さ加減。

やっぱりジャムとは思えないけど、小豆のペーストなら納得。

クックパッドで調べて見ると、皆さん小豆にレモンをたして、

なんとかジャムにしようとしているけれど、なかなか無理があるようでした。

北尾のおいしい豆ジャムに出会い、私も豆ペーストにチャレンジ。


ちょうどあん向きの白隠元豆が台所にあったので、甘く煮て、

水分を調節しながらミキサーにかける。再び鍋に戻して若干の塩と砂糖を足しながら、

先の煮汁で伸ばしつつ、ピカッと光るまで煮詰めました。

ジャーン、白隠元豆のペースト、完成。

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豆のほっくりした味わい、控えめな甘さ、私のイメージに一発的中でした。

翌朝冷蔵庫から出して冷えたらボソボソしていないか、甘味はどうかを確認。

もう少し甘くした方がよさそうだったけど、

これで小豆ペーストができることがわかりました。

これを使って小豆シフォンなども出来そうです。

まだ試作段階だけれどそのうち、小豆ペーストが並ぶのをお楽しみに。

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