NO.351息を合わせる
お休みの今日、栄の宗次ホールで開かれたチェロコンサートに出かける。
お店をご利用頂いている県立芸大の天野武子先生が出演されるコンサートは、
新聞で知りました。
先生の豪放でそれでいて包み込むような優しいお人柄に触れ、
いつか演奏を聞いてみたいと思っていました。来ました! 水曜、夜。
しかも行き易い栄で!
「深く、温かく、円熟のチェロトリオ 3人のチェリスト」と名付けられた演奏会は、
ドイツから、ユルン ヤーコブ ティム氏(私は初めて知ったのだけど) を、
招かれた一連の演奏会の最後の会で、
満席の宗次ホールはアンコールの拍手が切れませんでした。
私の大好きな楽器、チェロを間近で、3人もの合奏、
またピアノも合わせて4人の合奏で聞き、息のあった演奏に感激。
音の始まりを、どういうふうにして、息を合わせるんだろう、いつもドキドキする。
でも、ピタッと息が合い、流れる演奏。そして音の終わり、いつもドキドキする。
どこまで音が残るんだろう。
ここでも、演奏家の方と、そして自分との息が合った時ホッとする。
私達の仕事も毎日の生活も色んなことが息が合い、
奇跡的に成り立っているんだろうなと思う。
豊かな時間を過ごさせてもらい、ホールに出ると、
出演の方々がロビーで皆さんにご挨拶されていました。
私も天野先生にご挨拶して、ちゃっかりティム氏とも握手しちゃいました。
大きな温かい手でした。
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