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2014年12月19日 (金)

No.357 メリークリスマス または ジョイユーノエル

12月18日名古屋は23cmの積雪!! 17日水曜日の夜、

貸し切り営業中に降り出した雪はみるみるうちに積もり、

午後11時頃には一面まっ白に。12時過ぎには5cmを越えていました。

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翌18日は商店街の設備工事の会社の方がミニ・ショベルカーを出して、

歩道を除雪してくださったので助かりましたが、

夕方まで、救急車の音が絶えない一日となりました。

本当に寒っくて、お客様もばったりでした。

さて店内はクロスをクリスマスバージョンにチェンジ。

一気にクリスマスらしくなりました。

また、ソファーにもマットをしき、ミニイメチェンですよ。

S013

クリスマスももうすぐ。皆さんはどのように過ごされますか?

私の実家は浄土真宗の聞法道場(布教所)だったため、

子どもの頃からキリストの生誕を祝うクリスマスは縁遠いものでした。

プレゼントもクリスマスケーキも何もなかったので、

サンタの存在がどうのこうの考えたこともなかったです。

一度だけ、お歳暮として、クリスマスケーキを頂いたことがあり、

厳格な父は寺院にクリスマスケーキとは、と怒ってましたが、

子ども心にケーキが食べられることはすごくうれしかったのを覚えてます。


そんな私がシェフと結婚して、12月に待っていたのは、クリスマスケーキ。


結婚した時をはケーキ屋。フランス菓子を作っていたので、

クリスマスケーキはその頃はまだ大変珍しかった薪型のブッシュドノエルでした。

薄く焼いたチョコレートスポンジにクリームを伸ばし、まきすでロール型にして、

その上にクリームを塗り、切り株のスポンジを乗せ、

フォークで木のような筋をつけていました。


営業が済んだ寒い店内で何本ものスポンジを巻くのは初体験。

もたもたしてうまくできないでいると「巻き寿司くらい作ったことあるでしょう。」と喝。

そんなこと言われても、私は結婚するまであまり料理も作ったことがなく、

巻き寿司なんてほぼ初体験。

暗くて寒い(ケーキ屋の仕事はとにかく寒いんです)店の中で半泣きでした。

それでもクリスマスケーキはケーキ屋にとっては、、一大イベント。

つべこべいわずにやるしかありませんでした。


世の中はメリークリスマス。

でも、まだあまり聞き慣れていなかったフランス語で、

ジョイユーノエルと書かれたプレートを乗せ、ブッシュドノエルは完成。

懐かしい思い出です。


あれから約30年。新婚当時、ほとんど料理もできなかった私が、

今は色んなものを楽しみ作っています

クリスマスが近づくといつも、

寒い中慣れぬ手つきで作ったブッシュドノエルのことを思い出します。


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