No.361 年末の珍客
12月29日夜、最後のお客様をお見送りして、本年の営業はすべて終了しました。
一年間多くのお客様に支えられ、あっという間に過ぎて行きます。
そして29日最終日に無事換気扇が直りました。理由はヒューズのショート。
意外な故障でびっくりしたけど、
これでクリーンな空気でお正月を迎えられるとホッとしました。
12月27日夜には2件の忘年会予約があり、
短い準備時間であたふたしている最中、
思いがけない珍客が。あのあきらめていたからすみの素、
ボラの卵巣が予告なく、魚屋さんから届きました。
時間なく、シェフもみんなも必死だったけど、シェフは私に早く写真を撮れ、
撮れとなんだかうれしそう。
お正用のからすみの業者さんの仕込みが終わり、
下々の私達のところへ舞い込んで来たのでしょう。
すごく大きくて立派なものです。
料理もあらかたお出しし終わった後、
シェフは血抜き、塩付けと着々とからすみの準備を始めていました。
翌日は塩付けしたものを焼酎で洗い流し、形を整えて、
今回は初の冷蔵庫乾燥でスタートしました。
お正月には間に合わないけど、
1月、2月にはおいしい自家製からすみをお出ししますので、お楽しみに。
さて、私達の仕事はまだ終わらず、忘年会の営業が終わったすぐ後、
お正月用にご注文をお受けしているビーフカレー50食と、
野菜のマリネ35食の仕込み。私の帰宅は深夜、シェフは朝でした。
翌28日の営業後仕込んだカレーやマリネをパック詰め作業。
これがまた時間がかかる。帰宅はさらに、さらに遅くなり、2日間半徹夜。
29日通常営業をしながら、無事すべてのお料理をお渡しして、
やっとやっと本年の仕事納めとなりました。
最後の3日間は必死でしたが、からすみ登場という予期せぬこともありました。
予期せぬことといえば、クリスマス明けの休みの日、
90歳のシェフのお母さんが道で転んでしまい、
整形外科受診やら、ケアマネさんとの諸々の手続きやらでてんやわんや。
幸い骨折にはいたらず、痛み留めの薬も効いてきたのか、
また歩けるようになり、ホッとしましたが今年は双方の親の「老」に始まり、
「老に終わった一年でもありました。
1年間浅野屋をご利用いただき、
また私のブログを応援してくださりありがとうございました。
良いお年を。
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