No.364 仕切り直しのお雑煮
1月7日、店の定休日に白味噌のお雑煮を作ることにしました。
本当は七草粥を食べる日。
でも、今年はお正月に家族が揃えなくて、
みんなでお雑煮を食べる機会がありませんでした。
名古屋生まれ、名古屋育ちの娘達は、
お正月をいつも私の実家の京都で過ごすため、
生まれてからずっと白味噌のお雑煮を食べてきました。
加えてこれまた名古屋生まれ、名古屋育ちのシェフのお母さんからも、
京都のお雑煮はどんなものかの質問。
百聞は一見に如かず、仕切り直しでお雑煮を作ることにしました。
私が食べ、育ったお雑煮は、具だくさん。雑煮大根と呼ばれる小さな大根、
金時にんじん、こいも、椎茸、豆腐、かまぼこ、鶏肉に丸餅が入り、
白味噌を入れてグツグツと煮ます。
最初はサラっとしているけど、煮込むとねっとりしてきて、
とろみの付いたお雑煮の出来上がり。
色々な具が渾然としながら、調和の取れた、穏やかな味わいです。
母はよく、「よう考えてあるなあ、
これ一椀ですべての栄養がそろってるな」といいます。
おせちは冷たいお料理ばかりなので、温かなお雑煮はお腹に優しく染み渡ります。
本当は、ここに青のりをふって、見た目も美しい。
おせち料理の中で何が一番好きと聞かれれば、
私は子供の頃からクワイが大好きです。
ほっくりしていてほろ苦のクワイ。必ず作ってます。
今日は娘のリクエストの酢れんこんと酢ごぼうも作り、
黒豆の赤ワイン煮も残ってたので、家族そろってお正月の仕切り直し、
本年もよろしくと食事を始めました。
この頃はスーパーもお正月から開いてます。
3日に行きつけのスーパーへ行ったら、
私の好きなクワイが2パックまとめて10個200円!!
年末の5分の1のお値段。クワイならいつでも食べたいから、400円分買いました。
その他にも、お正月用お花、かまぼこなど、年末の半額以下になってました。
年末に買い物が十分できなかった私は大助かりでした。
お店は大変だなぁと思いながら。
我が家の1週間遅れの新年のスタート。皆さん今年も浅野屋をよろしく。
そしてブログの応援もお願いします。
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