No.397 お辞儀 その2
最近、コンビニやスーパーで、またテレビで見るコンパニオン達に、
肘を張りだし両手をおへその当たりで揃え、
頭を下げるお辞儀をよく見かけるようになりました。
小さい頃から腰を折り、頭を下げていた私には、とても違和感があったのだけれど、
レジなどでは、前に棚やカゴがあるからかな、と思っていました。
このお辞儀をめぐり、ネット上も騒がしくなってるとは思いもかけなかったです。
日本古来のお辞儀は両手を脇に添わせ、腰を曲げて頭を下げる。
その時、手は自然と膝頭の方に向くというもの。
両手をおへその前で揃えるのは、韓国式でチマチョゴリが乱れないよう、
押さえるお辞儀だと言うのです。
ところが、You tubeで見るお辞儀はこの韓国式、
おへその前で手を揃える若い方々がほとんどでした。
You tubeでそれに異議を唱える人もいて、意見が分かれていました。
お腹の前で手を組むのはお腹が痛いときのポーズ。
また張り出した肘も偉そうに見えると言う意見に私は賛成です。
ただ、手の位置は私は前で揃えていましたが、
これも、古武術では陰部を隠す仕種で、人前でするとみっともないとのこと。
ただし、女性らしい仕草として、デパートで推奨されていたこともあり、
馴染みのある格好だと言う解説もありました。
一度身についた動作を治すのは中々難しいもの。
私も美しいお辞儀を意識して、実践中です。
考えて見れば、人に「ありがとう」と言う言葉や、
その気持ちを表すお辞儀をしないのは赤ちゃんだけではないでしょうか。
ただし、赤ちゃんはやってもらったことが嬉しければ、必ず笑い返し、泣き止み、
そのことによって、こちらとも気持ちの通いあいがあります。
返し、返され、お互いの気持ちの通じあいが現れるところが、
お辞儀であり、挨拶だな、と気づかされる、新人多し、この頃、4月。
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