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2015年10月

2015年10月26日 (月)

NO.454  父の書斎

先日は、時ならぬ4連休をいただき、失礼しました。

シェフはたまった帳簿つけ、私は8月に亡くなった父の書斎の片付けにと、

それぞれ別々のお休みを過ごしました。

大正14年生まれの私の父は昭和元年が1歳。

20年、終戦の年が20歳と、まさに昭和の人。

ここ数年は体調を崩し、書斎に入ることもほとんどなかったので、

部屋の散乱ぶりは目に余るものでした。

浄土真宗の僧侶であり、

布教師としての一生がぎっしり詰まった父の書斎は、

私たち家族にとっても、聖域ともいうべき場所でしたが、

父の老化と共に時間が止まったままになっていました。

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窓を開け、風を通し、さしっぱなしだったコンセント類を抜いただけでも、

部屋に生気が戻った気がしました。

整理を初めると、たくさんの本や教案の中から、

昭和20年に大学に入学した年から、

2013年までの手帳がほぼすべて出てきました。

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ボロボロになっているのもあるが、写真付きの学生証がはさんであったり、

日々の予定や買い物メモなど、父の息づかいが聞こえてくるものでした。

私が生まれた年の手帳には私の名前と「誕生」の大きな文字。

その翌年は、「母死去 会館建立」と大書されていました。

活字かと思うようにびっしりと書きこまれた、学生時代のノートなどなど、

私は、3日間部屋に篭りきりで、なんとかザッと片付けました。

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書道家でもあった父の部屋には書道関係の書籍、

印、筆、墨、そしてたくさんの紙。物のない時代日育ち、

広告の裏一枚でも捨てるのは、申し訳なく、もったいない、

書道教室では書き損じの半紙にも練習を、が口癖でした。

しかし、、本、教案を綴った紙、

半紙や奉書紙と部屋にあるものはとにかく紙。

紙、紙、紙に恵まれた一生だったのだなあ、と思わずにおれませんでした。

今後は、浄土真宗の布教にかけた父の一生の足跡を、

お参り下さった方々に展示して、お見せできるようにしていこうと、

思っています。

仕事と両立は大変ですが、ぼつぼつやっていきます。

浅野屋ののれん、看板、箸袋、入口の額等も父の字です。

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トイレの額は、へへへ、私だけど。



NO.453 運動会お弁当

学区運動会のお弁当を例年通りお作りしました。

実は10月11日の予定が土砂降りの雨で延期。

今まで、お天気にはハラハラさせられたこともたびたびながら、

当日の朝、中止になったのは、今回が初めて。

仕切り直しの今日は抜けるような秋晴れの空に恵まれ、そして爽やか。

やっぱり運動会はこうでなくっちゃ。

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無事納品しました。いつもありがとうございます。

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手際よく詰めます

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一気に涼しくなりましたね。皆さん風邪などひかれませんように。

私は、帰宅後、カイロを背中にペタッ。風邪予防です。




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2015年10月18日 (日)

NO.452 臨時休業のお知らせ

大変勝手ながら、

 10月19日(月)~22日(木)まで、
 
 臨時休業させていただきます。

季節は、すっかり秋めいてきました。休み明けには、

旬野菜の温製 850円

できたての温かいお豆腐 500円

などにメニューを切り替え、ご用意致します。

御好評いただいた、ニース風サラダは、終了致しました。 

今回は、少し長いお休みですが、よろしくお願いします。


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2015年10月15日 (木)

NO.451 W同窓会

10月10日 土曜日の夜はシェフの高3時代の同窓会で、

貸し切り営業させていただきました。

今年で連続開催4回目を迎え、御とし65歳のおじさまたちの近況報告は、

それぞれ熱弁でした。

さすが65歳ともなると言うこともたくさんあるなあ、

と感心している私の耳に、

先生の「65歳か」というつぶやきが聞こえてきました。

かく言う先生は、85.5歳。まだまだお元気で、

教え子達と楽しそうに杯を重ねられるご健在ぶり。

在住の市でボランティアとして寄贈本の整理をやり終え、

6000冊の目録をパソコン入力したとおっしゃってました。

目標をもち、社会と接点を持って老後を生きていってほしいとの言葉には,

説得力があります。

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老後、うーん、この言葉が出るような年齢に。

その夜帰宅したシェフを待っていたのは、

ポストに入った敬老パスの申請書。さすがに複雑な心境のようです。

同級生の中には、今も勉学中で、学割と敬老パスの両方を使える、

という方もいらっしゃっいましたが。

そして10月14日水曜日は私の同窓会。

こちらは学校やサークルではなく、

私の実家の浄土真宗の聞法道場に若いとき、

あるいは子どもの時から集まっていらっしゃった方々の集いでした。

久々の邂逅(かいこう)は40数年ぶりという方もあり、

上は70歳から下は50歳代までバラバラ。

遠くはアメリカ、カリフォルニアから、

京都、堺、兵庫と色々な場所から集まって下さいました。

皆さんの持ち寄りのお酒やおいしいお料理、

当店の料理などに舌づつみを打ちながら、

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共に過ごした濃密な時間を思い起こし、和やかで心温まる会でした。

皆さん今よりもっと物の少ない、

それでも心豊かに過ごした子ども時代を、

それぞれの言葉で話し合いました。

ウチの聞法道場の2階に下宿していたWさんは、

電気コンロ他、3つの家財道具しか持ち物がなかった、

それで十分だったと。トイレに行きたい時、

人が集まっている場所は通りたくないので、

窓から出て、屋根を歩いてトイレに行ったら、

中に入っていた人がびっくりしたという話しも飛びだしました。

それで思い出したけれど、私も時々2階の窓から屋根へ降りて、

こっそりスリリングな遊びを楽しんでましたっけ。

ちゃんとお手本があったんだね、とおかしくなりました。


今週は2つの同窓会、

その合間に運動会のお弁当が雨で延期になるというアクシデントもあり、

何かと賑やかな一週間でした。




2015年10月11日 (日)

NO.450 再び営業時間の変更のお知らせ

10月11日(日)のランチタイムは、12時オープンと変更のお知らせを、

したばかりですが、再び変更で、11時30分 通常時間にオープン致します。

無情の雨が昨晩から降り止まず、学区の運動会が延期になりました。

例年通り運動会のお弁当を頼まれていましたが、お弁当も延期。

通常時間に営業できます。 

今まで長年頼まれていた運動会のお弁当。

台風でもやったことがあったけれど、さすがに今回は、ダメでした。

次回は、また別日、ご案内しますね。

とりあえず本日は、通常営業でお願いします。


 そして、本日のスペシャルメニュー!!

    メンチボールとエビフライ盛り合わせ(ミニメンチとエビフライ1本)

(ごはん赤出しつき)

           ランチ  1200円


          ディナー 1300円


なくなり次第、終了です。二つのお味が一皿に! ぜひご賞味下さい。


無情の雨に濡れた我が家の花です。

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2015年10月 8日 (木)

NO.449 営業日のお知らせ

 勝手ながら、


  10月10日(土)ディナータイムは、ご予約満席につき、

  通常営業は、お休みさせていただきます。

  10月11日(日)ランチタイムは、12時オープンに変更させていただきます。
  
  2日連続変則営業でご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。

秋の味覚栗、木の実を使ったシフォンケーキできました。

ジワッとおいしいです。

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 栗とヘーゼルナッツのシフォンケーキ  350円

もうすぐ終わります。大好評、 

 いちじくのタルト

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2015年10月 6日 (火)

NO.448 ああ、ブッショネ (ワインのお話)

先日お客様のリクエストに沿うものをと考え、開けたスペインの赤ワイン、

ガルナッチャ。(フランスではグルナッシュ)。

念のために5ccくらい味見をすると、ああ、ブッショネ。

ワインにコルク臭が移り、飲める状態ではありませんでした。

残念だけれど、この瞬間に1本はパアです。

ブッショネになったワインは、

まず栓を抜く時にジュクジュクしていたりして怪しいことが多いけど、

今回は、栓は、普通。

でも一口飲むとワインの香りとは全く別のなんとも嫌な味が舌に残ります。

例えるならカビ臭くなった雑巾のような臭いか。

ひどい時は、何時間も、何を食べてもおいしくないような。

ワインを密封しているコルクは、

樹齢の古いコルク樫の木の樹皮を厚く削り、

手間暇かけて作られています。

ポルトガルが世界の生産の半分を占め、

その他地中海沿岸の国々で生産されています。

その過程でコルクを洗浄する際に残った塩素がたまたま具合悪く、

ワインに溶けこんで出たのが、ブッショネの主な原因と言われています。

値段が高いコルク栓(=高いワイン)では、やはりあまり起こらない。

でもそれでもたまには起こるものです。

そう、ばば抜きのようにね。

こうした時当たり前ながら、ワインが高ければ高いほど

悲しみは、深くなります。

このワインはこんな味? それともブッショネ??と

思うこともあるかもしれません。

見分けるには、たくさん開けて、たくさん飲んで、

時々ブッショネに当たれば、すぐ分かるようになります。

購入してすぐならお店で交換。レストランも言えば、すぐ交換してくれます。

私は、お客様に嫌な思いをして欲しくないので、

5ccくらい味見してお出ししますが。

運悪く当たった時の活用法は、煮込みのソースに入れるくらいだけれど、

家庭で1本は、きついですね。

どんなに気を配っても、

そして高価なワインであってもブッショネに当たる確率は、

ゼロではありません。

その時は、ああブッショネ、あきらめて下さい。

近年は、スクリューキャップやシリコン栓なども普及しています。

それぞれに長所はあると思います。でも、長く熟成させるワインには、

自然の妙が働くコルク栓は欠かせませんね。

その日抜いたスペインのああ、ブッショネワイン

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コルク栓色々すぐ飲みと熟成タイプでは、長さにも違いが

 一番左がシリコン製

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2015年10月 3日 (土)

NO.447 カキフライ始まりました

10月の声を聞き、大風の後、急に涼しくなりました。すっかり秋の気配。

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皆さんお待ちかねのカキフライが始まりましたよ。

浅野屋のカキフライは、三重県鳥羽市の浦村町のカキ。

カキ小屋を目当てに名古屋からも日帰りできる、人気スポットになりました。

さっぱりしていて、何個でも食べられちゃうお味。

まだ小粒ですが、カキフライには最適。

夜に始まり、皆さん、初物を喜んで召し上がっていらっしゃっいました。

初物といえば、子供の頃は、果物など初物や頂き物は、

必ずお仏壇にお供えしてからいただきました。

結婚してからも、当たり前にお供えしていたけれど、

いつのまにか、忙しさにかまけて、いきなりパクリ、になっているこの頃。

毎日に一呼吸おく、余裕がない気がします。

そんなこんなを感じながら、カキフライ始まりましたよ~。もう、10月!!

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カキフライ定食  1380円

ランチは、100円サービスで、1280円です。






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