NO.477 チリワインはお好きですか?
つい先日の新聞に、日本では、ワイン輸入量が、
フランスを抜いてチリがトップになったとありました。
ワインといえばフランス、とだれしも頭に浮かぶだけに、
日頃のチリワインの普及を肌で感じていながらも、やはり驚きでした。
地理的にも気候もワインに良く、
歴史的にもヨーロッパから苗木が持ち込まれ、
フランスの生産者もチリには力を入れてきました。
さらにここに来て、関税が限りなくゼロに近くなり、
チリには追い風が吹いているようです。
もっとも生産量では、
フランス、イタリア、スペインの3国を合わせると、
世界の50%になるとのこと。
お客様にも良くお勧めします。美味しいし、リーズナブルだし、
当たり外れがほとんどないので、安心してお勧めできます。
とは言え、お客様の中には、
「なーんだ、チリか。チリワインを飲むと頭が痛くなる」などと、
敬遠される方も。
そんな方には無理にはお勧めしませんが、
先入観ならもったいないことです。
飲み放題で出る安いチリワインはそうなのでしょうか?
新聞では、チリワインの平均購入価格帯が602円、
フランス産の平均購入価格帯が1029円というのも気になるところでした。
せめてチリワインに1000円ぐらい以上を出してもらえればな、と思います。
お店でお出しするのは、サービスの部分の価格もあって、
もう少し高くなります。
今日はワイン好きのお客様がいらっしゃり、
白ワイン、スペインのイヌリエータ ソービニオンブラン、
赤ワイン、ブルゴーニュ オークセイ・デュレス、
さらにハーフで、クローズ・エルミタージュの3本を3人で飲まれました。
オークセイ・デュレスは2001年でいいレンガ色でしたが、
味はまだまだ若いとのこと。非常に力強いワインでした。
お勧めしたワインの中には、
チリのコノスル・20バレルのカベルネ・ソービニヨンがありました。
単一品種で20樽しか作らないというワイン。
お好きな方なので、もちろんご存知でしたが、
今回はブルゴーニュを選ばれました。
美味しいお食事と素敵なワインセレクトで楽しいひと時を、
私たちも共有させていただきました。
とは言え、途中、お客様が立て込み、私達はバタバタ。
ビールを、ケーキをお待たせした方、ごめんなさい~。
浅野屋で今お勧めのチリワイン
左から、コノスル・ピノ・ノワール・20バレル
(有名なワイナリー、コノスルのプレミアム・ワイン)
シャルドネ・グラン・キュヴェ ヴィーニャ・ウィリアム・フェーヴル
(シャブリで有名なウィリアム・フェーヴルがチリで作っているワイン)
クロ・デ・フ・ラトゥファ ピノ・ノワール
(世界的地質学者ペドロ・パッラ氏の興したワイナリー)
お値段は少し高めですが、美味しいワインです。
担当者にお尋ねください。
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