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2016年7月15日 (金)

NO.522 おいでやす祇園祭

先日は、臨時休業をいただきありがとうございました。

少し早めに父の一周忌をお勤めさせていただきました。

大正生まれの父は十男坊。

兄弟はもうすでに亡くなり、親戚も多くはありません。

それでも有縁の方々に大勢お集まりいただき、

心のこもった法事になりました。

日々の生活に流され、年月の経つことの早さに驚くばかり。

自分自身の残された時間のあり方を考えるこの頃です。

法事の数日前に、ふと、祇園祭の時期なので、ひょっとしたら、

もう鉾が建ってるかもと思い立ち、名古屋へ来てから、

30年近く見ていないお祭りを、

これまたお祭りを見たことがないシェフと一緒に見れるといいなと、

おまけを楽しみに京都へ向かいました。

会食の後、弟と夫婦と私たちの4人で、鉾町まで歩いて見ました。

珍しい建かけの鉾。確か北観音山だったかな? 

鉾や山は分解して仕舞ってあり、毎回組み立てる。

夜空に、天高くそびえる真木は迫力満点です。

S045

四条通りに出ると、月鉾がもう出来上がり、提灯に灯りが灯っていました。

S051_2

鉾の上には、四条通りのような大きな通りでも、

会所の二階から上がれるようになってます。

S050

室町通りには菊水鉾がたち、お囃子が響き、お祭り気分満点でした。

S065

S061

山鉾巡行の前夜祭とも言える宵山は大勢の人でごった返しますが、

12日は引き初めなどの行事がある割には人も少なく、じっくりと見られ、

またお祭り気分も味わえる穴場的な日でした。

それにしても、再々の戦火で焼失しながらも、

32基もの山鉾が勢揃いする、京都。

京都の町のエネルギーが祇園祭にはギュッと詰まってる気がしました。


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