NO.553 魅惑のマッシュルームサラダ
シェフの友人近藤謙一さんが、
フランス滞在中の出来事を記した著書「フランス日記」に、
本場イタリアのアルバの白トリュフ市に出かけ、
白トリュフを堪能した話を読み、シェフはうらやましい限り。
早速、出入りの業者さんに、取り扱いはないか尋ねていました。
飛んできた業者さんが言うには、30g、2万円。
「ご予約でもあったんですか?」と。
2万円にも怯まず、「自分が食べて見たいから」と言うシェフに、
その方は、「そんなの食べたら、死にますよ。30gですよ。私も触るけど、
食べたことはありません」と端から売る気無し。
代わりに1本数千円の白トリュフ・オイルをふんだんにかけることを、
薦めてくれました。
二人のやり取りに笑いが止まらない私でしたが、
内心、それでも白トリュフをと言えば、どうしようと、ドキドキ。
結局、シェフは 業者さんの薦めに従い、白トリュフオイルを購入。
そんなわけで、
今、限定メニューで、「マッシュルームのサラダ、白トリュフの香り」を、
800円でお出ししています。
さて、その香りは...。本当に強烈です。
何か、かいではいけない香りと言うか、人を幻惑させる、
いけない香りがしました。調べてみると、
催淫効果があると書いてあるものもあり、さもありなん。
他の子も、「嗅いだことのない香り」と言ってました。
日本の松茸のなんと上品なことか。
しかし、実に魅惑的で、くせになる感じ。
そして味わいは、かみしめると、じわっとした、
甘味が口いっぱいに広がりいつまでも続きました。
いまだに人工栽培もできず、世界でもイタリアにしかなく、
こぶし大で10万円もするらしい、超レア物ですが、
日本に空輸する段階で90%香りが飛んでしまうそうです。
やはり、本場へ行ってこその味わいのようで、
業者さんの言うことを聞いて、白トリュフオイルにしておいて正解でした。
興味のある方はぜひどうぞ。写真はミニサイズ600円です。
おお、なんて、庶民的なお値段なんでしょう。
こちらは、新潟産のジヤンボマイタケ。
八百屋さんでいい香りを放ってたので、即、購入。
フリットかハーブバターソテーでお召し上がり下さい。800円-~です。
浅野屋、プチキノコ祭りです。
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