No.580 ファイナル
12月29日に浅野屋洋食店の営業は終了しました。
移転再開予定ですので、正確には、休業と言うべきですか。
28日は、例年、浅野屋で仕事の納会を開いて下さる
職場の方々のお集まりでした。
貸し切りにはなるけれど、長く続けて下さってる会なので、
ここで本当のファイナルにしようと、シェフと決めました。
会も盛り上がり、最後のお料理を出して無事に終わることができました。
ところがここからが大変。シェフは前日から仕込だカレーの仕上げと
パック詰め、私も前日から仕込んでおいたマリネの仕上げです。
一つづつ、ご注文通りの人数分にパックに小分けする作業が続き
帰宅は何と午前4時でした。
まあ、例年の事なので、覚悟はしていましたが、
お渡しの当日、(つまり、帰宅後の数時間後)に目が覚めず、あせりました。
しかしこちらも無事に終了して、
本当にこの店でお客さまをお迎えは終わりました。
片付けが終わりシェフより一足はやく帰ろうとして、ハット思い、
シェフに「17年間お疲れさまでした」と言葉をかけました。
シェフも「長いこと、ありがとう」と。
ここまで何とかやってこれたのも、二人三脚だったからこそ。
どちらがかけてもできなかったと思います。
それから、学生のスッタフのみんな、誰も音を上げず、
最後まで頑張ってくれました。
卒業、就活に入る人たちですが、お客さまからもよく誉められた、
自慢の子たちです。そしてそして、お昼のスッタフのお二方は、
17年のうちのほとんどをご一緒してくれて、
まるで家族のような存在でした。みんな、みんなありがとうございます。
お花も頂きました。
ふらふらで帰宅して、もう何もできないと思ってたけれど、
気がつけば、台所で黒豆の赤ワイン煮と
クワイの煮物を作っている私でした。
自分でもあきれるけど、これがなければ、お正月が始まらないから。
皆さん、良いお年を。
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