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2017年2月

2017年2月27日 (月)

No.592 心が悦ぶ食事

結婚式、京都での食事と外食が続く週の締めは

イタリアンのベルチエロさんでのランチ。

浅野屋スタッフのみんなも卒業して、中国へ帰る子あり、

就活に突入の子あり、留学を決めた子あり、国家試験を控える子もありで、

みんなそれぞれの旅立ちです。

集まれる人たちで女子会をしようと声をかけ、5人でランチに行きました。

ベルチエロの奥様Tさんは、先日の浅野屋打ち上げにも参加してくれて、

みんなも顔なじみ。

きちんとした店できちんとした食事を楽しむことも、

もうすぐ社会人となるみんなには必要なこととおもい、

ベルチエロの扉を開けました。

素敵な店内に、目にも美しいお料理。オードブルを選び、パスタを選び、

デザートを選び、ドリンクを選ぶ。

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一人づつ違うお料理の贅沢な選択も楽しいひとときでした。

一皿一皿に歓声が上がり、目が悦び、お腹が悦び、

心が悦ぶお料理に、楽しいおしゃべりが続きました。

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学生の皆さんには、きっと新しい経験だったことでしょう。

お別れを惜しみながら、

まだ寒い2月の街中へとそれぞれ別れて行きました。


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No.591 母の手料理

結婚式の少し後に、京都の実家へ帰りました。

休業中のこともあり、日頃の息抜きと、

年をとって身体の自由も利きづらくなった母に、

せめてもとの思いで帰っています。

夕食後のおしゃべりはビールを飲みながら、眠くなるまで、

日付がとおにかわってしまうのはいつものことです。

とにかく働き者の母は、私が小さい時も遊んでもらった記憶がないほど、

いつもいつも、身体を動かしています。

父の看病で、すっかり腰が曲がってしまった今も、

変わらず、台所に立ち続け、自分と誰かのための料理を作っています。

美味しいものが好きで、人が集まれば外食もよくしますが、

朝ごはんはいつも母の手料理を楽しみにしています。

遅い朝ごはんは、お昼兼用でたくさんのおかずです。

少しずつ残したりしたものを上手に活用して、

何皿ものおかずが出てきて、食べきれないと思うけれど、いつも完食。

母にはかなわないなと思うものばかり。

ほうれん草のお浸しはどうしてあんなに柔らかく、

出汁がふんわり絡んでいるのだろう?

切り干しの味付けもどうしてこんなに絶妙なんだろう?

多分、あの手に秘密があるのでは?

小さな手。よく働き、たくさんのお浸しを作り続けた手。

いつの間にか、私も母の背中を追いかけいますが、

追い付くことはないのでしょう。

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締めはこどもの頃からずっと食べ続けていた茶粥です。

ぽってりと炊き上がった茶粥が、すんなりと胃に収まり、

いつも元気になります。

弟が、世の中では、白いお粥がスタンダードと知って、

すごく驚いたと言ってました。

それも相当、大人になってからね、と笑ってました。

母の手料理にほっこり、一応、

持って行ったエプロンはとうとうカバンから出すことがありませんでした。


No.590 天空の非日常

先日の日曜日、天気予報では寒くなるとのことでしたが、

朝起きたら、さほどでもなく、気持ちのよい快晴。

シェフとシェフのお母さんと3人で姪の結婚式に参列しました。

店の営業があった頃には、

日曜日にそっろって出かけることは考えられないことでしたが、

幸い休業中。92歳のお母さんも一緒に参加することができました。

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会場は名古屋駅前の高層ビルの42階。

日曜日の繁華街の喧騒とはご縁のない私たちにとっては、

街の賑わいも特別に感じられます。

うちのこどもたちも含めて、いちばん年下の姪もすっかり大人になり、

母親の手作りのウェディング・ドレスで、晴れやかな姿です。

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聞けば、入籍や二人だけの海外挙式も済ませ、

親戚や友人の前での人前結婚式とのこと。

名古屋駅前の42階からは、遠く猿投山や伊吹山、御嶽山も見え、

快晴のお天気が若い二人を祝福してくれているようでした。

晴れの日の衣装に晴れの日のご馳走。

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天空の非日常を味あわせてもらいました。

下界に降りたら、挙式をした二人にも、私たちにも、

繰返しの日常が待っています。

そんな日常の中で、時たまの非日常をちりばめ、

人の世を飽きもせず、歩んでいくんですね。

私は92歳のお母さんが無事に最後まで、列席できたので、

やれやれでした。


2017年2月18日 (土)

No.589  決まりました

12月末に休業してから早や1ヶ月半。

次の店が決まり、先日、やっと本契約にこぎ着けたので、

場所をお知らせします。

新しい店の場所は千種区内山2ー2-4

東部医療センター(旧東市民病院)前の通り沿いです。

病院前をもう少し西へ、都通りに出る手前の南側の小さいビルの1階です。

最寄り駅は今池3番出口、ボトムライン横のみちをまっすぐ北へ600mです。

近くにコインパーキングが3ヵ所あります。

蕎麦の名店「千種豊月」の近くといえば分かりやすいでしょうか。

店はカウンター6~7名、テーブル8名で、

全部で14~15名くらいの大きさです。

自宅からも、さほど遠くなく、

何とか皆さんにもお越しいただけそうな場所ではないかと思います。

以前は和食店でした。厨房などの改装に入るのが3月半ば、

なるべく簡単にして、早めのオープンを目指しますが、

オープンは4月半ばくらいでしょうか。

なかなか遠い道のりですが、各業者さんとの打ち合わせや、

役所への届けなどで、結構、忙しい毎日です。

先ずはお知らせまで。前進、前進 !



2017年2月10日 (金)

No.588 京都衣笠のアンティーク・ショップ        

2月8日にシェフと一緒に京都へ行きました。

お目当ては、金閣寺近くの北大路通りにあるアンティークショップです。

ネットで下調べをしたら、ステンドグラスの取り扱いが多く、

また、値段も良心的でした。

そこのお店に、素敵なボタニカルアートの額装品があり、

実物を見たかったので。

新しい店のコンセプトを、私は和洋折衷の昭和レトロ、

シェフは京都の洋食屋さんと言うので、

イメージにふさわしい、飾るものを探していました。

予想以上に素敵な作品に驚き。

1850年代の手書き、彩色と言うことですが、

図柄を印刷して、それに手で色を付けたようです。

絵柄が違うものが3点あり、そのうちの1点を購入しました。

思っていたより、小さかったけれど、色合いも美しく残っており、

繊細な絵柄は見ていて飽きがこないものでした。

ほかに、同じような雰囲気のウエッジウッドの花の絵柄のお皿も

購入しました。

ここで二人の脱線が始まり、シェフはなにやら、

フックや取っ手を熱心に探しだし、

私は私で、缶かんを物色。素敵な家具などいっぱいあるけど、

二人の手が届くのは、取っ手や缶ってところでしょう。

親切な店員さんのアドバイスもあり、楽しい時間を過ごさせてもらいました。

準備は始めていますが、予定地はつい先日まで、

まだ営業されていたので、来週に本契約にこぎ着けます。

契約が無事に終われば、場所等、お知らせしますね。

今しばらくお待ち下さい。

素敵なアンティークショップの店内

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購入したボタニカルアート作品

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シェフが熱中したフック これから磨きが必要

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私が探しだした缶 黒ずんでいたけれど、磨いたらこんなにきれいに

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缶にしては珍しいふた 中の文字から、

1920年にダイアモンド・ジュビリーを迎えた会社が

お祝いのクッキーを入れた缶だとわかり、感激。

創立60周年ということでしょうか?

こんな出合いがあり、骨董巡りは楽しいんです。



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2017年2月 4日 (土)

No.587「捨てる?」、「捨てない?」その2

重曹とお酢スプレーを片手にお風呂掃除をして、

ぴかぴか真っ白になったのは良かったけれど、また、腰が痛くなりだし、

磨き掃除は中断。シェフが取り組んでいる、

「要らないものを捨て、家の中をスッキリさせよう」計画に

私も取り組んでいます。

まず、たまりにたまった本を捨てだしたシェフ。

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明日の廃品回収に向けて、ピッチが上がってます。

「これも捨てるの?まだ新しいよ」と尋ねたら、

さすがに、途中で古本屋に連絡してました。

面白い本が出てきたので、ご紹介をしますね。

帝国ホテルの元料理長、故村上信夫氏と

志摩観光ホテルの元料理長、高橋忠之氏の対談本、「料理長」。

その昔、シェフがカルチャーセンターの講師とし出向いた先に、

村上信夫氏がいらっしゃり、購入させて頂いたという、著者サイン本です。

流暢な字で、

「料理の極意それは 愛情と工夫と真心です」と書かれてます。

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カルチャーセンターの講師を紹介してくださったのは、K出版社のT氏です。

T氏を始め、本当に大勢の方にお世話になってきました。

さて、この本捨てる?、捨てない?

さすがに、捨てないようです。 

数年前に行った本のリストラの時にも「いい本だから」といって、

残った、木沢武男氏 「いま ヘスティアのかまどは……上巻・下巻」。

時々取りだし眺めています。料理人としてどうあるべきか、

を平易な言葉で、ありったけの情熱を注がれ書かれた、

この本は、ネットで調べると、高いものでは8000円にもなっていました。

もちろんうちの本のようにカバーもないようなものではないけれども。

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   料理人の仕事と言うのは、結局のところ、

「ものを食べやすくして、人によろこびをあたえ、健康管理をして、

病人を作らない」これが基礎的な、ものの考え方で、

これ以上のなにものもないです。」

で始まるこの本。こんな一節に、胸が熱くなります。

   時代はつねに新しい波に洗われる。 

波が多くの変化をよびおこすか、寄せては返すだけなのか、

それはわからない。そこに立って、なにを捨て、なにを拾おうと、

それは自由だ。変化をおそれる必要はない。

……ただ、僕がこれからの時代に、最終的にのぞむのは、

……あたらしタイプの料理人が生まれ出ること……

そして、その人たちが過去をふりかえったとき、

その人たちもまた、

『われらが時代』の輝きをながめやることができるように……

本の値段よりも、このような本が読み継がれていることがうれしいです。

もちろん、捨てられません。

最後にゴミ箱に入れられた懐かしいシェフのフランス語の辞書。

それに、昔のミシュラン・ルージュ”フランス”。

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結婚した頃、最初の店の近くに本屋があり、シェフは休みの日には、

何冊もの本を読んでました。

「本ばかり読んでないで」と言うと、

「パチンコにお金を使うより、いいでしょ」と言われて、

反論できなかったことも懐かしいです。

そんなシェフは、読むものがなくなると、よく辞書を眺めてましったっけ。

料理の事典とかも・・・


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