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2017年2月27日 (月)

No.591 母の手料理

結婚式の少し後に、京都の実家へ帰りました。

休業中のこともあり、日頃の息抜きと、

年をとって身体の自由も利きづらくなった母に、

せめてもとの思いで帰っています。

夕食後のおしゃべりはビールを飲みながら、眠くなるまで、

日付がとおにかわってしまうのはいつものことです。

とにかく働き者の母は、私が小さい時も遊んでもらった記憶がないほど、

いつもいつも、身体を動かしています。

父の看病で、すっかり腰が曲がってしまった今も、

変わらず、台所に立ち続け、自分と誰かのための料理を作っています。

美味しいものが好きで、人が集まれば外食もよくしますが、

朝ごはんはいつも母の手料理を楽しみにしています。

遅い朝ごはんは、お昼兼用でたくさんのおかずです。

少しずつ残したりしたものを上手に活用して、

何皿ものおかずが出てきて、食べきれないと思うけれど、いつも完食。

母にはかなわないなと思うものばかり。

ほうれん草のお浸しはどうしてあんなに柔らかく、

出汁がふんわり絡んでいるのだろう?

切り干しの味付けもどうしてこんなに絶妙なんだろう?

多分、あの手に秘密があるのでは?

小さな手。よく働き、たくさんのお浸しを作り続けた手。

いつの間にか、私も母の背中を追いかけいますが、

追い付くことはないのでしょう。

S072

締めはこどもの頃からずっと食べ続けていた茶粥です。

ぽってりと炊き上がった茶粥が、すんなりと胃に収まり、

いつも元気になります。

弟が、世の中では、白いお粥がスタンダードと知って、

すごく驚いたと言ってました。

それも相当、大人になってからね、と笑ってました。

母の手料理にほっこり、一応、

持って行ったエプロンはとうとうカバンから出すことがありませんでした。


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