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2017年9月

2017年9月14日 (木)

No.638 いちじくのジャム

朝晩は涼しくなり、すんなり秋風が吹き、いちじくの季節到来です。

という訳でいちじくジャムできました。

人気のジャムですが、私のお気に入りはりんごとのコラボジャムです。

いちじくは優しい味と粒々の食感がいいけれど、酸味のない果物。

この季節に新ものが出るりんごはいちじくにない酸味を補い、

また、ペクチンも豊富でジャムをまとめてくれます。

季節感も一緒に味わえる、「いちじくとりんごのジャム」できました。

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いちじくとりんごのジャム 280g 650円


                    160g 400円

 「生ハムとフルーツのサラダ」にもいちじく登場です。

桃と共に人気の取り合わせのいちじくと生ハム。こちらは一皿1100円

生ハムとフルーツのサラダには洋梨も出ました。

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今は早稲品種のオーロラですが、こちらもトロンとして、

生ハムの塩気とよくあってます。季節はもうすっかり秋ですね。

そういえば夕暮れがとても早くなってます。

 

2017年9月 7日 (木)

No.637 荒川源流の旅…イワタケに魅せられたおかみさんの話

佐美冷蔵を後にして、秩父市街地に戻り、

服飾史に興味のある娘の希望で、

大正、昭和初期に一世を風靡した絹織物、

秩父銘仙の織物工場の資料館を見学しました。

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仕事の工程の順に織機などがならぶ施設は素朴ながら、

貴重な資料がいっぱいでした。

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その後、昭和の面影を色濃く残す街並みを散策して、

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街から見える武甲山

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行きそびれた両神山の滝などに心残りを感じながら、帰路につきました。

最後に、イワタケ採りの名人、

茅葺き屋根のお宿のおかみさんの、お話を紹介しますね。

イワタケは菌類と藻類をあわせ持つ地衣類という仲間だそうです。

キクラゲのような姿をしていますが、

成長は非常に遅く一年に1mmと言われています。

しかも生えているのは、

標高1000mから2000m以上の乱気流の発生しやすい岩場ということで、

まさに命がけで採取に行くとのことです。

でも、おかみさん、なんだか楽しそう。

「岩登りは命がけ。無心で登るので、スカッとするんだ。

なんていうのかストレス解消と言うのか、空気が違うしな。

だから、やめらんねえな。」おばあちゃん、とってもかわいいのです。

イワタケを探して登って行くと、かもしかの糞が見つかる。

その上にはカモシカの寝床があるので、

カモシカが脚をかけた岩に自分も手足をかけて登って行くと滑らない。

イワタケは動物の生息エリアに生えているそうです。

またな、花の群生をめがけてたくさんの蝶が飛ぶことがあるんだ。

ものすごくたくさんの蝶に囲まれて、とてもこの世の光景とは思えない。

「だからやめらんねえんだ」

(後で調べると、それはとても珍しい渡り蝶、アサギマダラの群れでした)

秋には下から大きな竜が登って来るんだ。

なんだろうな、と思っていると、それはトンボの大群。

トンボの大群がある時期、ある場所に交尾のために集まって来る。

そういうのに出会うこともあるんだ。

セミもな、木にセミがいる、ではなくて、セミの木なんだあ。

セミが木になってるんだ。あんまりうるさくて、

自分たちの声も聞こえない。うるせえーというくらい鳴いてるんだ。

人には教えられないけど山一面がトリカブトの山がある。

紫と白とマダラと、一面が染まっている。

イワタケは2500m級の岩場で採れる。夏はちじこまって、

梅雨時、秋雨のころがよく採れるが、自分と息子としか行ける人がいない。

一度、秩父警察のお巡りさんがついてきたが、

「足が地面に着いてないと嫌だ」といってお弁当をもって待っていた。

山が好きだからここで暮らしている。

好きだから登れる。いろんなことがあったけど、

好きなことをやったほうがいいよ。

おかみさんの子供のころ、結婚して、離婚するまでのこと、

色々とお話下さいました。

決して平坦ではなっかった人生経験を聞きながら、

「好きだからやってる。好きなことをしたほうがいいよ」の言葉は

しみじみ心に染みて、忘れられない夜になりました。

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犬小屋も茅葺きでした。



2017年9月 6日 (水)

No.636 荒川源流の旅…天然氷蔵元

「誤解を恐れずにいえば、それは天然氷の雑味のうまさである。

長い歳月をかけて地底に眠り、

さまざまな鉱物に濾過されて地上に生まれ出た、

天然氷ならではの雑味がもたらす味わいである。」

高桑信一 「山の仕事、山の暮らし」

10年くらい前にこの本のこの一文を読んでから、

一度訪れて見たかった場所、秩父の長瀞にある阿佐美冷蔵。

ここのかき氷を食べるために、開店時間を目指して茅葺きのお宿を出発。

秩父の豊かな伏流水を引いた氷池は全く陽が差さない山中にあり、

凍てつく空気の中で、日がな一日落ち葉を掃き続け、

育てた氷を切る時期を見極めて切り出して、出来上がった天然氷。

効率を考えれば、なぜこんなことを、と思うことをしている人がいる。

面白いな、人って本当に面白い。

密かにずっと訪れてみたいと思ってました。

ところがここ何年かテレビを初め、

いろんなメディアにやけに取り上げられて、

夏ともなれば行列3時間にもなるとのこと。

極めつけは、旅行直前に放映された「ブラタモリ」! 

心配になり、朝一で氷を食べることにしました。

10時開店の10時につきましたが、すでに行列。

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でも20分ほどで中に入れました。

戦場となる厨房の脇に氷を作っている阿佐美哲夫さんが

いらっしゃいました。

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冷え性の私は、夏でも暖かいお茶が好きで、

かき氷もたまに食べるくらい。

目の前に出てきたのは、高さ20cmもあるかき氷です。

それが、染み渡るようにお腹に入っていき、完食。

和三盆のすっきりとした蜜、小豆あん、抹茶あん、しろあんと

それぞれついてきて、好きなように自分でかけて食べるので、

最後まで色々な味を楽しめます。

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それに氷が丈夫で、蜜をかけてもぐちゃっとならないのです。

それでいて、すんなり喉を通る。

娘は野葡萄と桃の果汁を注文。こちらには練乳がついていて、

すっきりした果汁の甘味が印象的でした。

店内は私達は蔵に案内されましたが、

お庭、母屋などにも食べる場所があり、

どれもおしゃれで、素敵な空間でした。「インスタ映えするからなあ」と娘。

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「東京からおしゃれな女の子が来るんやね」

お土産コーナーは「ブラタモリ」に出演するも、

緊張でしゃべれなかったおばあちゃんが

ニコニコ切り盛りしてらっしゃいました。

冬の大変な氷作りの作業と夏場の戦場のような店先。

ご家族の素朴な笑顔が人々を引き付けているように思いました。

店は氷池のある山中ではなく、風光明媚な観光地、長瀞にあります。

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写真は長瀞の岩畳、ライン下りの発着の様子です。



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2017年9月 5日 (火)

No.635  荒川源流の旅…茅葺きの宿

さて、勝沼ぶどう郷を後に向かった先、行ったことのない県とは、

埼玉県です。

今回は埼玉県の西の端、山梨と県境を接する秩父地方を訪れました。

家族の誰も埼玉県に行ったことがなく、

秩父多摩甲斐国立公園に含まれる一帯は深い山と

荒川源流を抱く自然豊かな場所のようです。

ただ、高速を降りてからの山道が長く、天候によっては、

不安でもありました。

ずっと深い谷を横に見ながらのドライブ。

いくつものトンネルを越えた先に国道で二番目に長い

雁坂トンネル(有料)を越えました。

(ちなみに一番は東京アクアトンネルとのこと)

埼玉と山梨を結ぶ国道140号のトンネルが開通したのは、

平成10年のことです。

日本三大峠と言われる雁坂峠は

徒歩でしか越えることができなかった難所です。

雁坂トンネルを抜けた後もトンネルの連続。
そしてダムを望む場所には大きなループ橋がかかっています。

雷電廿六木橋(らいでんとどろきばし)は

美しいカーブを描いて深い谷から上へのぼります。

数々の景観賞に耀くこちらの美しい橋も平成10年の開通とのこと。

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山深い道の先に三峰神社の登り口などが出てきて人里近くなったころ、

その日のお宿茅葺き屋根の民宿に到着しました。

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立派な茅葺き屋根と開放的な広い縁側のある心落ち着く民家で、

その日は私達だけだったので、気兼ねなくくつろがせていただきました。


お酒持ち込みOKと言うことで、

ブルゴーニュワインと携帯用のワイングラスも持参。

山女魚の柔らか煮やおかみさんの手打ち蕎麦など、

なかなか味わう機会も少ない山の幸、

里の幸とおいしいお酒をゆったりと楽しませてもらいました。

岩魚の骨酒は熱々、

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そのうちにじわーっと岩魚の風味が広がりとてもおつなものでした。

飲み干して中を見てびっくり。骨ではなくて。

焼いた岩魚がごろんと入っていました。

この夜のご馳走の中でも、特に驚きは、

おかみさん自らが採ってきたというイワタケの酢の物です。

深山の崖に生えるというイワタケは珍味中の珍味。

初めていただきました。色は真っ黒で、片面はいぼいぼしてます。

味があると言うよりは、食感がコリコリしてます。

甘酢につけてあり、ゆずのマーマレードとの盛り合わせが新鮮でした。

この後おかみさんからイワタケ採りや山の話など

面白いお話をたくさん伺いました。

あまりに面白かったので、また改めてご紹介しますね。

翌朝は早起きして、近くの美しい安谷川で

きれいな山の冷気をいっぱい吸い込んでから朝食をいただきました。

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2017年9月 2日 (土)

No.634 勝沼ぶどう郷

骨折をしたお義母さんをショートステイに預けて、なんとか旅行に出発。

行ったことのない県へ向けて中央道を走る。

途中、勝沼インターで降りて、少しワイナリーを見学することにしました。

その前のお楽しみは、ほうとううどんを食べること。

数あるほうとううどん屋さんの中から、

葡萄棚の下で食べることができるお店を選びました。

時もブドウのシーズン真っ盛り。

園内は見たこともない珍しいブドウがたわわになっています。

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人数分の鉄鍋に入ってきたほうとうは、さっぱりとした出汁で、

麺もきしめんに近い太さ。

たっぷりの野菜の中でも外せないカボチャはホックリとして、

特においしかったです。

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葡萄棚の下に吹き抜ける風を感じながら食べたうどんは、

シルクロードの葡萄棚の下での食事を思い出させてくれました。

さて、ワインの品揃えが良い地元の酒屋さんで、色々な情報収集。

酒屋さんお勧めの、2016年に新しくできたワイナリー、

マグヴィスを見学に行きました。

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おしゃれな外観通り、中もスタイリッシュで、ピカピカのステンレスタンクは、

クリーン・ルームに置かれ、

コンピューター制御で温度管理などをするという最新設備を、

備えていました。

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今は今年の収穫と新しい仕込みに向けて、

タンクの清掃や機械のメンテナンスをしているとのこと。

勝沼周辺のそれぞれの畑の特色を生かしたワインづくりを

目指しているとのこと。

ラベルにも、工夫がされていました。

先の酒屋さんで、

このワイナリーの初出荷のマスカットベリーAを購入しました。

2016年なので、飲みごろになるまで、後何年か、

楽しみに待っていましょう。

それにしても、なんか変と思っていたら、本日定休日だったらしく、

にも拘らず親切に案内してくださり、

恐縮しながらワイナリーを後にしました。

建物の前には、一般の葡萄棚とは違う、

すごく風通し、日当たりの良い葡萄棚が広がっていました。

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勝沼の市街地、

家々の軒先のあちこちに葡萄棚が広がる光景にシェフもびっくり。

まさに葡萄の街でした。

さて、行ったことのない県は山梨ではなく、

勝沼を後に長い山道に入りました。


2017年9月 1日 (金)

No633 9月のカレンダー

9月のカレンダーです。


今月は平常営業です。

よろしくお願いします。

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