No.649 からすみ作りと深夜の…
テレビで三重県尾鷲のからすみ作りのニュースを見た翌日、
いつもの八百屋さんへ行くと、魚のコーナーで、
からすみの元のボラの卵発見。
今年はお早いお出ましです。
いつもは業者さんが作った後の年の暮れなどに出てくることが多いのに。
早速、なん腹か買い求め、からすみ作りを開始しました。
初日は、血抜きなどの掃除をして、塩をたっぷりまぶします。
寝かすこと1~2日。焼酎などで塩を洗い流し、乾燥させます。
乾燥には天日干し、冷蔵庫乾燥、
低温のオーブンでゆっくりなどの方法があるけれど、
家では今は天気の心配がない、
そして、カラスと猫の襲来の心配がない冷蔵庫を使っています。
さて、完成までには、最低2週間位はかかると思いますが、乞うご期待。
休日はいつも買い物と洗濯に明け暮れ、
夕食の後、店で翌日の仕込み。
先日はからすみの仕込みなどして帰宅した後、
深夜に真っ赤なビーツと更に格闘。
やらなくてもいいことについつい手が出る。
娘が東京で、ビーツとリコッタチーズのパテというのが売ってたよ、
というので「じゃ、作るか」
そう思っていると八百屋さんには愛知産のビーツがゴロゴロ転がっていて、
「さ、作りましょうね」と。
家用だから裏ごしなんかしなくてもいいよね、
と湯がいたビーツをジップロップに入れて、もみもみ。
なかなかスムーズにはならないけれど、
リコッタや塩やブランデーを投入すると、
それなりにきれいで素朴なムースとなりました。
湯がいたビーツは土の匂いとほうれん草の軸の匂いがして、
かむと甘さがじわっと広がり美味しいです。
お風呂から出てきたシェフが、ビーツを叩いている私を見て、
「眠くてたまらないと言っていたのに、なんでまた」、と笑いだしました。
私もそう思います。しかもその日のニュースもニュース。
深夜に真っ赤なまな板など、穏やかではない一日だねと、
私も笑いました。
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