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極寒の日本列島。名古屋も雪がちらついたり、積もったりで、
厳しい寒さが続いています。
やはり、お客様の足には響き、このところは、浅野屋も極寒状態。
こんな日が続き、めげてはいるけれどお休みの予定あり、お知らせです。
2月6日(火)~14日(水)まで、連休させていただきます。
年末年始でも、とったことのない9連休 !!
昨年結婚した次女の結婚式のためお休みさせていただきます。
京都での挙式は土曜日で前後の定休日も含め、長期のお休みとなります。
お客様にはご迷惑おかけしますが、よろしくお願いします。
本白根山へ登った時は中学生だった娘もそんな年頃となり、
年月の過ぎ行く早さに今さらながら、驚いています。
姉から妹へ 手作りのプレゼント
気が遠くなるような根気のいるつまみ細工のかんざし
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しばらくブログをお休みしていました。
実は14日の日曜の夜からひいていた風邪が悪化して熱が出だし、
熱は8度7分にもなりました。幸いインフルエンザではなく、
風邪と膀胱炎を併発していました。結局、月曜から木曜日までお休みをもらい、
寝る羽目に。イヤ、しんどかったです。
こんな時、バイトの皆さんには助けてもらってます。店は何とか営業できました。
金曜日から仕事復帰。長い一週間が終わり、月曜日の夜、寝てから目覚めたら、
翌日の正午近かったです。東京の雪のニュースを見ようかな、と何とか起きて
12時のニュースを見てビックリ。草津白根山が噴火したとのこと。
本白根山には、家族で登ったことがあり、美しい池と高山植物の女王、
コマクサが見事でした。
駐車場からみんなが向かうエメラルドグリーンの湯釜はいかにも活火山の風貌で、
ひたすら火山岩が露出した殺伐とした景色の中を進んんだ足元に
ぽっかり水色が出現する男性的な景色。
それに対して、駐車場と車道をまたいで反対側の本白根山は、
観光客もおらず、一歩足を踏み入れると空気がさっと冷たくなり、
しばらく歩いて行くと、
草木におおわれた美しい鏡池が出迎えてくれます。
ま反対のとても女性的な景色に思えました。
山そのものも、噴火口跡もあり、
火山岩の露出した景色とダケカンバの林や木道など、そして美しい池と、
飽きが来ない山行きでした。
専門家の方々も口々に想定外とおっしゃっていましたが、
湯釜の方が噴火したならわかるけど、あの美しい山が、
と私も驚き禁じえませんでした。
改めて写真を見て見ると本白根山もやっぱり火山なんですね。
つい先日登ったような気になってましたが、写真を見ると、2000年。
18年前‼ 前の浅野屋をオープンして、二年目の夏のことで、
二人のこどもたちはまだ、中学生だったことに再び驚きでした。
それにしても、想定外は起こりますね。
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別に冬の美味しいものでなくてもよいけれど、ついでに便乗です。
夏と冬の一時にお出ししているビーフカレーが始まります。仕込み完了。
牛ほほ肉がとろけるようで、深いルーの味わいに爽やかなスパイスが香り、
後引く美味しさです。ぜひ一度お味わい下さい。いつまで出るかはシェフの気まぐれ。
私にもわかりません。
特製ビーフカレー 1300円(税込)
大盛は1600円です。
寒い寒い日本列島。カレーできっと暖まりますよ!
カキフライ定食も好評。冬の味。カキも身が締まり美味しくなってきています。
カキフライ定食 1500円(税込)
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弟のお嫁さんの里の北海道から送られてくる、
鱈の干物「ポン鱈」をお正月に頂いてきました。
3枚におろした、すけそう鱈を干して、カチカチになってます。
むしって、おつまみとして頂くようですが、何箱もあり、
食べきれずに困っているとのこと。
乾燥鱈といえばおせち料理に入っている、棒だら。
以前、祇園の乾物屋で棒だらを水につけて戻した状態で売っていて、
「今から戻してたら、間に合いまへんやろ」と言うお店の方の言葉になるほど、
と納得。
12月31日の夜でした。そこから大急ぎで煮ても「間に合いまへんやろ」と思うのだけど。
それにしても、壱の重に入る棒だらも、味付けが甘くて、今風ではなく、
肩身が狭い存在。高価なものなんですけどね。
以前、韓国料理屋で干し鱈のスープを頂き、とてもおいしかったことを思い出しました。
早速、ポン鱈をハサミで切り、昆布と一緒に水につけること、一晩。
翌朝、まだ火をいれる前から、良い出汁が出ています。
ゆっくり弱火で、煮ると、想像以上に美味しい出汁が出ました。
ここに大根や人参などの根菜類を入れてことこと煮、豆腐やくずきりも入れ、
仕上げにネギをいっぱい入れました。
身体が温まるいいスープができました。鱈の身の方は、柔らかくはなったけれど、
味は全部スープにいったようでした。
棒だらが高くてなかなか作れなかった、乾燥棒だらのスープをおいしく頂きました。
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松の内が明ける1月7日の朝に食べる七草粥は、
お正月のおせちなどのごちそうで疲れた胃を、休めてくれる優しい味です。
昨今はスーパーに七草粥セットが売っていて、気軽に作れるようになりましたが、
まだ寒い野原で、雪の下から、青い新芽を探した昔の人はすごいなと思いながら、
いつも作っています。
パックに入った七草を並べてみました。
右から、
すずしろ、すずな、せり、なずな、ごぎょう。上はほとけのざ、下がはこべらです。
すずしろが少し煮えにくいので、先に投入。
その他のものは入れるとほぼ同時に火を止めると、色も美しく、
草の青臭い味が残り良いものです。
今年は、母の里、和歌山の金山時味噌と一緒に頂きました。
子供の頃からの食べなれた味が、優しいお粥に寄り添うようでした。
年末に金山寺味噌を差し上げた方も、
やはり七草粥と一緒にたべておいしかったとのこと。うれしいです。
7日の営業の後に、閉店間際のスーパーに飛び込むと、
「七草粥セット」が100円になって入り口で売られていました。
ちょっと悲しいけど、お粥好きの私にはうれしい特価。
2パック買って、その後もお餅入り七草粥を作り頂きました。
余談。さらに9日に別のスーパーに行くと「まだまだいける七草粥」と題して、
198円で売られてました。なかなか強気。
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松の内も明けてからのお正月の話題ですが。
例年、京都の私の実家で過ごすお正月。
みんながそろっていただくお一日のおせち料理に欠かせないお雑煮は
母が作る白味噌のお雑煮です。
正月大根(ミニサイズの大根)、小芋、金時人参、椎茸、かしわ、豆腐と
具だくさんのごった煮の中に、大きな丸餅を入れて、
グツグツ煮るので、ドロッとなります。
お正月の改まった気分の中に、いつもこのお雑煮の優しい味の記憶があります。
色々な味を丸く収めているのは、白味噌?それとも丸餅?
近年は身体が不自由になってきた母の隣で、私もお雑煮の手伝いをします。
午後からは、「修正会」(しゅしょうえ)で、
ご仏前でのお勤めとお話しにたくさんの方々のお参りがあり、夕食は外食。
今年は初めて行く京料理の店と言うことで、楽しみに出かけました。
お正月を意識しての献立。付きだしは茶碗蒸し。寒いから、こんなのもいいね
といただいて、さて、次に出てきたのが、白味噌のお雑煮。
黒塗りのお椀の蓋を開けると白味噌の上に真っ赤な人参と緑の葉っぱが一枚。
思わず「うわー、きれい」とみんなが口をそろえました。でも待って。
その下にはけっこうな大きさの丸餅が見えてます。
え ?ビールを飲みかけたんだけど。温かいお料理の次に温かい汁物、そして餅。
ビールはいつ飲むの?ってなりました。
その後の八寸にはおせち料理が盛り込んであり、
手の込んだお料理に大満足でした。
お味も良かっただけに、私の中ではあのお雑煮だけが、どうしたもんかな?
との気持ちが残り、残念でした。
お雑煮だから、最後のごはんといっしょの汁物として出すのもおかしいし、
でも初めにきたらきたで、お餅ではお酒は飲めないし。
コース料理の難しいところですね。いっそ、
お餅をあきらめてくれれば良かったのかも。
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1月5日のディナーより、本年の営業が始まりました。
これに合わせて、昨年末に出来あがってきた、
真新しい浅野屋ののれんを出しました。
18年前にのれんをだしてから、これで3代目かしら。
私の父が揮毫してくれた文字が、紺地にスカッとしたためられています。
のれんを見つけて入ってきて下さる以前の店のお客様もいて、
皆さんの印象に残るものとなり、私はうれしいです。
年明けからすごく寒くて震えています。
5日はバッチリ防寒して仕事をしました。
お正月なので、ちょっとごちそうメニュー。
「くるみとチーズのサラダ」 1400円 秋冬の季節のチーズ、
森の香りのモンドールなど、美味しいチーズが入っています。
「ローストビーフのサラダ」 1500円 柔らかなお肉をたっぷり使っています
グラスワインも特別セレクト。
日本酒は緑区山盛酒造の「むーんれいかー」アルコール度数18度の純米原酒です。
007のムーンレイカーにちなみ、7号酵母、磨きは7割りと7にこだわったお酒。
米の味が楽しめ、なかなかフルーティーです。
浅野屋でお待ちしています。
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