No.680 アールヌーボー家具と犬
会期も迫って来ている、「木彫りどうぶつ美術館 はしもとみおの世界」展を
見て来ました。
会場は新栄のヤマザキマザック美術館とお近くなのに、
チャンスがなくて、会期末ギリギリに飛び込み。
犬や猫など、身近にいる動物や、羊やラクダなどの家畜の姿を、
今にも動き出しそうなリアルさで表しながら、
そこに息ずく温もりを感じさせられる作品に魅せられていました。
はしもとさんの思いもあり、ほとんどの彫刻は触ってよし、
写真よしの素敵な展覧会。
犬や猫を撫で撫でして、その質感、量感、温もりまでを楽しませてもらいました。
今回はヤマザキマザック美術館での展示ということで、
なんと所蔵のエミール ガレなどの家具との競演。
ベッドに猫、棚の隅にも猫など面白い展示でした。
加えて彼女の数多くのデッサンや、
まるで立体作品のようにも見える水彩画の展示もたくさんあり、充実していました。
つかの間、日常を離れ、素敵な時間を過ごさせてもらいました。
「絵を描くということは、うまく描くために描くのではなくて、よく世界を見るために、
よく感じ、よく学ぶために、そしてそのことを、だれかに伝えるために、描くのだよ。
見る人のことを思って、描くのもいいよ。世界と君をつなぐ、窓なんだよ」
こどもたち画伯につたえたい、10のことより
大切なことを平易な言葉で語ることのできる人はすごいなと、いつも思います。
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