No. 743 フレッシュなカンボジアの胡椒
このところ、各種メディアで取り上げられているカンボジアの胡椒。
お店でも見かけて手に取ったことはあるけれど、お高いものです。
今日はお客様が「今日、カンボジアのお土産で、もらったの。
この胡椒に合うお料理は何かしら?」と袋入りの真っ黒な胡椒を持参されました。
お肉料理に一粒づつのせて、口の中でぷちっと潰しながら、
食べるととてもおいしいのだとか。
お客様は「鴨とキノコのサラダ」をご注文されて「うん、うん」と
お召し上がりになっていました。
私たちもお相伴におあずかりしました。
なまの塩漬けですので、柔らかくぷちっっと弾けます。
おお、程よい塩味の後、中々辛い。でも、後の余韻はとても長いです。
苦味も感じられ、中々複雑な味わいでした。
大昔から珍重されていたスパイス。カンボジアでも栽培は盛んでしたが、
長く続いた内戦の間に農園は荒れ、生産者もいなくなってしまったのでした。
たった3本残った胡椒の木を大切に育て、世界中にその名を響かせたのは、
倉田さんという日本人です。最近は各種メディアでも紹介されて、
ご存知の方も多いと思います。
並大抵のことではなかったと推察されますが、彼のお陰で、
カンボジアの人々は立ち上がり、私たちも素晴らしい味覚の世界を教えられました。
12月に訪れたチーズ屋さんでも、
倉田氏のデモンストレーションの案内を目にしたところでした。
今日はすごく寒い1日でしたが、最後においしい胡椒でホットにさせてもらいました。
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