No.799 積み木と30年の歳月
今月も月曜の臨時休業が多く、申し訳ありません。
7日の月曜日は、子ども達が0歳から3歳まで通っていた保育園の
ママ&パパ友の会を浅野屋で開きました。
きっかけは友人Aさんが、定年退職後にご実家の畑で精を出して作っている野菜を
届けてくれたことです。
夏ぐらいから、毎週のように季節の野菜を届けてくれています。
取れたて野菜は抜群に美味しくて、他の友人にも食べてもらいたいなあ、
久しぶりにみんなでおしゃべりしたいなあということで、呼び掛け、集まりが実現しました。
子どもがまだまだ小さい時、それぞれ、先生や看護師などフルで働きながらの子育て。
二人目、三人目と目が回りそうな中で、保育園なしでは回っていかない毎日。
ママ友たちも助け合い、それでも振り替えれば、あっという間の出来事だった気がします。集まったみんなは、私たちも含めてまだ全員働いています。元気いっぱい、おしゃべりもいっぱい。楽しいひとときでした。
野菜を作っているAさんのパパは元祖イクメン。
30年前には珍しかったパパの送り迎えの上に、
家事も全面的に引き受けている(もちろんご自分の仕事もあり)との話で、
ママたちの間では「うちにもAパパほしい」とうらやましい声が上がってたこと。
それほど男性の育児参加は少なかった時代です。
参加者の一人が持ってきた写真を見ては「いやあー若かったねえ」。
「自分では全然変わってないつもりだけど、30年の歳月は酷だねえ」と。
写真に写っている2~3歳の子どもが、今は30何歳になっているのだから、
当たり前なんだけれど。うちの下の子ども以外はまだ誰も結婚していないというのも、今どきなのか。
持ってきてもらった野菜はサラダにしたり、オーブンで丸焼きにしたりして、美味しくいただきました。
特に力を入れているという里芋のオーブン焼はほくほくで、あっという間になくなりました。
帰宅してから、近々やってくる1歳半になる孫のために娘達が使っていた積み木を出しました。
木のおもちゃが珍しく、高かったことを思い出します。
栄のカワイ楽器店へわざわざ買いに行ったことは遠い昔にも思え、いい具合に色落ちした、
でも少しも変わらない積み木を一つづつ拭きました。
子どもたちにも私たちにも30年の歳月が経ち、それぞれの道を歩んでいます。
少し無くなっているけれども、変わらぬ積み木は、
箱の中で静かに出番を待ってくれていたようです。
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