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2020年2月21日 (金)

No.823 インド 仏陀のみ跡を慕う旅2

さて、現代のインドは今年中には中国を抜いて、人口が世界一位になる大国で、とにかく人々々。

デリーや途中泊まったラクノウなどは、高層ビルが建ち並び、

地下鉄や高速道路もあり、朝夕はたくさんの車で大渋滞です。ちなみにインドでもっともポピュラーな車は「スズキ」。

2位が「ヒュンダイ」だそうで、あちこちで見かけました。

トヨタやアウディなども都心部ではよく見かけたけれども、とても高級だそうです。

大都市に比べ、バスで回った仏跡地はどこもすごい田舎。

菜の花によく似たからし菜の黄色い畑が続き、

小さなヒンズーの祠にお参りする女性あり、素っ裸で修行の道中のジャイナ教徒の僧あり。

バスが着くとものごいに集まって来る、赤ん坊を連れた子ども、手に絵はがきや仏像を持ってくる物売り。

屋根の無い日干しレンガの家々が続き、朝夕には焚き火で煮炊きしている姿をあちこちで見ました。

ちなみに乾季の1、2月の気温は朝夕が4、5度で日中でも20度を越える日はなく、

暑い印象のインドですが、むしろ寒かったです。持って行った薄手のダウンジャケットやセーターを手放せない毎日でした。

道は舗装された道路に慣れている日本の私たちには悪路続きでしたが、

ラクノウからタージマハールのあるアグラへの道、アグラからデリーへ向かう道などは片側4車線の立派な高速道路。

しかも空き空き。これらは通行料金がとても高い私設の高速道路というのにもびっくりです。

考えられないぐらいの貧富の差にも驚かされたインドでした。

1日8時間は乗っていたバスでの眺めは飽きることなく、中でも心動かされたのは、

農村のあちこちで見かけたツルの群れ。アネハズルや黒ズルでしょうか。

彼らは遠くモンゴルの草原からヒマラヤ8000mの山々を一年に一度だけ吹く、

上昇気流に何度もトライしながら乗って、命がけでやってくるとのこと。

以前行ったシルクロードの仏教伝来の道々。私の中で2つの旅が一つになった感動の場面です。

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どこか見慣れた風景のからし菜の畑

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放牧されている羊の群れ

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かわいいデコバスはスクールバス

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派手なデコトラック

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カオスな交差点

 

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