No.829 インド写真館 美術編
インドでであった素晴らしい美術の数々。とはいえ、今回は美術館、
博物館はサルナート州立考古博物館のみでした。でもお伝えしきれないほどの中からどうぞ。
サルナート考古博物館蔵 アショカ王柱頭部
紀元前3世紀 背会わせの4頭のライオン インド国家の紋章であり、
すべての紙幣に描かれています。いまだに威厳と輝きを放っています。
サルナート考古博物館蔵 釈迦初転法輪像 5世紀
ほぼ完全な形で台座まであります。美しく、本当に魅了されます。正面、右、左と見る角度でも表情が変わります。
サルナート考古博物館蔵 釈迦八相図 誕生から入滅までの様相が示されています。
バイシャリ八分骨のストゥーパとアショカ王柱
お釈迦様の入滅直後には仏像が作られる事はなく、
それぞれのご縁があった地に遺骨が分配されました。
人々は仏舎利塔(ストゥーパ)を作り、それを礼拝していたと思われます。
紀元前380年頃にほぼインドを統一したアショカ王が深く仏教を敬い、
アショカ王柱を立て、俾文にその地であったことを記したようです。
アショカ王柱とストゥーパのセットではこのバイシャリの王柱は
14mの高さと頭部まできれいに残っていて立派です。
時代は下り、1650年頃。インドはイスラム教のムガル帝国の統治下。
有名なタージ・マハルは王妃の御廟です。百聞は一見に如かず。
そのスケールの大きさに圧倒されます。左右だけでなく、前後も対照です。
また、前門は赤砂岩の立派な物、左右にも対照の建物があります。もちろん、世界遺産です。
ムガル帝国のアグラ城の紋様。美しいお城にため息が出ます。
タージ・マハルを作った王様はこの城の一室に息子に幽閉され、タージ・マハルを遠く眺めてなくなったと。
私なりの歴史理解。はー、まっちがってないかな?今回は解説が大変でした。
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