No.847 ハンバーグは苦手?
これからも食べ継いでいきたいものとして、わらびの煮物やなまり節など和食のお料理をいくつか紹介しました。
賄い担当の私が、長い間作っていないのが、ハンバーグ。
「ハンバーグなんか、家では作りたくないなあ。
玉ねぎをソテーして、色々こねて、大変だよね」とか話していました。
賄いにもハンバーグは出ますよ。でも、シェフが作った美味しいメンチボール。
私が作ることはないです。そしてシェフの手伝いでメンチボールの整形もしています。
だいたい、店では一度に3kgの肉を1週間に2回くらい仕込んでいます。春岡の店では一度に6kg仕込んでいたので、大変な重労働でした。
先日、体調を崩していた次女のところへ、ヘルプに行った時、
お婿さんから、私に作ってもらいたい料理のリクエストはなんと「ハンバーグ」と「エビフライ」でした。
そんなー。浅野屋へ来てよ、浅野屋で食べて、といいながら、
それでも第2子妊娠中で体調を崩していた娘に代わり、
完全にイクメンになっている彼を元気づけたくて、作りました。ハンバーグ。しかも2回分、1kg。
いや、久々にテンパった。夕方になり、まだお肉の整形が終わっていない。
慣れない台所の慣れない道具で、そのあとは焼いて、ソースも作り、付け合わせを作り、
汁物を作り、もう一品作り…と、あたふたしました。
小さなこどものお腹が空くのも待ったなしで、やっとできてみんなで食卓を囲んだ時には、フラフラしました。
シェフ、いつもご苦労様です。
もうひとつのリクエストの「エビフライ」は「豚ヒレカツ」に変わったけれど、
置いて帰って来ました。
夏にはもう一人家族が増える予定です。
2歳になった子どもとイクメンだんなさんと、皆、協力して、乗りきりたいです。
家族の真ん中に美味しいお料理がある幸せを本当にありがたく思います。
当たり前にしている食事、入浴、その後の洗濯してあるパジャマに着替えて眠れる子どもの幸せは、
世界中を見渡せば当たり前ではないことでしょう。
今年は思いも掛けないコロナ禍で、当たり前が当たり前でないことを、
みんな身をもって知らされました。身の回りの生活を考え治す機会かもしれません。
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