« 2020年8月 | トップページ | 2020年10月 »
9月17日からの再開から、なんとか2週間がたち、9月も終わろうとしています。
長くお休みいただき、またコロナの終息も見えない中、
本当にお客様はいらっしゃるのかな?と不安なオープンでしたが、結果は皆さん、
待っていて下さり、また忙しい日常が戻ってきました。
特に土日にはどうしてもお客様が集中し、また相変わらずお弁当のご注文もありで、
お断りも多々ありました。
特にお一人でお越しのお客様はなんで入れないのか?とむっとしてお帰りになる方もあり、申し訳ない限りです。
お席の間隔もできるだけ開けるようにしているため、以前のようには詰めることは難しいです。
平日は日によりますが、まだ余裕がある日が多いですよ。
よろしくお願いします。
さて、10月のカレンダーは明日お知らせします。
お風呂の湯温を2度上げました。
掛け布団をあいものに替えました。
朝夕のために上着を1枚羽織ってます。
暖かいお茶も美味しくなりました。
あんなに暑かったのに、季節は秋になりつつありますね。
これからしばらくは過ごしやすい季節です。
美味しいお料理と美味しいワインで浅野屋でお待ちしています。
.
昔からスイカには目がなかった娘。
真っ白な皮の所まできれいに食べていましたが、
昨今は北海道のとうもろこしにはまっているようです。
きっかけは北海道出身の私の義妹からもらった、採れたてとうもろこしだったようです。
それまで食べていたものとはまるで別物の甘さに目覚めたとのこと。
好きが高じてふるさと納税の返礼品として、北海道は足寄町からとうもろこしが到着。
出産後、病院から戻り、まだ2、3日目だったと思います。
段ボールを開けたかと思うと、すぐに自分で茹ではじめました。
どこかから義妹からもらったという特別な?塩も出てきて、
重たい鍋をものともせずに2本づつ、あっという間に10本茹でてました。採れたてをすぐに湯がくことが大事とか。
なるほど、お味は確かに違う甘さ、違う粒々感、そして何よりジューシー。
手際よく、冷凍するもの、冷蔵するものと分けて処理し、
その後もゆっくり楽しませてもらいました。
それにしても、まだ退院後、身体もフラフラしている時の、素早い動きにはびっくりです。
まさに好きなものへの執念を感じました。
まあ、食いしん坊の遺伝子は間違いなく、娘のところへも行っているようです。
そして、コーンにかぶり付き上手に食べる孫にも。
そして私は名古屋へ帰り、
浅野屋は、無事に再開にこぎつけました。
私も久しぶりにワインの試飲をして、美味しい出会いに感謝です。
生ハムとフルーツのサラダは梨でスタートです。
幸水や珍しいかおり梨、すごく美味しいですよ。
こちらはスペインの白ワイン、ベルデホという品種のブドウを使っています。
可愛いラベルにお客様もニッコリ。
9月19日(土)はランチはお休み、ディナーは営業します。よろしくお願いします。
.
本日、9月17日(木)ディナーより営業再開します。
コロナの状況も先が見えない中、お客様が再び来てくださるのか、心配ですが、
何より心配なのは、シェフも私も身体がついていくか、ということです。
ともあれ、本日より、浅野屋でお待ちしております。
今回のお休み期間に、総合的に判断して、
オードブルの一部メニューの価格を変更させていただきました。
鴨とキノコのサラダ 1500円(税込)
くるみとチーズのサラダ 1500円
生ハムとフルーツのサラダ 1300円
モッツァレラとトマトのサラダ 1300円
といずれも100円のアップとなります。
原価的にも特に厳しかったものを、
改定させていただきました。
メンチボールなどの定食メニューは、今回は据え置きました。
よろしくご理解のほど、お願いいたします。
.
焼肉をした時に、思いもかけず、肉塊が喉に詰まり、
死ぬかと思いました。
焼肉の煙りから赤ちゃんを守るため、
私は他の部屋で赤ちゃんを抱っこしていました。
みんなが食べ終わり、焼いておいてもらったお肉を急いで食べようとしたのが、
間違いの元。少し分厚いカルビが喉の奥で止まったまま、動かない。
お茶を飲んでもダメ。汚い話で申し訳ないけれど、
ゲーゲーと吐き出して、事無きを得ました。
よく聞く誤嚥です。その間、1分ちょっとだったと思うけれど、本当に苦しかったです。
ちょうど保育園児がブドウを喉に詰まらせて、亡くなった頃でした。
孫もブドウが大好きで、私もよく出してたので、面倒でも小さく切るしかないですね。
帰宅して整体の先生から、喉の筋肉を鍛える体操を教わりました。
簡単なので、ご紹介しますね。
毎食事前に額に両手のひらをハの字になるように当て、首を前に倒す。
その時下がってきた額に両手で抵抗する。10から15秒位するそうです。
それだけです。喉がグッと詰まった感じになり、
結構苦しいけど、だんだんと変わってくるとのことです。
年齢的にも、筋肉も弱ってきます。まさかまさか、焼肉で死ぬとはと思わなかったけれど、
一寸先は本当にわかりません。ご飯前の15秒。
浅野屋で皆さんが額に手を当てる光景は笑っちゃいそう。
けれど、メンチボールの湯気もビーフシチューの湯気も、
グッと我慢して習慣にしたいですね。
ほんの15秒、いや、10秒でもいいそうだから。
.
娘の所で専業主婦の間は3食、色々なものを作りました。
1日目から「今日何する?、明日の朝はどうする?」というのが主婦の会話。
絶えず食べるもののことを考えている。
幸い、到着した日は、店の残ったメンチボールに
たくさん残ったじゃがいもで揚げジャガ。
今回はハンバーグであたふたする事なく、娘も父親の美味しい料理で出産に臨みました。
私はみんなに色々と美味しい物を作ってあげたいと思っていた所、思いもしない壁が。
それは、私の美味しいは、
必ずしもあなたの美味しいではないという事実です。
娘は私の料理を食べて育っているので、好みもほぼ同じ。
2歳の子どももナスやピーマンなどのごく一部のものを除けば、
すごい食欲で何でも食べます。あ、酢の物はまだ大人の味でした。
問題はパパです。まず、北陸育ちの彼は美味しい魚でなければ、魚は食べない。
野菜よりも肉。酢の物ブッブー。甘い煮物ブッブー。
それに近くには2件の大きなスーパーがあるけれども、
野菜の高騰時期と重なり、野菜、フルーツがとても高かったですね(営業していたらと思うとゾッとしました)。
そして、スーパーに良い魚が売っていない。名古屋に比べると、本当に魚がなかったです。
限られた予算の中、好評だったのは、焼肉(奮発メニュー)、
唐揚げ、豚肉の生姜焼きなどの極く普通のメニューですが、
色々な野菜も一緒に取ってもらいました。
魚は関西ならではの鱧の天ぷらは、みんなペロリでした。
野菜いっぱいのビビンバや豆腐と枝豆の手作りがんもどきなども喜んでくれました。
食べたことがないというおかひじきのおひたしも好評。逆に豆苗は不評でした。
お店では、お客様がほとんど「大変おいしかったです」と言われることが多く、
いつの間にか、私の美味しいはあなたの美味しいと思い込んでいました。
小さい時からの食べ慣れた味、食事に対する考え、好奇心、
人それぞれに背負ってきた歴史があり、好みは千差万別。
押し付けはいけないし、みんなが美味しいと思えるものも、難しいことだな、と感じました。
謙虚に柔らかく、人のことを聞く事の大切さを改めて考えました。
娘とは、もちろん、厚揚げを焼いたり、そうめんカボチャの酢の物や白うりと桜えびのあんかけなどと
好きなお昼ご飯を堪能しました。
出産後も、毎日のように彼女が焼いてくれたパンの美味しかったこと。
彼女なりに我が家の味を、精一杯頑張っているようでした。
全粒粉の自家製食パンに京都亀屋良長のスライスようかん(小倉バター)をのせて
リッチな朝食(こっそり二人で) これ、売れるんかな?美味しいけど、ようかんだけで1枚250円。
自家製のフォカッチャ ドライいちじく入り どっしりとして、旨味の感じるパン
そうそう、リクエストで、一緒に作ったおいなりさん。
忙しくて、料理もまともに教えられなかった、結婚前。
久しぶりに鮓飯の詰めかたや油揚げを炊いた煮汁で出来る料理のことなど、
向き合って一緒に料理ができたことは、良い思い出になることでしょう。
.
県外に住む、娘の出産、育児介助に出掛けて、1ヶ月超が過ぎました。
先日やっと名古屋へ戻ってきました。
長い間、店の営業もお休みをいただきましたが、17日木曜日のディナーより、通常営業の予定です。
8月2日で営業を終了して、4日に娘のところへ移動。
8日に入院して、9日に無事に元気な女の子が産まれました。
予定日より、10日近く早い出産でしたが、家事や上の子どもの保育園の引き継ぎもあり、
ちょうど良いタイミングで生まれてくれました。毎日の繰り返しが流れるように過ぎ去り、
あっという間に1ヶ月が過ぎました。
あちらでは、家族の生活リズムは6時起床、
午後8時完全消灯(私のお風呂はさすがにその後にはなったけれども)という、
いつもとは真逆の生活時間。
しかも普段、電動自転車と車しか乗ってないのに、
交通手段は歩き、自転車、ベビーカーで、すっかり日焼けしました。
暑かったですね。ホントに超絶暑い中、大変でした。
病院は往復40分かけて自転車で着替えを持って行き、コロナで面会無し。
保育園のお迎えも数回、往復40分。空のベビーカーを押し、
帰りは14kgの上の子を乗せて、雷がなり、夕立が降りそうになる中、
ベビーカーを押して走りに走って、セーフなど。暑い中、頑張りました。
出産後の疲れの中、深夜に何度も起きての授乳。
お盆期間、連勤だったパパの育児協力と、ママがいなくても、頑張ったお兄ちゃん。
みんなで乗りきれたこと、家族の自信になるのではないでしょうか。
私は憧れの専業主婦業を堪能させていただき、
また、普段とは違う気づきをたくさんもらいました。
時間が許す限り、またアップしていきますね。
お休みをありがとうございました。
.