« 2020年9月 | トップページ | 2020年11月 »

2020年10月

2020年10月25日 (日)

31日(土)ランチを休ませて頂きます。

申し訳ありませんが、31日(土)ランチをお休みさせて頂きます。

よろしくお願いします。

S2020_10_page_1_20201025030201

2020年10月23日 (金)

No.872 醸しの世界へようこそ

定休日の夜、チーフと二人で、広小路の「おきむら」さんでお蕎麦を食べて帰り道。

忘れ物に気づき、少し店に寄りました。

店から自宅に戻ろうとすると、並びのワイン屋さん、

「デューク」さんの灯りが目に入ります。

「寄る?」、「どうする?」時間は閉店の10分前。

諦めて戻りかけたものの、他のお客様の影が見えたので、もう一度Uターンしてお邪魔しました。

先客がお一人と他にもお持ち帰りのお客様あり、

バタバタされてます。

「困ったなあ。このあと、配達があるので、もう少し早く来て下さい!」と言われながらも、

白ワインを一杯。チーフは車の運転で私のみいただきました。

フランスのシャルドネとイタリアのトレヴィアーノの二者選択で、

迷っている時間はなし。

いただいたワインはトスカーナの「アムネジーア」。トレヴィアーノとマルブァッジアの混醸の白ワイン。

アプリコットの豊かな香りが広がりました。

写真無くてすみません。

デュークさんは基本、ナチュラルワイン推しなので、

グラスに注がれたオレンジ色のトレヴィアーノに、

うん??「これオレンジワインですか?」の問には「そうとも言える。醸し系なんで」とのこと。

「醸し系?」。ワインってみんな醸してるんじゃないの?

聞けば、普通は白ワインは皮や種を取り除いた、ブドウジュースを発酵させるけれど、

醸し系は、赤ワインなどと同じように皮や種と一緒に発酵させた白ワインを指すときに使う言葉とのこと。

「最初は還元臭がしたんだけれど、きっと変わると信じて、立てて1、2年置いておくと、こんな風になったの」とも。

還元臭?またしても聞き慣れない言葉。先客とも還元臭の話題で盛り上がっています。

ワインが醸造された後、通常はフィルターをかけるけれどもナチュラルワインの場合はそれをしないで、そのためにおりが残る。おりと接触したワインが還元的になり、還元性硫黄化合物が生まれて時々異臭がする、それを還元臭と言うそうです。

(すみません。結構難しい話で、私の理解では…)

普通に醸造されているワインは酸化防止剤が添加されていて、そうならないようにしているとのこと。

この辺りの駆け引きが、ナチュラルワインの面白さなんだろうな、

と先客とのお話も興味深く聞かせてもらいました。

たまに当たるんですよね。コルク臭とも違う。傷んでいる訳でもない。

なんか変な臭いのワイン。その事か。とかとか。

そこにはナチュラルワインの狭くて深ーい世界が広がっていました。

画一的ではない、自然と、作り手と、飲み手のそれぞれが織り成す駆け引きのある、面白さのある世界です。

気がつけば先客が飲まれていたたイタリアの白ワイン(なんだったっけ)が

私の空になったグラスに注がれていて、ご馳走さまでした!

また勉強にきますね、のデュークさんでした。

 

 

2020年10月16日 (金)

No.871 青空のノリタケの森

8月9月の長期お休みの後は、おかげさまで忙しい日が続き、チーフも私もバテぎみ。

「体力無くなったなあ」と、ぶつくさいいながら、この先もどんどん体力は下降の一途をたどるのは、目に見えてます。

というわけで、まあ3連休させてもらいました。

最終日は長女と大垣方面へミニ・トリップの予定でしたが、直前に予定合わず。

朝、起きてから、予定変更して、名古屋駅近くのノリタケの森へ行くことにしました。

すぐにお誘いできそうな専業主婦の友人Kさんに連絡。

二つ返事で、お付き合い下さいました。

実は少し前にもコロナ騒ぎで2度も会う予定が流れてました。

Sdsc_1131

高級品の洋食器で不動の地位のノリタケですが、

砥石やその応用品のシェアでは世界でも有数な会社。

電気の碍子や様々な物に転写するシートなどなど

陶器加工の色々な工程を幅広く応用した物で、その多角経営ぶりに驚きの展示でした。

面白いところでは、歯医者さんの石膏型や

セラミック技術を駆使した歯の加工品などもノリタケさんのお仕事でした。

もちろん、金や銀を多用した豪華な食器や陶器の展示もとても美しく、

「これパスタ屋さんで見たよ」とか

「これ実家で今でも使ってるコーヒーカップだ」とかの発見もおもしろかったです。

この場所での洋食器の生産はすでに終了していて、

趣のあるレンガ作りの建物がミュージアムに生まれ変わり、

煙突は蔦に覆われ、当時の面影を残すものが様変わりしているのは時代の流れなのでしょう。

Shorizon_0002_burst20201014115616589

Sdsc_1124

友人が心配していた「できた時は干上がってしまいそうだったビオトープ」には

立派な蒲の穂や、よしが繁り、小さな魚もいっぱい泳いでいました。

秋晴れの青空の下には気持ちの良い芝生が広がり、気持ちの良い風が吹いていました。

久々のおしゃべりを心おきなくして、

最後にショッピングコーナーでアウトレットのお皿をゲット。

Sdsc_1138

食器棚を開けると毎朝使うことになる、

カラフルなお皿が、目を楽しませてくれます。

 

2020年10月14日 (水)

No.870 なんとかなりません?

前回は「生ハムとフルーツ」に使う洋梨のことを少し書きました。

お召しあがりになったお客様は、

「洋梨なんて買ったことがなかった。

すごくおいしかったから、買って見ようかな?」とのお言葉が。

待って下さいよ。今出だしたのは、代表的なラ・フランス。

でもスーパーに売っているのは、緑色で、まだカチカチなのがほとんど。

食べられるようになるには、茶色になって、軸のところが少しシワシワシワしてきてからです。

おうちで冷蔵庫に入れずに、1週間置いておいてもまだ食べられるかどうか。

運悪く底や中が痛んでくることもあるんです。

バートレットは3週間置いておいてもカチカチで、

後はコンポートかジュースにするしかないのでは。

食べ頃の洋梨を見つけるのに一苦労してます。茶色くなり、

少し冷やした物を切ると、じわっーと、汁が出たら、まずは美味しいです。

狙い目はスーパーの見切り品コーナーです。

上手に見つければ、美味しい洋梨には出会えます。私も3~4軒回って探します。

季節のフルーツといえば、今はブドウ。巨峰にナガノパープルにああ、シャインマスカット。

みんな美味しい。…けど高すぎると思いません?

一房980円、1280円は安い方。もっともっと高くて庶民には手が出ません。

ブドウに限らず、イチゴも梨もみんな甘くて、大きくて立派で、そして高いです。

私が子どもの頃はブドウはデラウェア、進物はマスカット。

そして梨は二十世紀しかなかったです。イチゴも酸っぱくて、

潰してお砂糖やミルクをかけて食べていました。

そう、今は酸味が無く、甘いものが多いと思いませんか?

果物の魅力は甘味、酸味、ジューシーと思っていますが、

酸っぱいものは敬遠されているのでしょうか。

すごく美味しいんだけれど、野性味と言うか、自然な味わいが無くなっている気がします。

ジャムを作っていた3~4年前にはまだ箱買いできる、

ちょっと酸っぱいのも、安く売ってたんだけどな。最近はみつかりません。

夕方のスーパーの見切り品コーナーには立派なブドウがたくさん出てました。

一パック780円でも、たくさん残ってました。生産者の方、なんとかなりません?

 庶民が気軽に食べられる、美味しいフルーツをよろしくお願いします。

 

.

2020年10月 8日 (木)

No.869 カキフライ始まる

朝夕、めっきり涼しくなってきました。

その頃思い出すカキフライ。始まりますよー。

10月8日から始まる予定です。今年も三重県の浦村のカキから始まると思います。

(すみません。何せまだ品物が入っていないので、不確定で)

始まりはいつも小ぶりですが、海の香りをお楽しみ下さい。

そして生ハムとフルーツのサラダは洋梨が始まりました。

洋梨は、ほんの30年前にはほとんど見かけず、私たちがケーキに使っていた頃は、

物珍しく、こんな美味しいものがこの世にあったとはと思ったもののです。

時は移り代表的なラ・フランスだけではなく、色々な洋梨が日本でも栽培されています。

一番始めにでてくる、マルゲリッット、先週までお出ししていたバートレットは大玉です。

Sdsc_1120

明日からはラヴィアンローゼと言われる、真っ赤になる洋梨。

しかも形もリンゴのように丸に近い。どこから見てもリンゴ…。

でも不思議なことにお味は正真正銘洋梨なんです。

その他、進物の高級品、レクチエは12月頃、最後に出てきますね。

どれも生ハムと一緒でさらに両者の味が引き立ちますね。

カキフライ定食 1600円(税込)

生ハムとフルーツのサラダ  1300円(税込)

旬野菜の温製  900円(税込)

今週末は台風の影響を受けそうですが、おいしものをそろえてお待ちしています。

 

2020年10月 2日 (金)

No.868 いただき物と残り物で

休日の我が家の食卓。

退職後に畑に精出す友人からもらった、大根の抜き菜を塩揉みして

たっぷりのゴマと一緒に店の残ったご飯に混ぜた、菜飯。

Sdsc_1112

シャリシャリ食感と、青臭い香りでご飯が進みます。

抜き菜の柔らかい大根部分は小芋などと一緒にお味噌汁に。

これまた、月曜日にお勧めメニューでお出しした「ミズタコのマリネ」。

残念ながら「ホタテのマリネ」に負けてしまって、休日の我が家へ。

困ったな。合うハーブが無いなあと考えていると、お客様のKさんから、

ホーリーバジルをいただいていたことを思い出す。

Sdsc_1114_2

聞き慣れない名前のバジルはミントとも違うすーっとする香りで、

「お茶として飲んでもいいですよ」とのことだったけれど、

穂先といい、スッーと感といい、タコにぴったり。

物知りの長女は「ガパオライスのガパオのことだよ」というので調べて見ました。

ホーリーバジルはインドではトゥルシーといって神聖なハーブ、

タイではガパオで、ガパオライスはバジル炒めご飯とのこと。

馴染みのスイートバジルとはまた違う香りと味わいでした。

そしてヤリイカのさっと茹でには店の自家製ポン酢と

お客様のMさんのご両親が庭で栽培されている、かぼすをたっぷりかけました。

あれれ?抜き菜、ご飯、ミズタコ、ホーリーバジル、ポン酢、かぼす…! 

ほとんどがお客様からのいただき物と店の残り物で、季節の味を堪能してるではないですか。

皆さんありがとうございます。

色々な方から気にかけていただいてます。ホントに感謝です。

デザートは生ハムにつける梨の味見をして夕飯は終了。

生ハムとフルーツのサラダは今週はバートレットという大振りでジューシーな洋梨です。

残ったご飯に抜き菜と梅干しのおにぎり。

家族3人で翌日夕方には無くなってましたよ。(誰がいつ食べた?)

ホーリーバジル。ハーブの保存は濡らしたペーパータオルにくるみ、ビニル袋かタッパヘ。

結構、日持ちしますよ。

 

.

« 2020年9月 | トップページ | 2020年11月 »

2025年3月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ