No.874 歴代スタッフあれこれ
先回は学生スタッフのミスのお詫びで、しょんぼり。
20数年も経てばいろんなアルバイトの子がいたなあ、と思い返すこと色々。
一番印象的なのは、酔っぱらってアルバイトに来た女の子です。
ディナーのバイトの時間に出勤してきたものの、何か様子がおかしい。
どうも酔っぱらっているようで、フラフラして、ろれつも回りません。
その頃はまだ珍しかったイギリス留学を控え、バイトを掛け持ちして資金を貯めていました。
昼のアルバイト先のメキシコ料理店で、送別会をしてもらったとのことで、
あのテキーラを飲んで?飲まされて?きたようです。
そりゃあ、誰でも酔っ払いますよ。仕方がないので帰そうとすると
「大丈夫ですって。やれますって」と、まるで動きません。
お店も始まり、お客様も入ってこられたので、仕方なく、
裏口から自転車置場まで引っ張って行くと、自転車の鍵を出そうとして、
鞄の中身を全部ひっくり返し…。なんとかお帰りいただきました。
後日イギリスから「あのお騒がせしたEです」と絵葉書を送ってくれました。
彼女ももう40歳台かと、感慨深いものがあります。
その他には、大食漢のT君。アルバイト初日の賄いの時、
「ご飯は炊飯器から好きなだけ取ってね」と言うとメイン料理の皿に山盛り、
普通にお出ししているお茶碗の4~5杯分よそってきたのにびっくり。
次回からは「大盛のお茶碗1杯ね」と付け加えなければなりませんでした。
でも、足らないようで、私たちが食べている間にコンビニで更に買って来て何か食べていました。
人なつっこい彼も社会人になって、どうしているのかな?
T君とは違うまた別のT君は小柄で、とても細やかな気が利く子でした。
膵炎という激しい痛みを伴う病気で救急搬送されたことがあり、
飲酒には注意していました。
それが、浅野屋での卒業の送別会の後、体調が悪くなり、タクシーで帰したものの、
そのまま、再度入院となってしまいました。
社会人としてのスタートにはなんとか間に合ったものの、冷や冷やでした。
その後は気をつけていると、元気な顔を見せてくれました。
書ききれないほど、色々な若い子たちと仕事をしました。
大学4年間はあっという間だけれど、逆に4年間無事に過ごせることも中々難しいと、
痛感する子たちにも出会い、親御さんたちのご相談も色々ありました。
子供さんを3人も連れて来てくれるAさん。
前の浅野屋のすぐ近くに家を建てたKさん。
豊橋の実家から通勤してくれたMさん。
皆さん今もご縁が続いています。
大学で学ぶことの他にもアルバイト先でも、色々な経験を積んで、
巣だって行った子たちが大勢いることは、私たちにとってもうれしいことです。
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