No. 875 京都あんこの戦い
お休みをたくさんいただき、8月に出産した娘のところへ出かけました。
京都駅で待ち合わせをして、
紅葉も見頃の京都散策…と言うか食べ歩きを楽しみました。
山陰線で二条駅まで移動して、向かった先は森林食堂。
御池通りから上七本松を上がった住宅街の中に、
既に行列が。11時40分頃だったと思います。
運良く、一巡目に入れて、スパイスが利いた、独特のカレーを頂きました。
一皿に2種類のカレーをチョイス。
私は「長期熟成鶏のチキンカレーと柿豚キーマカレー」1200円を頂きました。
スパイスの配合は全然検討がつきません。
でも雑穀米に少しとろみのあるスパイスの利いたカレーと
彩りの美しいサラダが盛り合わせてあり、ボリュームもあり後味もすっきりしています。
店内は糸紅葉が美しい庭のある古いおうちで、
そこここにエキゾチックな植物が満載の不思議な空間です。
食堂という店名だけれど、カレーのお店で、若い女性お一人で切り盛りされていました。
またお尋ねしたいお店でした。
次に向かったのは10月に開店したばかりという和菓子のお店の「果朋」。
御池通り沿いの二条城の南側辺りです。店構えもいかにも高級店。
名前の通り果物と和菓子のハーモニーとも言うべきお店で、
お持ち帰りしたフルーツ大福には大満足でした。
洋梨やシャインマスカットがごろっと入っているまわりは、
塩味のほんのり利いた白餡、外は羽二重のようなもちもち生地です。
他にもわらびもちやようかんを果物のゼリーと一緒に瓶詰めしたシリーズや
伝統の和三盆のお干菓子にフランボワーズなどの果汁をしっかり染み込ませた干菓子など、
美しく、おいしく、贅沢な一時を楽しませてもらいました。
御池通り堀川のゴマの「ふかほり」で香り高いごまの買い出し。
その後堀川を下って三条通り商店街を横切って、
お目当てのあんこ屋さん「都松庵」であんこの買い出しと和菓子を斬新に使ったスイーツを頂きました。
つぶあんのゼリー寄せにアイスクリーム2種、豆乳のホイップクリームのパフェ、
ゴマのガレットがてっぺんを飾っています。
古くからあるあんこの卸やさんですが、
友人が、しろあんを使ったポルポローネそっくりな不思議なお菓子をくれて以来、
一度尋ねてみたかったお店です。店内に足を踏み入れると、
カラフルなパッケージとケーキ屋の卵の匂いで、どうみても洋菓子屋さんです。
インスタ映えのするお菓子の数々。白餡と米粉で作った「あんdeクッキー」、
あんことベルギーチョコでビターに仕上がったガトーショコラのような竿菓子。
中でも「コーヒーのためのようかん」はようかんの中に
ドライいちじくやくるみのプラリネが入っていて、今までにない食感を楽しめるようかん体験でした。
地元の人たちが次々に来店されて買い物をされている様子からも、
このお店が進化しながらも、ずっと愛されていることが伺えます。
お値段も買いやすい設定で、随所に工夫が見られました。
少し前から、瓶詰めのわらび餅や、小豆のクッキーなど、
和菓子の洋菓子化が見られましたが、ついにこうなってきたのかと、
改めて考えさせられた1日でした。
三条通り商店街の角には、昔ながらのショーケースを置いた
「三条若狭屋」がひっそり佇んでいたことも印象的な光景でした。
私は都松庵で、あんことおぜんざいのパウチをたくさん買い込んで、
リュックに詰めて、重かった、重かった。
11月13日金曜日は、貸し切りとなっており、通常営業はお休みさせていただきます。
また、14日土曜日のランチは12時30分まで貸し切り、
それ以降は通常営業ですが、ご注意下さい。
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