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2020年12月

2020年12月31日 (木)

No.893 2020 年ありがとうございました

12月27日に通常営業を、28日に貸し切り営業を終え、

今年度の営業を全て終了しました。

クリスマスメニューやコース料理 、そして通常メニューと、

この1週間は浅野屋を愛する皆さんの熱気に

店が熱くなっているかのようでした。

思いもかけないコロナ騒ぎに大いに揺れた1年だったけれど、

長年のお客様との信頼関係を再確認させてもらいました。

ずっと続けてきたお弁当も売り上げに貢献してくれました。

最後の貸し切りは例年10人以上の職場の納会のですが、

今年は半数以下の人数でご予算そのままという、ありがたい申し出を受け、

特別なご馳走を作らせてもらいました。

最後に店の片付けかたがた、この1週間に開けたワイン瓶を整理していると、

シェフから「よくもこんなに開けたね。」として誉めてもらいました。

いや、お客様あってです。実際はこの他にもシャンパーニュなどなど。

白はヴィレクレッセやピュイ プュイフュッセなどのブルゴーニュのワインを、

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赤もオート コート ド ニュイやニュイ サンジョルジュなどのブルゴーニュ、

シャトーシトランなどのボルドーワインも色々お飲みいただきました。

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コース料理ではオマールエビのポタージュ、ビスク・ド・オマールや和牛ステーキ、フォアグラ添えの豪華版。

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お客様の笑顔がこぼれる、食事会でした。

皆さんお食事の後はきちんとマスクをされてお話ししていらっしゃいました。

私事では、1月末にインド仏跡巡拝の旅(今となっては奇跡的に行けて)、

3月には義母の施設入所、そしてコロナでのお弁当もラッシュに時短営業、

8月は次女の二人目の出産で、ヘルプのために40日ほど閉店と変化の多い一年でした。

入店人数を制限数するなど、お客様にはご迷惑をおかけしましたが、

なんとか無事に終わりました。

「浅野屋さん、頑張ってー」と、皆さんの応援を本当に感じた1年でした。

ありがとうございました。

新年は7日木曜日ディナーより通常営業です。

よろしくお願いいたします。

 

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2020年12月28日 (月)

No.892 サラメシ×浅野屋

先日、友人であり、お客様でもあるYさんからライン頂き、

さっき、NHKのサラメシを見ていたら、

「ある方の本のページに浅野屋さんが紹介されて、

映ってましたよー、びっくりした」とお知らせ下さいました。

その日はサラメシの10周年特番で、10年分を一気に放送とのこと。

あわてて見逃し配信を見ると、確かに、以前紹介頂いた時の放送が再びでした。

内容は、毎日の食事を絵日記として、

カメラではなくてご自分の記憶を頼りに、23年間書きためている、

サラリーマンの篠田課長のお話しです。

サラメシに出たことでその記録が本となったということです。

表紙の次に浅野屋のメンチボールの紹介ページが映りました。

私たちは見逃し配信を見たので、録画を止めて何度も見て、

「いやあ誉めてくれてるね」と喜びましたが、一瞬の映像を見逃さなかったYさんには脱帽です。

さすがに、浅野屋のメンチボールを100回以上食べてくれてるだけあるなあと感心しきりの私たちでした。

2012年、放送当時も、よくご来店下さるお客様が見つけて下さり、本も、紹介してもらってました。

驚きはまだ続きました。

この話しを次女にしたら、翌日、アマゾンブックスで立ち読みできて、

「浅野屋のページも読めるよ。凄くほめてくれてるよ、ありがたいね」とのこと。

こちらも早速チェック。本当にびっくりです。

私が最も驚いたのは、お椀の蓋がそっくりに描かれていたことです。

ご自分の記憶でよくここまで再現できるものです。

ソースや、ドレッシング、ごはんなど、私たちの大切にしていることも的確に書いていただけてます。

勿論、インタビューなどはなかったですよ。

「シノダ課長のごはん絵日記」篠田直樹著です。よろしければご覧下さい。

それにしても、シノダさんのご来店は2004年、放送は2012年。

2012年当時は、まだガラケーで、この本を見つけるのにも苦労しました。

紙への記録になんの抵抗もなかった当時から、

わずか8年ほどで私たちはすっかりスマホ依存になってしまいました。

絵を書く代わりにカメラ機能を、

文章を書く代わりにワープロ機能をなんの違和感もなく使っています。

便利にはなっただけれど、無くしたものもの、多いと思います。

シノダさんは今はどうしなさっているのか。

一度、お会いしたくなりました。

 

 

2020年12月26日 (土)

No.891 クリスマス無事、終わる

26日午前1時。二日間のクリスマスディナーの営業を終え、

明日のランチの準備も終えて、なんとか帰宅しました。

外に出ると冷たい雨の後、夜の冷気が身にしみます。

お顔馴染みのお客様と、色々なお話しをしながら、

自然とこの一年を振り返る

温かな雰囲気の浅野屋時間を過ごさせてもらいました。

いつのまにやら年の瀬ですね。

今日はメニューのご紹介まで。

ブランデーを染み込ませた干し柿とブルーチーズの蜂蜜掛け

オードブル盛り合わせ  

魚介類のマリネ、エスカルゴのハーブ風味、白花豆のドライフルーツ煮、菜の花の生ハム巻き

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蕪のポタージュ

エビフライとカキフライ

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フォアグラ入りメンチボール

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ごはんと赤だし

和風ガトーショコラにフランボワーズソース コーヒー

でした。

そして、いつものようにバタバタと写真は撮れず、

目の前でお写真撮ってられたお客様のTさんのお写真を拝借しました。

Tさん、ご協力ありがとうございました!

 

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2020年12月22日 (火)

No.890 古稀、そして洗礼

昨日、シェフは70歳の誕生日でした。70歳といえば古稀。

もう驚きです。子供の頃には70歳とは、立派なおじいさんでした。実感ないなあ。

とはいえ、なんとか現役で仕事が出来ています。

誕生日も普通に仕事でしたが、昨日のランチ後にトイレが詰まり、

詰まり抜きの器具を使ったり、

バケツで大量の水を流したり、

トイレはなんとか開通したものの、シェフの腰痛、悪化。

いきなり古稀記念に、立っていられないほどの腰痛の洗礼です。

早めにディナーのお客様が切れたのは幸いでした。

前日に健康保険高齢受給者証が届き、医療費負担軽減のプレゼント。

先日のお休みには誕生日に、レクランドゆみこのケーキをあれこれ目移りしながら、

2個くらい食べるつもりで買って、

私も娘も1個しか食べられず、「もう年だねえ」と言いあう始末。

お客様からは「古稀記念に何か飲みたいワインあるの?」と問われて、

即答出来ないでいるシェフ。色々飲みいたい秘蔵品があるようだけれど、

自分の料理では嬉しくないそうです。

腰痛の方はお世話なってる整体院に駆け込みました。

しっかり休めばなんとかなるかな?

クリスマスディナーも目前。終われば年末のご予約ラッシュと、

年末に向けて怒涛の1週間が始まりました。

無事に終わってからお祝いするから、シェフ、もうひとがんばりお願いします!

お客様には、クリスマスに向けて素敵なワインをご用意しました。

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浅野屋でお待ちしています。

 

2020年12月19日 (土)

No.889 営業時間短縮のお願い

この度、愛知県から出た新型コロナウイルス感染症の「厳重警戒」第3波に対する時短要請を受け、

営業時間を変更します。

12月18日から1月11日の間

ディナータイムは8時30分オーダーストップ、

9時閉店とさせていただきます。

期間中はクリスマスディナーも含まれ、大変心苦しいですが、

趣旨をご理解の上ご協力お願い致します。

(クリスマスディナーは最終7時入店で、まだ少し空きがあります)

年内は28日まで

(ただし28日は既にご予約貸し切り 27日ディナーもご予約お勧め 空席少し)

新年は7日より、上記時間で営業させていただきます。

よろしくお願いいたします。

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2020年12月18日 (金)

No.883 新ゆずのポン酢

唐揚げ柚子風味や、トンカツおろし、カキフライおろしポン酢味に使っている、

オリジナルポン酢の仕込みましたをしました。

ポン酢で有名な高知の馬路村から、いつも柚子果汁を取っていますが、

届いた柚子果汁には「新柚子」の文字が。

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爽やかな柚子の風味に包まれて、作業を終えました。

客席にも良い香りが届きますように。

コロナの悪化による、政府のGo to事業の急停止で、

観光、飲食業の先行きは急に真っ暗です。

加えて急激な寒さ。覚悟していましたが、そこそこにお客様が来て下さいます。

色々な方に支えられて、今日も一日を終えることができました。

年内は通常営業は後、6回です。

カキフライのカキも急にぽってり、大きくなってきました。

生ハムも新しい塊を切り出したので、おいしいですよ。

相方の洋梨、ラ・フランスも今しばらく、

柔らかくジューシーです。

寒くなって、熱々のビーフシチューもご注文が増えています。

それでは、浅野屋でお待ちしてます。

 

2020年12月14日 (月)

No.882 サービスを考える2

良いサービスの為には良く見なければいけない。

ではいったい、何を良く見るのか?

それは、お客様のご様子を良く見るということ、に尽きると思うのですが、

中々難しいことです。

私たちは見ているようで、見ていないことが、実は実はとても多いものです。

そのことを心して仕事をする必要があると思います。

メニューを前に、迷ってられる方からは、良く「お勧めはなあに?」と尋ねられます。

相手が女性か男性か、お子さんかご年配の方か、お急ぎか、ごゆっくりを楽しまれるか。

答えはひとつではないはずです。

相手を良く見ていれば、何を求めておられるのかの答えが出てきます。

自分がお勧めしたものが、気に入っていただけた時は本当にうれしいものです。

こんなこともありました。

ワインが好きなお客様のお勧めで当店にいらしたという方から、

「何かお勧めのワインを」とご注文されました。

お好みとご予算をお聞きして、お出ししました。

どうやら気に入っていただけたようで、私の少ない知識で少しワインのお話もしました。

お帰りの時に「実は00でワインショップをやっています。良ければお越し下さい」と。

そ、そんなー。初めに言って下さい!自分の知識のなさが恥ずかしい。

でも、思ったままのことをお伝えして、「美味しいですね」と気持ちが通じあって、

お客様が気持ち良くお帰りいいただければ、それが大切と思います。

お好きなお客様は概して聞き上手な方が多いと実感します。

そんなお客様からは、こちらが教えて頂くことも多いです。

赤面しながら私なりに仕事の面白さを教えてもらってきました。

人はみなそれぞれ。

その違いがおもしろく、良く見ることは興味が尽きないことです。

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2020年12月13日 (日)

No.881 サービスを考える

お店にお客様がいらっしゃって、お食事をされる。

良い素材で、確かな技術で、美味しいものをお出しする。

当たり前のことだけれど、継続してコンディションを保つには、

細心の注意が必要で難しいものです。

美味しいものをお出しすると同じくらい大切なことは、気持ち良く食事をして、

気持ち良くお帰りいただけるよう、良いサービスができることだと思っています。

新しいスタッフには、「客席を良く見るように」とか、「客席を見るのが仕事」とか言います。

これがなかなか難しいようで、まずは出来ないことが多いです。

目の前には、洗わねばならない食器、出さねばならない皿、温めに注意を払う赤だし、等々。

その上、新規のご来店、ご注文、さらには客席の消毒と、

何から手をつければ良いかが、わからなくなるようです。

でも、サービスの基本は客席を良く見ることだと、私は思います。

今日、ご年配のお客様がいらっしゃいました。

若い人には分かりづらいかもしれないけれど、まず、足元がおぼつかないので、

通りやすいようにそれとなく、お座り易そうなお席にご案内します。

オーダーは少し大きな声で、ゆっくり復唱します。

割りばしが割りにくそうでした。手の力も弱ってきますから、

赤だしの蓋は取って差し上げます。

ここまでのことは、お客様を見ていれば、

自分がどう動けば良いかわかるのですが、これは本当に場数を踏んで、

良く見る心構えがないとなかなか出来なことです。

とにかく、目の前にはやらねばならないことがいっぱいなので。

人は目の前のことに、気持ちがいきますから。

どこかのテレビ番組ではないけれど、「プロフェッショナルとは?」と問われれば、

「良く見ることができる人、良く聞くことができる人」と私は思います。

そしてもちろん私も、道半ばと思っています。

お客様のご負担にならないさりげないサービスで、

気持ち良く食事をして、気持ち良くお帰りいただけるよう、

これからも、良く見ることを心がけたいです。

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2020年12月10日 (木)

No.880 2020年 クリスマスディナー

12月24日(木)、25日(金)

の2日間はクリスマスディナーのみの営業です。

 

アミューズグール

オードブル盛り合わせ

蕪のポタージュ

エビフライとカキフライ

フォアグラ入りメンチボール

ごはんと赤だし

デザート、コーヒー

4800円(税込)

 

オードブル盛り合わせには、パルマの生ハムと白花豆の取り合わせやエスカルゴのハーブ風味など、

3種類盛り合わせを考えています。

冬の野菜の代表格の蕪のポタージュは

身体に染み込む優しい味わいです。

お馴染みのエビフライやバージョンアップしたメンチボールなど、

定番も少しづつお召し上がりいいただける内容となっております。

ご案内の前に既にご予約あり、残り席わずかです。

申し訳ございませんが、ご予約時にお時間調整をお願いする場合がございます。

お早めにご予約下さい。

例年ご来店のお客様には先行ご案内させて頂きました。

お電話でのご予約時に思いがけないご指摘が…。

「浅野屋さん、お葉書のどこにも、浅野屋さんの文字が入っていませんよ!」

しまった! うっかり!それでもその方も含めて、

既に「お葉書つきました」とご予約頂いた方々がいらっしゃいました。

気をつけます。

 

2020年12月 7日 (月)

No.879 そして、12月。

さほど寒くはなく、晴天続きの毎日。あっという間に12月突入です。

色づいた木葉が舞い落ちた後には、百日紅の木の実が、ブローチのように青空に広がっています。

満月の夜はむら雲からのおぼろ月も美しく、

見とれていたのはずいぶん前のことになりました。

11月始めに、ちょっとした不注意から風邪を引き、発熱。

そのまま、インフルエンザ検査、PCR検査となりました。

結果はすべて陰性でしたが、大切なご予約が連続していた2日間を私は欠席となりました。

幸い、熱はすぐに退いたけれども、風邪の治りは遅く、

皆さんにご迷惑をおかけしながら11月が終わった気がします。

今年の11月は思いがけない訃報が次々と舞い込みました。

懇意にしてくださっていた方、またお客様もお二人。

アルバイトの学生さんの祖父母の方々も相次いで亡くなられたりと。

その都度、色々な方から、悲哀をお伺いしたこの頃でもありました。

それにしても、人間て、本当に能天気にできてるな、と思います。

コロナの蔓延は終息した訳ではないけれど、罹患率が減れば気が緩むし、

増えてくると、またちょっと引き締めての繰り返し。

誰も自分がとは、なかなか思えない。

コロナでも死ぬし、そうでなくても死ぬ。

そんな当たり前のことを、突きつけられた一年でした。

そんなこんなで、いつの間にか12月もだいぶ過ぎて来ています。

浅野屋はご来店、お弁当、両方向からご利用頂き、そこそこに忙しい毎日です。

今日、知らないお客様から「ブログみてますよ」とお声かけて頂き、

なかなか向かえなかったブログをやっとアップです。

次回は24日、25日に予定しているクリスマスディナーのご案内をしますね。

ワインの話ですが、先日、ボルドー、メドックのグラン・クリュをお飲み頂きました。

ボルドーの中でも優れた産地として知られるポイヤックの

「シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド」。ながーい。

まあ、シャトーピション・ラランド、ボルドーはメドックのグラン・クリュ格付け第2級です!

格付け第1級の「シャトー・ラ・トゥール」に隣接する好立地のワインです。

なかなかグラン・クリュ上級を開けることはないですよ。

すごく高くなってしまいました。

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2006年だったし、慎重に抜栓しました。カベルネ45%、メルロー35%と

メルローの比率が高いのが特徴です。

柔らかで滑らかな口当たり、バランスの取れた香りと長い余韻。

お食事に寄り添うとてもエレガントなワインを目の前に、

ため息でした。さすがでした!

 

2020年12月 4日 (金)

No.878 営業のお知らせ

勝手ながら、

12月4日(金)のディナーはご予約貸し切りにつき、通常営業はお休みさせていただきます。

また、12月6日、(日)のランチは、ご予約多数につき、12時30分から通常営業をいたします。

よろしくお願いします。

2020年12月 1日 (火)

12月のカレンダーです。

12月のカレンダーです。

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