No.882 サービスを考える2
良いサービスの為には良く見なければいけない。
ではいったい、何を良く見るのか?
それは、お客様のご様子を良く見るということ、に尽きると思うのですが、
中々難しいことです。
私たちは見ているようで、見ていないことが、実は実はとても多いものです。
そのことを心して仕事をする必要があると思います。
メニューを前に、迷ってられる方からは、良く「お勧めはなあに?」と尋ねられます。
相手が女性か男性か、お子さんかご年配の方か、お急ぎか、ごゆっくりを楽しまれるか。
答えはひとつではないはずです。
相手を良く見ていれば、何を求めておられるのかの答えが出てきます。
自分がお勧めしたものが、気に入っていただけた時は本当にうれしいものです。
こんなこともありました。
ワインが好きなお客様のお勧めで当店にいらしたという方から、
「何かお勧めのワインを」とご注文されました。
お好みとご予算をお聞きして、お出ししました。
どうやら気に入っていただけたようで、私の少ない知識で少しワインのお話もしました。
お帰りの時に「実は00でワインショップをやっています。良ければお越し下さい」と。
そ、そんなー。初めに言って下さい!自分の知識のなさが恥ずかしい。
でも、思ったままのことをお伝えして、「美味しいですね」と気持ちが通じあって、
お客様が気持ち良くお帰りいいただければ、それが大切と思います。
お好きなお客様は概して聞き上手な方が多いと実感します。
そんなお客様からは、こちらが教えて頂くことも多いです。
赤面しながら私なりに仕事の面白さを教えてもらってきました。
人はみなそれぞれ。
その違いがおもしろく、良く見ることは興味が尽きないことです。
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