No.911 放置する
友人からタケノコが届き、おっかなびっくり受けとると、
うわー、茹でてくれている。
ありがとう。
休み初日から古いプランターの始末をかねて、土の処分をしていた私は2日目にして、
まさかのぎっくり腰。
そりゃ、土を運んでたらなりますわな。
そこにタケノコ。本当に茹でてくれていて助かりました。
出汁でワカメと鰹ぶしと一緒に煮て、
若竹煮がさっとできました。
そこに娘が台所を使いたいと来たので、
「このまま煮含めたいから、置いておいてね」と声をかけると、娘から意外な言葉が。
「あーあ、日本語には、煮含めるとか、寝かせるとか、きれいな言葉があるのに、
この頃は何でも放置すると書いてあること悲しくなっちゃう」と。
ハッとしました。確かに放置するという言い方をよく目にするかも。
他にも料理には馴染ませるとか、時間の経過に任せる言い方をするよね。
時間の経過に状態を任せ、自然の成り行きに任せ、
その時々の自然の条件により微妙な差が出ることが
出来上がりの楽しみでもあるはず。
簡単さを強調させるためか、
放置するではいかにもその過程の楽しみも感じられないですね。
娘は米粉を使ったチーズケーキを作った残りの米粉で団子を作り、
これまた別のお菓子を作った、
残りのあんことゴマで、ゴマあんのスイーツを作って、
「食べる?」と誘ってくれたけど、
「あんこをもう少し寝かしたら?」
美味しそうに食べる娘を見ながら、
私は明日の楽しみにすることにしました。
放置できないぎっくり腰を早く治さねば。
ごちそうさまでした。
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