No.928 私はおじいちゃん
先日、シェフが出勤前のあわただしい時間に、
見慣れない電話番号から、電話が。
シェフが取り、すぐに切ってました。
「なんだった?」「オレオレ詐欺だよ」と、
こともなく出勤。
後で聞くと、電話を取ると、
若い男性の声で「おじいちゃん、元気?」と。
怪しんで、「誰かな?」と尋ねると「ゆうだよ」とか言って、
電話は切れたそうです。
紛れもないオレオレ詐欺。いまだにやってるんですね。
ずいぶん前に、家の長女が高校生だった頃に
義母が危うく引っかかるところでした。
その時は、「お孫さんを預かってる。お金を用意して。」
そして「おばあちゃん、助けて」だったそうです。
まだ70代だったのか、義母は何度も掛かってくる電話にせっつかれて、
郵便局まで自転車を飛ばし、自動機の前でお金を引き出しかけたそうです。
あわてているので、うまくいきません。
そうこうしているうちに、孫の母親である、私のことを思い出し、
私に電話で事情を伝えてくれました。やれやれ、危機一発でした。
高校へ電話して、娘が授業を受けていることを確認して、
やっと事なきを得たことを思い出しました。
その時は、孫役の声にすっかり騙された義母。
学校から帰った娘にも「おばあちゃん、だまされたんだよ」と言われても、
「本当だったんだよ」となかなか、得心がいかなかったようです。
日頃は「年寄りだから優しくして」「年寄りだから休ませて」を連発するシェフも、
この時ばかりは「そんな、だまされんよ」とか。
でも、最後に長女から、「自分は大丈夫と思ってる人が危ない。気をつけてね」と
釘を刺されていました。
「うちの孫は3歳と0歳だよと言ってやれば良かったのに」と
からかわれていました。
まだまだ大丈夫なシェフ、
「じいじ」とニッコリしてくれる孫の顔を思い出して、
もう少し頑張ってね。
皆さんもお気をつけ下さい。
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