No.941 姿が見えなくなったバッタ
夏の間、我が家の小さな庭に毎年現れるバッタ。
8月の終わり頃でも5cm位の小さいバッタ君。
子どもの頃、野原でよく見かけたショウリョウバッタです。
本名は「ショウリョウバッタもどき」らしいけど。
これが小さくても、すばしこく、食欲旺盛で、
花が終わったあじさいの葉をムシャムシャ。
水引草もボロボロになるまで食べています。
一番好きなのはツワブキか。穴だらけの無残な姿になっても、
こちらも威勢よく、新しい葉っぱを芽ぶいています。
義母が家にいた頃は、80歳を過ぎても、
このすばしこいバッタを足で踏んでましたが、私はどうにも手が出せない。
先日はホウキで、あじさいの葉っぱの上から地面に落として、
道路まで掃きだし、「どうか交通事故にあって下さい」と頼みましたが、
実際に車が通ると、「バッタはひかれてなかった」と胸を撫で下ろす始末。
バッタの顔の見分けもつかないので、何匹いるかは分かりません。
なんともいたしかたなく、これはこのバッタと共生するしかないな、
あじさいも食べられても、来年また花は咲くし、と思っていた矢先、
数日の激しい雨の後、急に朝夕、めっきり涼しくなりました。
するとあじさいの葉っぱの上に、バッタの姿を見かけなくなりました。
ちょっと淋しいような。
暑さ涼しさを繰り返しながらも、季節はどんどん進んでいます。
人間界は相変わらず騒がしいけれど、
自然の営みはたゆまず、続いています。
人間が作り出した温暖化で少しづつ、姿を変えながら…。
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