No.958 ボージョレ・ヌーボー 乞うご期待
10月23日にボージョレ・ヌーボー、第一便が成田空港に到着というニュースの後、
今が到着のピークとのこと。
以前のようなお祭り騒ぎはなくなったけれど、
飲む方の裾野は広がり、気軽に家のみの1本を買われる方も多いのでは。
11月の第3木曜、今年は18日の解禁日から浅野屋では、
恒例の「ボージョレ・ヌーボー・フェア」。グラス50mlから半額でのご提供です。
( 安すぎます。原価は?!)
さて、解禁日が第3木曜日に決まったのは、意外に新しく、1985年からとのこと。
この頃から日本への輸入も始まったとのことです。
ブドウの品種はガメイ1種類で、フランスでの、
いや世界でもガメイを使ったワインはほとんどがボージョレ産です。
ブルゴーニュの多くの地区は粘土質ですが、
ブルゴーニュの南端のボージョレ地区は花こう岩質で、
痩せた土地がガメイには適しているそうです。
果汁たっぷりのガメイは早飲みに適しており、
9月の収穫後に、カルボニック・マセラシオンという特殊な方法で、10月にはワインとして出荷されます。
ガメイから作られるワインは、他の品種から作られる赤ワインとくらべて、色が淡く少し青みがかっていて、
比較的酸が高く、赤い果実の風味を感じることが出来るそうです。
しかし、一部の優れた生産者は、香り高く、
熟成に堪えるフルボディのとても美味しい赤ワインを作り出しています。
10月に出来たワインを今年の新酒として、
11月18日に世界一斉に新酒をあけましょう、
というお祭りがボージョレヌーボー解禁日です。
ここ何年も、美味しいヌーボーをいただいています。品種改良、製造法の進歩、
そして輸出のスムーズさ(もちろん航空便なので、ここがお値段の差です)、
さらに酒販店の取り扱い方も向上しているのでしょう。
ボージョレの年間平均気温は11、5度ですが、
今年は気候が悪く、この4月にはマイナス8度。
6月にはひょうが何度か降ったとのこと。
また雨も多く、それが幸いして、夏の暑さを乗り越えられた、
とも言われます。ハラハラさせられる天気でした。
それでも手作業でブドウの世話をしてくださる人々がいて、
一生懸命に発酵に取り組む人々もいて、
1本のワインが届けられます。
今年もきっとベリーの香りいっぱいで軽やかな、
フレッシュ・ヌーボーが到着することでしょう。
皆さんで、乾杯できればと思います。
ご予約は留守番電話になるかもしれませんが、
こちらから、必ずご連絡差し上げます。
ご不便おかけしますが、よろしくお願いします。
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