No.964 ダメはダメなりに
店の連休、初日の月曜日から火曜日にかけての丸2日間、
久々のまとまった雨でした。
雨の中、今朝、ゴミだしに行って、玄関先に置いてある盆栽のもみじが、
紅葉しているのを発見して感激でした。
1月に徳川園に行った時、もみじや、ろうや柿、あじさいなど、
ひょろひょろの枝が青竹に盛り込んで、確か200円くらいで売られていたもの。
その中から、紅葉を楽しみにもみじを選びました。
春になると、ひょろひょろの枝にかわいい葉っぱが芽吹き、
あれよあれよという間に30cmくらいに伸びてきて、
清々しいみどりの葉っぱを楽しませてもらいました。
時々、枝を切り揃えても、伸びてくるので、花屋の燕やさんに相談。
切った方がいいか、大きな鉢に植え替えたらいいか、そのままかと尋ねると、
「うーん、難しい問題。要はその人がどうしたいかよね」
と、答えにならない答え。
小さな青竹容器では、保水もあまりできないようで、
夏の暑い時には、葉っぱもチリチリで枯れかけ、何度ももうダメかと思いました。
が、しかし、たくましいもんです。涼しくなって来ると、
また息を吹き替えし、葉っぱも茂り、下草も増えてきて、紅葉を期待。
ところが寒くなって来ると、紅葉前に葉っぱが枯れて、みすぼらしい姿に。
ほぼ諦めながらも、毎日の水やりとお日様に当てることは続けていました。
そして今日、気がつくと、チリチリになりながらも、
紅葉してるではありませんか。決して見事な紅葉ではないけれど、
ダメはダメなりに、時期がくれば赤くなってくれたこと、うれしい、発見です。
「秋の夕陽に照る山もみじ」と童謡のもみじの歌は私の好きな歌。
照葉(てりは)は紅葉の美称、ということを、最近読み、
「照る山もみじ」の意味を知りました。
ダメはダメなりに、健気にも、
たくましく生きるもみじに勇気をもらいます。
これからも、よろしく、盆栽もみじちゃん。
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