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2022年4月20日 (水)

No.990 花と食を巡るディープな京都旅 その4 京極かねよと純喫茶翡翠

パン屋の後、京都市内を東から西へ、

北から南へ移動して、京都駅南の実家へ。

鴨川の河原、二条城前のバス停と、車の中からですが、

まだまだ桜はきれいでした。

御倉屋のお菓子を母たちといっしょに食べて、

一息入れさせてもらい、夕食予定の京極かねよへ向かいます。

実はこの地点で、私はお腹いっぱい。

遅いお昼に立ち寄った、「純喫茶翡翠」のホットケーキが、効いてきました。

原谷苑の後に、御倉屋からはちはちへ向かう経路に、

娘が毎年買っている「純喫茶カレンダー」に載っていたお店を発見。

古ぼけた外観で、カレンダーのことを思い出さなければ、

入るのが、ためらわられるような店でした。

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シーンとした店内に、一人また一人と結構なお客様がいらっしゃいます。

お腹がすいたというシェフは「ハンバーグカレー」を食べて、

「美味しい」と言っていて、笑えました。

私が頼んだホットケーキは「お時間をいただきます」と言われただけあって、

袋を開けて、粉を計量。20分超かかってましたが、

どーんとこのボリューム。そして中々美人さんです。

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その他のドリンク類も、おいしく、昔ながらの何でもありのメニューと

クラシカルな店内に、カレンダーを買って眺めていた娘も大喜び。

翡翠と同じように、「京極かねよ」もずっと、寺町六角にありました。

買い物などで、きっとよく通っていただろうけど、

若い時には目にも入らなかった老舗。

そもそも、学生時代に鰻やへ行くという、発想すらなかった。

今回名古屋の友人に教えてもらい、出掛けました。

こちらは、鰻丼の上に卵焼きを載せた「きんし丼」が有名。

運ばれてきた丼からは、卵焼きがはみ出していて、

ビジュアル的にもインパクト大です。

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うなぎは炭火の香りがする、さっぱりたれで、

卵の下で、いい具合に蒸されてます。

だし巻きと卵、鰻巻きなど卵と鰻の相性はいいけれど、

この卵はだし巻きではなく、卵焼き。初体験の味のコラボでした。

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お手洗いへの通路の奥まったところには

蓋をしたたらいのようなものが置いてあり、水が出ています。

お客様が入る前にここで鰻の処理をされるのでしょう。

鰻を取り巻く環境は、近年大きく変化しています。

お商売はやりにくいだろうな、と勝手に思います。

それでも、以前と変わらず、京極かねよの名前で同じメニューを

出し続けられることはすごいなと思います。

浅野屋でも、入ってくる、肉や魚の状態は日によって、様々。

パン粉問題も全解決とはならないし、キャベツやトマトもその日その日で全く違います。

それでもできるだけコンディションを整え、

いつもの味をお出し出来るよう、一定の水準を保てるからこそ、

お客様が来てくださるのだと思います。

「純喫茶翡翠」、「京極かねよ」さん。

京都の町に溶けこんだ老舗ののれんは、

今日もまた、常連さんも一見さんも、

分け隔てなく出迎えて下さることでしょう。

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突き立てごまの「ごまのふかほり」にも立ち寄り、

行きたい所、食べたいものを全部回ると、日帰りながら、ディープな京都旅。

美しいもの、美味しいものに触れて、

五感が刺激され、春を満喫させてもらった1日でした。

 

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