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2024年1月24日 (水)

No.1055 ワインの話し 押さえておきたい6つのセパージュ その1

久々のワインの話しです。

今回は、押さえおきたい6つのセパージュ。

そもそも、セパージュとは? 

ワインを作るのに使われるぶどうの品種のことです!

シャインマスカットや巨峰はワインには

どちらかと言えば不向きです。

それは食べたら美味しいぶどう。

でも巨峰を使って、

いろいろ工夫をしてお美味しいワインを作っている生産者も

おられます。

ワインにはワイン作りに適したぶどうがあります。

世界中でたくさんの品種があるけれど、

ワインを選ぶ時に、押さえておく、

基本中の基本は、赤ワイン3種類。白ワイン3種類くらいと思います。

それはフランスワインを押さえることにもなるので、

では、行きます。

赤ワイン カベルネソービニヨン、ピノノワール、メルロ-。

白ワイン ソービニヨンブラン、シャルドネ、そしてリースリング。

以上。

リースリングの前に「そして」が付いているのは、代表的な生産地がドイツだからです。

赤のカベルネソービニヨンは、フランスのボルドーの代表的なぶどう品種。

色にも「ボルドー」という色があるように、

ワインといえば、誰もが思いつく、色、香り、味わいを持った、

ワインの代表格。

タンニン(渋み)があり、濃厚で、しっかりした味わいがあり、

長期熟成にも適しています。

栽培のしやすさから、世界中で作られていることもあり、

一番目代表的な品種だと思います。

ボルドーで、このカベルネに混醸してよく使われるのが、

メルロ-です。まろやかで濃厚で、カベルネとの相乗効果も抜群です。

もちろん、メルロ-主体のワインやメルロ-100%のものもあります。

そこで、フランスを代表するボルドーワインは、

主にカベルネソービニヨンとメルロ-の混醸ってことを一つ、覚えておくといいですよ。

他にも、カベルネフランやマルベックなど、ボルドーには混醸するぶどうが5種類あり、

それぞれのブレンドで味わいの工夫がなされています。

さて、赤ワインのもう一つの雄、ピノノワールは、

フランスのブルゴーニュが主な生産地です。

ブルゴーニュで作られる赤ワインはピノノワール種のみ。

例外はブルゴーニュ南端のボージョレのガメイ種だけです。

ブルゴーニュのカベルネソービニヨンは有り得ません。混醸もありません。

ピノノワールは、繊細でちょっと気難しいぶどうかも。

若い時には、きれいな透明感のある赤色で、私はいつも梅の香りだなぁ、

と思ってます。

熟成したものは、れんが色になり、ますます透明になり、

複雑な味わいは、ゆっくり飲んでいると、ぱっと開く時があります。

ワイン好きには、たまらないおもしろ味があるのですが、

近年の価格の高騰ぶりには、ついていけない感満載で、

美味しいブルゴーニュは高嶺の花になってきました。

さて、今回は赤ワインで一旦、区切り、次回白の三種類にいきますね。

最後に、フランスの主な生産地、前出のボルドーは、フランス地図の向かって左下。

パリから400km も離れていて、むしろ、スペイン国境まで200kmという位置感です。

ガロンヌ河の右岸、左岸に有名なメドックやポムロール、サンテミリオンなどの産地が連なっています。

川があり、港があり、ワインをイギリスに輸出するには持ってこいの土地です。

対するブルゴーニュの位置はフランス地図の向かって右中くらいです。

こちらには、川はソーヌ川、川のそばの平地と、山がちの土地。

道から段々に斜面を活用してのワイン作りで、

ブルゴーニュワインの名称でよく見かける「コート」は丘という意味です。

「コート ド ニュイ」、「コート ド ボーヌ」などです。

 

 

 

 

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