No.1055 ワインの話し 押さえておきたい6つのセパージュ その1
久々のワインの話しです。
今回は、押さえおきたい6つのセパージュ。
そもそも、セパージュとは?
ワインを作るのに使われるぶどうの品種のことです!
シャインマスカットや巨峰はワインには
どちらかと言えば不向きです。
それは食べたら美味しいぶどう。
でも巨峰を使って、
いろいろ工夫をしてお美味しいワインを作っている生産者も
おられます。
ワインにはワイン作りに適したぶどうがあります。
世界中でたくさんの品種があるけれど、
ワインを選ぶ時に、押さえておく、
基本中の基本は、赤ワイン3種類。白ワイン3種類くらいと思います。
それはフランスワインを押さえることにもなるので、
では、行きます。
赤ワイン カベルネソービニヨン、ピノノワール、メルロ-。
白ワイン ソービニヨンブラン、シャルドネ、そしてリースリング。
以上。
リースリングの前に「そして」が付いているのは、代表的な生産地がドイツだからです。
赤のカベルネソービニヨンは、フランスのボルドーの代表的なぶどう品種。
色にも「ボルドー」という色があるように、
ワインといえば、誰もが思いつく、色、香り、味わいを持った、
ワインの代表格。
タンニン(渋み)があり、濃厚で、しっかりした味わいがあり、
長期熟成にも適しています。
栽培のしやすさから、世界中で作られていることもあり、
一番目代表的な品種だと思います。
ボルドーで、このカベルネに混醸してよく使われるのが、
メルロ-です。まろやかで濃厚で、カベルネとの相乗効果も抜群です。
もちろん、メルロ-主体のワインやメルロ-100%のものもあります。
そこで、フランスを代表するボルドーワインは、
主にカベルネソービニヨンとメルロ-の混醸ってことを一つ、覚えておくといいですよ。
他にも、カベルネフランやマルベックなど、ボルドーには混醸するぶどうが5種類あり、
それぞれのブレンドで味わいの工夫がなされています。
さて、赤ワインのもう一つの雄、ピノノワールは、
フランスのブルゴーニュが主な生産地です。
ブルゴーニュで作られる赤ワインはピノノワール種のみ。
例外はブルゴーニュ南端のボージョレのガメイ種だけです。
ブルゴーニュのカベルネソービニヨンは有り得ません。混醸もありません。
ピノノワールは、繊細でちょっと気難しいぶどうかも。
若い時には、きれいな透明感のある赤色で、私はいつも梅の香りだなぁ、
と思ってます。
熟成したものは、れんが色になり、ますます透明になり、
複雑な味わいは、ゆっくり飲んでいると、ぱっと開く時があります。
ワイン好きには、たまらないおもしろ味があるのですが、
近年の価格の高騰ぶりには、ついていけない感満載で、
美味しいブルゴーニュは高嶺の花になってきました。
さて、今回は赤ワインで一旦、区切り、次回白の三種類にいきますね。
最後に、フランスの主な生産地、前出のボルドーは、フランス地図の向かって左下。
パリから400km も離れていて、むしろ、スペイン国境まで200kmという位置感です。
ガロンヌ河の右岸、左岸に有名なメドックやポムロール、サンテミリオンなどの産地が連なっています。
川があり、港があり、ワインをイギリスに輸出するには持ってこいの土地です。
対するブルゴーニュの位置はフランス地図の向かって右中くらいです。
こちらには、川はソーヌ川、川のそばの平地と、山がちの土地。
道から段々に斜面を活用してのワイン作りで、
ブルゴーニュワインの名称でよく見かける「コート」は丘という意味です。
「コート ド ニュイ」、「コート ド ボーヌ」などです。
。
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