グルメ・クッキング

2022年12月24日 (土)

No.1028 特別メニュー2022年暮れ

暮れの特別メニューです。

☆モッツァレラとトマトのいちご載せ  1500円 

  こっくりモッツァレラとジューシーなゆめのかいちごで、ときめく一皿

☆モンドール入りくるみとチーズのサラダ 1500円 

  冬のチーズ、モンドールが入って、特別価格です

☆カリフラワーのポタージュスープ 500円   

  寒い時にほっこり、じんわり身体に染み渡ります

Shorizon_0001_burst20221223150935239_cov

☆ボラの白子のフライ  一つ600円~  

  珍しいボラの白子はフライの衣に包まれ、

熱々、クリーミー 冬のご馳走

☆自家製からすみ 2022年  今年の早い時期に作りはじめた、

  からすみが完成。お出しできます。

 そして今日、最後のからすみ作りが始まりました。

 血抜きしたボラの卵巣

Sdsc_0026

☆クッキー付きコーヒー、または紅茶 

深煎りコーヒーにバター100%クッキー、

紅茶はアールグレイです

そして、お待たせしました。

イタリアから2022年10月の初搾りオリーブオイル 

無濾過タイプ、届きました。さあ、今年はどんなお味かな? 

Horizon_0002_burst20221223001341089

お値段はバイヤーさんの努力あり、少しの値上がりだったので、

うちも昨年同様250ml  1400円でお出しできます。

今年は入荷が控えめなため、おわけできる分が少ないです。

お早めにどうぞ。食べれば、違いがわかります。

毎日の食卓に欠かせない品です。

以上お知らせまで。

浅野屋でお待ちしております。

 

 

.

2022年12月18日 (日)

No.1026 季節の便り モンドール

12月18日日曜 ランチは12時よりお請けします。

11時30分より、ご予約とお弁当がはいっているため、

Sdsc_0011

開始が少々遅くなります。

また、ディナーも5時45分くらいの開始になります。

よろしくお願いします。 

いよいよ年末で、浅野屋もそれらしい賑わいです。

ご案内したワインも順調になくなってきてます。

でも!ご心配なく。次々と補充しています!

お値段度外視のお得で美味しいワインをどうぞ。

チーズはフランスのモンドールが出ていますよ。

スイスとの国境近く、冬の寒さを乗り越えるためのタンパク源として、

たくさんの牛乳で大きなハードチーズ、コンテを作り、

それぞれの酪農家の家に乳牛たちが戻ってきてから、

作るモンドール。

エピセア(もみの木)の皮に包み、乾かし、

エピセアの木箱に入れて熟成させるモンドールはナッツの香りのする、

クリーミーなウオッシュチーズです。

秋から冬にしか味わえません。 

それにしても昨今の輸入食材の高騰でびっくりのお値段です。

少しだけど、くるみとチーズのサラダに入ってますよ。

一番最後に食べて下さい。常温でおいしくなります。

土曜日にお作りしたくるみとチーズのサラダ 1500円 

スプーンにのってるものが、モンドールです。

Sdsc_0012

 

オードブル盛り合わせのお弁当

浅野屋でお待ちしています。

2022年9月 5日 (月)

NO. 1015 地の物、時の物 その2

4日日曜日のランチは、急なお休みをいただき、失礼しました。

金曜、土曜と余りにも忙しく、

たまたまバイトスタッフがいない日曜日のランチを

シェフと二人でやれば、もう、二人とも倒れちゃうとの判断が一致して、

急なお休みをいただきました。

ご来店されたお客様には申し訳なかったです。

少し休養をいただいたので、息を吹き返しディナー営業に臨むと、

畑をやっている友人から、お弁当の注文が入りました。

いつも、土岐方面の御実家の畑を手伝った帰りに、

お弁当を注文してくれ、

採れたて野菜を置いて行ってくれる、ありがたい友人です。

今日は珍しい、紫唐辛子という奈良の伝統野菜が入っているとのこと。

焼けばすごく甘くなるそうです。

もう、ピッカピッカの顔をしてました。

他にもキュウリやつるむらさき、などそれこそ地の物、時の物で、

袋がパンパンです。

Sdsc_2809_20220905023101

黄色いトマトは「ゴールドモモタロウ」と言うお名前です。

彼女が作るそのトマトと秋の小芋がまた最高においしく、

今日いただいたトマトは、へたの下がはじけていたので、

帰宅後、すぐにいただきました。

Sdsc_2811_20220905023001

冷やさずいただいたら、青臭い匂いと甘味、

酸味がなんとも言えず疲れた身体に染み込みました。

フラフラしてたけど、少し息を吹き返しました。

地の物、時の物のすごさを皆さんにも、

お伝えしたくて、アップしました。

ごちそうさまでした。

明日も頑張ります!

 

2022年9月 2日 (金)

No. 1014 地の物、時の物

一日の仕事が終わり、シェフ、私、スタッフさんと

賄いの時間。

基本は私の作った家庭料理を、みんなで食べます。

時々残ったワインや、ビールを少し飲んだり、

余った赤だしをいっぱい飲んだりしながら。

先日、残ったワインを飲んでると、Tさんが、

「ワインを作るとき、どうやって皮を剥くんですか?」との質問。

彼女はN大農学部で、三年生になった今は農業実習に行っては、

フラフラになっています。

時々採れたてお野菜のおすそ分けをしてくれ、

そういえば、ぶどうのデラウェアをもらったことがありました。

彼女によると、ぶどうの栽培には、とても手間ひまかかると。

特にデラウェアを種無しにするために、

一房、一房、コップに入った薬液につける作業は、

ずっと上を向き、手も上げっぱなしで、

本当に辛かったと言います。

高いと感じるフルーツのお値段は、

それなりのお手間がかかっているとは、彼女の弁。

いただいたデラウェアはとてもおいしかったですよ。

自分で作ったからではの質問に、

ヨーロッパなどでのワイン作りの為のぶどう栽培法と、

日本の棚仕立てのぶどうの栽培法の違い、

主なワイン用ぶどう品種などの話しをしました。

そして、一粒づつ皮を剥くのではなく、圧搾して皮を潰して果汁を出し、

普通、白ワインでは皮や種を取り除き、液を分けて発酵させ、

赤ワインでは皮や種の入ったまま、発酵させる話しなどもしました。

七月の終わりには大きなカボチャを持って来てくれました。

一人暮らしのまな板では切れないとのこと。

切ってみると、すごく濃い黄色です。

Sdsc_2673_20220902021801

賄いにも使い、野菜の温製にも、

ずいぶん使わせてもらいました。

カボチャは収穫してから一ヶ月程、寝かすそうです。

こちらも、一人暮らしの部屋で、

余りの暑さに冷蔵庫に入れたり、出したり、

ドキドキしながら持ってきたと言ってました。

ごちそうさまでした。

七月の終わりには、浅野屋のメニューの

きよみオレンジジュースを取っている、和歌山の伊藤農園さんから

珍しい国産バレンシアオレンジを取り寄せました。

柑橘が無くなる夏に、貴重で珍しい国産オレンジ。

箱を開けると、見た目はあまり美しくない。

Sdsc_2652

でも、爽やかななんとも言えない香りにつられて、

まず一つお味見してみて、びっくり。

一粒、一粒の実がプリプリしてるんです。

適度な酸味と甘さもあり、爽やかな香りは初体験で、

食べたシェフも「こんなのは、初めてだ」と驚いていました。

今まで食べていた、船に揺られて来た、

オレンジが遥か遠くに霞んでしまいました。

デラウェア、カボチャ、オレンジと、

地の物、時の物の持つ、パワーを存分にいただきました。

それにしても、輸入食材に頼りっきりの、

私達の食卓も少し様変わりしてきました。

当たり前のように扱っていた、ハムが、チーズが、

すごく高くなってきてます。

今年はボージョレ・ヌーヴォーも二倍近く値上がりしています。

今までが、おかしかったのか、

さてこれからどうなって行くのかな?

 

 

2022年8月18日 (木)

No.1012  ニース風サラダ出ます

近くの小さなスーパーでで珍しいもの発見。

いつもは色とりどりの野菜や果物が山積みの、その店も、

さすがにお盆期間でいかにも品薄な感じでした。

進んで行くと、魚コーナーに、見慣れぬマグロの尾の部分が売ってました。

牛のテールのような感じです。

元々、気軽なお値段がさらに半額となっていて。

しばらく考えてましたが、購入。

さて、どうしたものか?頼みのシェフはお休み中で、

クックパットを開くと下の方に、ツナの文字が!

それならいけると言うわけで、

いつも通りの作り方で自家製ツナがその日のうちに完成。

マグロは休みなく泳ぐために、その尾は一番動かす筋肉で、

旨味がぎっしりと、どこかで読んだ気がします。

確かに臭みもなく、かつ力強い味わいです。

短時間の低温調理で、思ったよりも、ぱらりと大きな骨が外れました。 

お盆のスーパーで、いつもは出会わない面白いもの発見でした。

Sdsc_2726

Sdsc_2728

Sdsc_2730

Sdsc_2732

木曜日より、お出しします。「ニース風サラダ」1300円 

自家製ツナやゆで卵が入ったボリュームサラダです。

翌日には2件、別のスーパーを回りましたが、まだ市場は全開ではなさそう。

でも生ハムのフルーツも、桃が多分、最後の日川白鳳、

伊良子のアールスメロンなどをゲット。

先週と同じラインナップで豪華ですよ。

「モッツァレラとトマトのサラダ」は、いちじくとご一緒にどうでしょうか。

こちらは1500円でお出しします。

8月22日(月)から25日(木)まで、お休みをいただきます。

すみません。また…ですが…。

なので、今週の営業は4日間のみ。

色々あって、とりあえず、ご案内まで。

 

.

2022年8月17日 (水)

No.1011 桃の剥き方

先週の浅野屋「生ハムとフルーツのサラダ」のフルーツは、

黄桃に始まり、伊良湖のアールスメロン、山梨笛吹の桃、

ジユーシーな梨とリレーして、豪華ラインナップ。

夏満喫フルーツにスペインのハモンセラーノで、お客様にも好評でした。

そろそろ終わりだけれど、桃の剥き方を写真を撮ってみたので、

ご紹介しますね。

なかなかうまく撮れなくて、、。ユーチューブで見た方が良いかも、

ですが、、。

さて、桃をさっと洗い、ペーパーで、良く水けを拭いたら、

なり口を下にして、

桃の真ん中に筋目がついている、少しくぼんでいるところに、

上からナイフを入れます。

S20220806221116291

たいていは、種に当たり、スパッとは切れないけれど、

とにかく一周ナイフを入れます。

S20220806221157041

次は、桃を横にして半分のところで、またナイフを入れ、

4分の1の筋目が付いたら、その部分を2~4に筋目を入れる。

そこは桃の大きさと、食べる人数によってだけれど、

3切れくらいがお勧めです。

S20220806221226636

さて、ここまでできたら、はらりと一切れくらいの桃が外れてきます。

外れなければ、なり口を上にして、種に沿って、

真上からゆっくりと一周ナイフを回せば、外れてきますよ。

これで半分の桃が今回は小ぶりだったので4等分に。

種の周りをにナイフを入れて、種を外し、反対の半分も4等分します。

S20220806221254990

全部外してから、皮を剥きます。

一切れの右にナイフを当て、桃を舟のように動かして、

ナイフはまな板につけたまま、小刻みに動かすだけ。

S20220806221341215

S20220806221405851

あくまでも、ナイフではなく、桃をうごかします。

皮がピロリンと剥けます。

慣れれば、すぐに剥けます。

そして、初めのナイフを入れた時に出る果汁の具合で

美味しいかどうかもわかります。

あーあ、写真も難しいし、説明も難しいです。

美味しい桃だけれど、剥き方に困ってる方が多いのでは、

と紹介しようと頑張ったけど、うまく伝わったかな?

生ハムとフルーツのサラダ  1300円

S20220813223814084_20220817012201

 

浅野屋でどうぞ。安過ぎます!!

 

 

2022年6月16日 (木)

No.1001 メニューのご案内

さあて、1001回にもなり、気合い入れて行こうと思っていたら、

月曜日の朝、起きてきたシェフはまさかのぎっくり腰。

私は、ぎっくり腰にはよくなるので、

なった時の程度の加減から、対処法や、身体の動かし方を考え、

なんとか仕事をしています。

色々アドバイスもし、本人も整体でも治療を受けたけれども、

木曜日から、どの程度仕事をやれるのか?

そんな時に、なんですが、メニューのご案内です。

イタリアのハム類が輸入禁止になった問題は、

ハム専門店の方のお話しだと数年続くとのこと。

え? 生ハムは売ってるよ、という方、良く見て下さい。国産かスペイン産になってます。

浅野屋でお出ししていたイタリアのプロシュート(豚もものハム)もついに無くなり、

なんとか確保したイタリアのコッパ(肩ロースのハム)に繋げました。

コッパも中々美味しいですよ。

今はさっぱりメロンか甘い完熟パイナップルか、

どちらかでお出ししています。

また写真をあげますね。

モッツァレラは国産の美味しいものを見つけました。

さっぱりしているけど、後に美味しさが残ります。

毎週同じものを提供できる訳ではないけれど、

今週はスペシャルで「モッツァレラとトマトのサラダ パッションフルーツ掛け」

1500円をお出ししますね。

Sdsc_1612_20220616030801

パッションフルーツの魅惑的な香りと酸味が加わり、スペシャルな一品です。

準備でき次第、「自家製ツナの入ったニース風サラダ」1300円も控えています。

こちらは、もう少しお待ち下さい。

ドリンクの案内を2種類。

キリンから出ているウイスキー「陸」がリニューアルしました。

Sdsc_2594

え?キリンのウイスキー?確かに影が薄いです。

ロックで飲むと甘い香り、樽香からくるバニラ香かな?がしっかりして、

上品な感じです。

度数は50度と高めだけれど、ハイボールも少し濃いめに作ると、

香りの良さが感じられ、とても美味しいです。

今回はリニューアル記念価格でロック、水割り、ハイボール、

すべて600円でお出しします。

そして、これからの蒸し暑い季節にぴったりな「自家製コーラ」500円

疲れた時に、私もよく飲みます。

一気にリフレッシュです。

ある時、残り少しだったので、全部入れて濃いめのコーラを作りました。

お、美味しい!!

というわけで、約2倍量原液入りの「濃いコーラ」が誕生。

「濃いコーラ」700円です。

Sdsc_1686

レモン、黒砂糖、カルダモンやコーラナッツが入った自家製コーラは、

とても健康ドリンクですよ。さっぱりの「自家製コーラ」、

ガツンと「濃いコーラ」、浅野屋でお楽しみ下さい。

さてさて、シェフのぎっくり腰が軽快してますように。

 

2022年6月 3日 (金)

No.998 モッツァレラとトマトのサラダ復活

ほとんど空輸の問題らしく、

全く見なくなったイタリア産モッツァレラ。

国産の乳牛の美味しいモッツァレラを見つけたので、

6月3日金曜日よりお出しします。

少しですが、今トマトもすごく美味しいので、

きっとご満足いただけると思います。

あまりに欠品が続くので、

自分で作って見るのもありかな?とは思うものの…。

これ以上仕事も増やせないし。

以前チーズの本で、本場の手作りモッツァレラの作り方が

手順に沿って写真で紹介されてました。

熱湯を入れて、練ることで粘る乳を、

最後はひきちぎることで、モッツァレラと呼ばれるそうです。

本にはチーズが餅のようになっていくと書かれていて、

「餅は粘って、どんどん伸びる」と表現してあり、

私の中ではモッツァレラ=餅と認識されるようになってます。

6月初めはお休みが多くて、お出しできる時が限られますが、

この機会にどうぞお楽しみ下さい。。

そして、フランス産を初めとする

チーズ類の売り場も縮小しています。

休みにちょっと遠出して、モッツァレラとチーズ類の買い物をしたので

こちらも面白いものがそろいました。

「国産モッツァレラとトマトのサラダ」1300円(税込)

「くるみとチーズのサラダ」1600円(100円アップですがよろしく)

酒屋さんからは、良いワインが放出されてます。

シェフがこまめにチェックして、

良いものを、お安く提供できます。

ワイン、チーズで今週末はお楽しみ下さい。

浅野屋でお待ちしております。

 

 

.

2022年5月14日 (土)

No.993 チーズ、そしてハム

浅野屋オードブルの人気メニュー、

「モッツァレラとトマトのサラダ」1300円は、

こくがある、イタリアの水牛のモッツァレラを使った一品。

トマトがおいしい、今食べたいメニューですが、

だいぶ前から「今日は欠品となっております」とお断りが続いいています。

イタリア産モッツァレラが品薄になってきているとは思っていたけれど、

最近は全く見かけず。業者さんも持っていません。

チーズ売り場もフレッシュチーズはフランス産もめっきり品薄。

そればかりか、イタリアンのシェフからは、

イタリアのピエモンテで発生した、ブタ熱が原因で、

イタリアからのハムなどの豚肉加工品を日本政府が一時停止しているとの情報が。

ピンチ!

急いで業者さんに連絡するも、「この前お持ちしたのが最後です」と!

スペイン、フランス、国産と生ハムをあたってみるも、

すごくお高く、全体として品薄です。

スーパーでもスライスした海外のハムは売り場が縮小されてます。

店で使うものは、原木といって、7ー8kgの大きな塊です。

通関士をしている、元バイトしていた子に問い合わせると、

飼料となる穀類の高騰に加え、輸送費がどんどん高騰していて、

ものの値段より、輸送費の方が高くて驚くこともしばしばとのこと。

重くてかさばる食品を空輸するより、

軽くて高いダイアモンドを送っているとは、八百屋さんの弁。当たっています。

コロナ、そしてウクライナでの出来事などを通して

世界は繋がっていることを実感します。

今も、ハムやチーズやと言う以前に

主食の小麦が不足している国が出てきていること、

胸が痛みます。子どもたちに豊かな地球を残せるのかしら。

不安な気分の中、今週はすごく状態の良い生マグロをみつけたので、

自家製ツナを作りました。

Sdsc_2466

「自家製ツナ入りニース風サラダ」1300円 

モッツァレラは今、国産を色々試食中。

ハムはスペインを中心に探しています。

申し訳ございませんが、14日土曜日ディナーはご予約につき、

お席を制限させていただきます。

お越しのおりには、お電話でご確認をお願いいたします。

 

 

.

2022年4月20日 (水)

No.990 花と食を巡るディープな京都旅 その4 京極かねよと純喫茶翡翠

パン屋の後、京都市内を東から西へ、

北から南へ移動して、京都駅南の実家へ。

鴨川の河原、二条城前のバス停と、車の中からですが、

まだまだ桜はきれいでした。

御倉屋のお菓子を母たちといっしょに食べて、

一息入れさせてもらい、夕食予定の京極かねよへ向かいます。

実はこの地点で、私はお腹いっぱい。

遅いお昼に立ち寄った、「純喫茶翡翠」のホットケーキが、効いてきました。

原谷苑の後に、御倉屋からはちはちへ向かう経路に、

娘が毎年買っている「純喫茶カレンダー」に載っていたお店を発見。

古ぼけた外観で、カレンダーのことを思い出さなければ、

入るのが、ためらわられるような店でした。

Sdsc_0768_20220420232101

シーンとした店内に、一人また一人と結構なお客様がいらっしゃいます。

お腹がすいたというシェフは「ハンバーグカレー」を食べて、

「美味しい」と言っていて、笑えました。

私が頼んだホットケーキは「お時間をいただきます」と言われただけあって、

袋を開けて、粉を計量。20分超かかってましたが、

どーんとこのボリューム。そして中々美人さんです。

Sdsc_2364

その他のドリンク類も、おいしく、昔ながらの何でもありのメニューと

クラシカルな店内に、カレンダーを買って眺めていた娘も大喜び。

翡翠と同じように、「京極かねよ」もずっと、寺町六角にありました。

買い物などで、きっとよく通っていただろうけど、

若い時には目にも入らなかった老舗。

そもそも、学生時代に鰻やへ行くという、発想すらなかった。

今回名古屋の友人に教えてもらい、出掛けました。

こちらは、鰻丼の上に卵焼きを載せた「きんし丼」が有名。

運ばれてきた丼からは、卵焼きがはみ出していて、

ビジュアル的にもインパクト大です。

Sdsc_2382

うなぎは炭火の香りがする、さっぱりたれで、

卵の下で、いい具合に蒸されてます。

だし巻きと卵、鰻巻きなど卵と鰻の相性はいいけれど、

この卵はだし巻きではなく、卵焼き。初体験の味のコラボでした。

S1650385083207

お手洗いへの通路の奥まったところには

蓋をしたたらいのようなものが置いてあり、水が出ています。

お客様が入る前にここで鰻の処理をされるのでしょう。

鰻を取り巻く環境は、近年大きく変化しています。

お商売はやりにくいだろうな、と勝手に思います。

それでも、以前と変わらず、京極かねよの名前で同じメニューを

出し続けられることはすごいなと思います。

浅野屋でも、入ってくる、肉や魚の状態は日によって、様々。

パン粉問題も全解決とはならないし、キャベツやトマトもその日その日で全く違います。

それでもできるだけコンディションを整え、

いつもの味をお出し出来るよう、一定の水準を保てるからこそ、

お客様が来てくださるのだと思います。

「純喫茶翡翠」、「京極かねよ」さん。

京都の町に溶けこんだ老舗ののれんは、

今日もまた、常連さんも一見さんも、

分け隔てなく出迎えて下さることでしょう。

Sdsc_2380

突き立てごまの「ごまのふかほり」にも立ち寄り、

行きたい所、食べたいものを全部回ると、日帰りながら、ディープな京都旅。

美しいもの、美味しいものに触れて、

五感が刺激され、春を満喫させてもらった1日でした。

 

より以前の記事一覧

2023年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ