No.1139 ダイナミックとセンシティブ ~書家 渡辺裕子さん~
お客様で、書家の渡辺裕子さん。
作品はインスタグラムでしか拝見したことがないけれど、
いつもカッコイイなぁ、素敵だなと思ってました。
京都で、個展を開かれると知り、
ちょうど日程もよかったので、お伺いできました。
会場は繁華街の三条寺町にある同時代ギャラリー。
もうすぐ築100年になる、旧・毎日新聞社京都支社の建物が、
そのままギャラリーとなっています。
ご本人はお酒とおいしいものが大好きで
エネルギッシュそのもの。
そのままに、パリやニューヨークなど世界に飛びだし、
書のライブパフォーマンスをされています。
漢字一文字の一字書というのも、分かりやすいと私は思っています。
今回は、最終日にライブパフォーマンスがあった、立体書というユニークな試みも迫力があります。
折りたたみ式の箱のようなものの平面に自在に書き、それを積み上げたり、横にひろげたりすると立体作品になります。
実物を見て、飛び込んでくるのはダイナミックな動き。
でもその一言では済まされない、作品の気配を感じます。
はかないような、すごく繊細な雰囲気がにじみ出ています。
ご本人のお話しもお聞きして、よく見てみると、
これはペンで書いたのでは?と思うような、
細やかな、細い文字の連なりが、そこここにある作品がいくつもあります。
また、にじみからくる、微妙な余白などもすごく繊細。
私のボキャブラリーでは、説明不可ね。
足を運んで実物を見てこそ、感じる作品世界に魅了された作品展でした。
心豊かな時間を過ごさせていただきました。
渡辺裕子さん、これからも存分にご活躍くださいね。
作品 「風」
「風という文字が好きで、いくつ書いたやら」とご本人。
風の文字の起こりもお話しいただきました。
作品には鈴鹿墨、新城硯、豊橋筆、美濃和紙など、
東海地方の伝統品を積極的に使われているそうです。
窓や床材に100年の歳月を感じる展示空間
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