日記・コラム・つぶやき

2018年9月24日 (月)

No.715 和歌山の旅 その2~雨にしっとり古い町並み

旅館では、地元の漁港でとれたての海の幸をいただき、

静かな夜を過ごさせていただきました。とれたてアジのアジフライ。

サクサクしていて、フワフワで、家で食べるアジフライとはこんなにも違うかと驚き。

翌日はあいにくの雨で、欲張らない行程にしました。

関空が閉鎖される被害が出た、台風21号は和歌山でも風速50m以上を記録して、

あちこち道の不通や停電がおきていました。

真っ白な石灰岩が見事な白崎海洋公園もバンガローがぺちゃんこになり封鎖。

海岸線は開通したばかりでした。

特急で白浜への観光が多い和歌山ですが、

海岸線と山あいを縫うように走る紀勢本線の旅も素敵で,

レトロな「紀伊由良駅」を訪ねました。

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時間が止まったような駅舎。

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その後、醤油発祥の地、湯浅へ。

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国道に面した醤油蔵の見学の後、古い町並みが残る湯浅の町中へ。

江戸時代から続く蔵や、店が雨に濡れてしっとりとした風情です。

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幕末から昭和60年まで営業していた銭湯などの見学も面白く、

何より、食べ歩きの店の一軒もない、清さがうれしかったです。

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本当に昔から続く暮らしぶりが伺える、大人旅にふさわしい佇まいでした。



2018年9月22日 (土)

No.715  和歌山の旅 その1~母の里

9月の19日、20日。一泊2日で和歌山へ出かけました。

母の里、和歌山は名古屋からは意外に遠く、行きにくく、すっかりご無沙汰でした。

子供の頃はしょっちゅう遊びに行き、親しかったお寺の奥様が、

お元気なうちに一度お目にかかりたくて、今回念願かないお伺いできました。

海南市下津町です。

国道を越え、村に入ると、狭く曲がりくねった道。新しい家は立っているものの、

青空にみかん山が周りを取り囲んでいる集落の景色は昔のままで、

都会の喧騒とはかけ離れた、静けさです。

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家々の庭にもみかんの木が植わっていて、静かで伸びやかな暮らしが、伺われます。

母の実家のお嫁さんも加わり、

お念仏を中心とした日々の暮らしのお話をお伺いしているうちに日が傾いて来ました。

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あっという間にお別れの時間になり、その日の宿、由良町の白崎海岸へ向かいました。

真っ白な岩肌が美しい白崎海岸には、

浅野屋スタッフのNさんのおばさんがやってらっしゃる旅館があります。

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彼女とは和歌山話で良く盛り上がってましたが、

こちらも念願かなってお伺いすることができました。

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2018年9月12日 (水)

No.713 やってしまった

やってしまいました。

目の前にパトカーがいるのに、信号無視。当然、切符を切られ、

ずっと続いていたゴールド返上です。

急な雨で娘を歯科へ送って行くも、あいにく駐車場が空いません。

近くのコンビニで待っていようかな、と慣れない裏道から、

うまく環状線に出られたと思った瞬間、走行していたパトカーが近づいて来て、

「今、信号無視しましたね」

「え?信号あったっけ?」 状況が飲み込めない私に

「事故がなくて良かった。気をつけて運転してください」と忠告と違反切符が。

環状線には中央分離帯があり、信号があるようには見えなかったけれど、

分離帯のその先に、実は信号がついていた。

そういえば、なぜか車が横一列に並び止まっていて、

そのなかにパトカーの姿が見えてました。タイミング悪く現行犯です。

朝から介護ベットの入れ替えで、バタバタ過ごし、急な雨でまたバタバタ出かけ、

疲れがたまった週末ではありました。さすがに家族の誰も怒りませんでしたが、

気をつけないと、ね。家に戻って、布団にもぐり込みました。

お芝居では、一人二役というけれど、私の日常は一人何役もこなしている現状。

休めってことですね。

久々のブログ更新は、お店情報じゃなくて、ごめんなさい。

台風、地震と自然災害に翻弄された9月始め。いつの間にか涼しくなって来てます。

浅野屋でお待ちしています。


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2018年8月15日 (水)

No.708 もの皆、暑し

異常気象の連続の日々。

もはや体温越えの暑さにも驚かなくなり、でもやはり疲れますね。 

先日来、自転車のパンクで、歩いて出勤していると、

小ぶりの街路樹が枯れているのが目につきます。

スコールのような激しい雨はたまにあるけど、カンカン照りの日が続けば、

水やる人もない街路樹はお手上げなのでしょう。

朝と夕にホースで水をもらう、家の庭の草花の葉でも日焼けするこの夏はやはり、

日本の草花にとっても、経験したことのない暑さなのでしょう。

自転車はなんとか直り、私は助かりましたが、シェフは相変わらず、

帽子の中に保冷剤を入れて歩いています。

家の近くでうろうろしていたのら猫たち。

自転車の前かごの中で丸まって寝ていたり、空の植え木鉢で寝ていたり、

かわいい姿を見せてくれてましたが、猫を飼ってた老夫婦が引っ越してから、

あまり見かけなくなってました。玄関先においてある、その家の水やら、

ごはんやらをきっと失敬していたんでしょう。

先日、久しぶりにのら発見。

痩せて、うろつく身体には引っ掻いて毛が剥げた後が二筋。

暑い日差しの中をヨロヨロしながら、車の陰に隠れて行きました。

ああ、暑くて弱っているのは人間だけじゃないんだな。

のら猫にとってはひときは厳しいこの夏。

カラスも鳩も外で暮らすものにとっては、クーラーのスイッチ一つに救われる人間は、

文句言うなと言いたいことでしょう。

暑さにやられている草木の中では比較的元気なハーブたち。

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ラベンダーやスイートマージョラム、タイムもよく茂ってます。

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ダントツ元気なのは、もらいものの多肉植物。名前はわかりません。

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あまりにも暑いので、ベランダでブルーベリーを干してみた。(ただいま実験中)

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2018年8月 5日 (日)

No.707 感謝、そして暑い

先週の日曜日から、今週の木曜日までのまさかの5連休。

家庭の事情で、こんなに休んだのに、

開ければ、たくさんのお客様がいつもと変わらぬように顔をだして下さいました。

「暑いから、お身体お大事にね」と言ってくださって。本当に感謝です。

それにしても暑いですね。金曜日は名古屋はついに40度3分 ! 

暑さのせいか私の自転車はパンクして、

借りようとあわてて乗った娘の自転車もパンクでした。

お陰で、暑い中ヨロヨロ歩いて出勤してます。

さすがに土曜日のランチはお客様5人。皆さん夜に集中でした。

暑さで高騰の野菜の代表格、キャベツ。

高いから付けないという訳には行きません。いざ。切ります。

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2018年8月 2日 (木)

No.705 カリフォルニアワイン「幻」

7月29日日曜日より、予定延長して5日間ものお休みをいただきました。

6月初めより入院していた義母の退院が急遽決まり、ぶり返した暑さの中、

それでもとても嬉しそうに、家の玄関を再びまたぐことができました。

90歳を越えてからはけがなどで病院のお世話になることも多いけど、今回も復活です。

さて、今回の休みの間にワイン好きの方々が集まられるご予約がありました。

どんなワインをお出しすればよいのか、

シェフが選ぶ有名所のワインには首を横にふり続けた私。

何かもっと変でインパクトのあるものはないの?という私の注文に

シェフがセラーから出してきたワインは紫のラベルに羊と鷹が描かれた、

「maborosi」。右下に漢字で「幻」と書いてあります。2003年のカベルネです。

お値段も結構するけれど、きっと喜ばれると思い「これでいきましょう。

「ところでこれってほんとに幻なの?」という質問には、

「流通しているから、幻ではないのでは?」との答えに思わず吹き出してしまいました。

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お客様も喜んで下さり、鴨のソテーや、ローストビーフと合わされました。

複雑な香りが立ち上ぼり、力強く、濃い味わいがお料理を引き立てました。

ワインの正体は、カリフォルニアのソノマに醸造所を構える

日本人の私市友宏さんの作るものでした。

ブルゴーニュワインに魅せられた私市氏は奥様と子どもさんを連れて

日本からブルゴーニュに渡りワイン修行。

さらにカリフォルニアに新天地を求めて、

ブルゴーニュのようなピノノワール作りを目指します。

日本を離れる時に友人から「そんな夢か幻みたいな話」と言われたことから、

「幻」という名前をつけたそうです。

後に作られるようになったカベルネ・ソーヴィニヨンは、少し離れたナパの畑です。

描かれている羊と鷹と月にもそれぞれ意味があるようです。

年間生産量は300ケースと少ないため、そうそうお目にかかれるものではなく、

幻と言っても過言ではないでしょう。シェフが見つけて購入していたものでした。

本場フランスを初め、世界中で日本人のワイン醸造家が活躍する時代になりました。

次回はお客様に教えていただいた、

イタリアのシチリアで昨年リリースされた

日本人が作るワインについてお話ししますね。

2018年7月16日 (月)

No.703  振り向けば、そこにごはん

どんなに忙しくても、必ず終わりがくる。

そう思っても一気に満席になったりすれば、かなり焦ります。

忙しくなるとシェフはいつもテンパって、「おーい、奥さん」、

とか「おーいT君」とか叫んでいます。

先日も度々叫んでいて、「T君、暇?」と度々の催促。

暇な訳ないでしょ、満席なんだから。みんなそれぞれの持ち場でやってますって。

お客様を前にそんな本音トークもできないから、

声の調子で緊急度を計りながらついに私は、

「今、何をして欲しいですか」と尋ねました。

これを聞いていたお客様は、お会計の時に、

「今日はいいこと教えてもらった。今、何をして欲しいですか?

これはこれから老後を生きてく上のキーワードだね」と

妙な感心をして帰られました。

私たちは目の前の仕事をこなすので精一杯のところでのやり取りが、

その方のツボにはまったようでした。ご夫婦でうなずきながらお帰りになりました。

また別日には、「ごはん、ごはん、ごはん。カレーのごはんはまだか?」と

叫んで来ました。配膳台の上に、すでにごはんはスタンバイ。

ただガスコンロ前で鍋を振っているシェフからは、後ろです。

それで、

「振り向けば、そこにごはん!!」と私が叫ぶと「あ、本当だ」と気がついた様子。

このやり取りを、待ちながら見ていたお客様が笑いだされました。

皆さん、お待たせ致しております。まあそんなわけで、いつも必死な私たちです。

おいしいものをベストなタイミングでお出ししたいと、シェフ一同頑張っています。

暑い日が続き、シェフの叫び声がいつもより多いかも知れないけど、

どうかお許し下さい。

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2018年5月13日 (日)

No.693 初心者マークにご用心

先日より変則営業でご迷惑をおかけしています。

当分の間、月、火、水、木がお休みで、次の営業日は18日金曜日です。

結婚した次女に赤ちゃんが生まれました。

5月5日のこどもの日に男の子の誕生です。

予定日より早く生まれそうとの連絡を受けて、落ち着かない毎日を送っていましたが、

結局は予定日より少しだけ早くなっただけで、充分な大きさになって、

元気な産声をあげました。

私は連休中にすごい混雑の新幹線に乗り、往復しました。

退院後は、初心者マークながら、いきなり本物の生きた命を預かるのですから、

若い夫婦は大変です。

ママの体がしっかりしてくるしばらくの間、私がヘルプに入りました。

そんな訳で、営業日が少なくなり、お客様にはご迷惑をお掛けしています。

不在の間はスタッフとスタッフOBの助けをいただいています。

私は珍しく専業主婦の時間をいただき、

好きな家事をゆったりとできる時間を味わっています。

でも赤ちゃんとの毎日はなかなか忙しいです。

赤ちゃんの命を預かる若い夫婦も大変ですが、

預ける赤ちゃんも大変だなと思いながら見ています。

車の免許でも、もう少し教習所へ通うのに。

今のところはよく飲みのちゃんと出して、大きな声で泣いて、

赤ちゃんも頑張ってます。

5月の爽やかな風に吹かれながら。


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2018年4月11日 (水)

No.690 名古屋vs.京都

結婚して、名古屋へ来て、早、30数年。とっくに生まれ育った京都にいた時間より、

名古屋で過ごした時間のほうが長くなりました。

生活しやすい町、名古屋が好きで、

自分ではけっこう名古屋人としていけてるつもりだけれど、

未だにお客様からは「関西でしょ。どこ?」と言われます。

京都大好きな人が多い名古屋では、「京都です」と答えたとたん、うらやましがられ、

お客様の京都愛を聞くこともしばしば。

本当に皆さん京都のことはよくご存知です。

先日も同じような質問が男性のお客様から。その方は大阪ご出身だとか。

「関西バレバレよ」といわれ、しばし、京都や大阪と名古屋の食べ物の違い談義に。

漬物の「スグキ」「日野菜」「壬生菜」みんな知らんねえ。

おいしのになあと言われます。

お隣の女性はキョトンと、まるで知らない言葉のようです。

名古屋へ来てのカルチャーショックはなんだったかと言われ、

私は「普通のお揚げちょうだい」と言って、

豆腐やのおばさんから「これが普通の揚げや」と怒られた話をすると、

男性はおでんやさんで「飛龍頭」(ひろうず)が通じず、

「がんもどき」と言い直されたと言います。どちらも揚げやね。

そもそも京都では、「揚げ」などと呼び捨てにはせず、「お揚げさん」どす。

その他、煮ても煮ても柔らかくならない味噌煮込みうどんに面食らったり、

どす黒い味噌に浸かっている味噌おでんにびっくりしたりの話が続きました。

お雑煮に入れる金時人参で12月31日にけんかになった話をすると、

男性はコンビニで「豚まんちょうだい」というと笑われ、「肉まん」と訂正があったと。

「大阪では、誰も蓬莱で肉まんちょうだいといわへんよ」って。

ところ変われば変わるものです。私の最大のびっくりは、

デパートの店員さんに「こちらはお値打ちです」と言われたこと。

京都では、定価で買って、

その掛け紙が掛かっていることに意味があるデパートでの買い物。

名古屋、実質的本音文化vs.京都、建前文化。

私は名古屋はとても生活者に優しい町と思いますが。


2018年4月 5日 (木)

No.689 春満開

暖かさを通り越して、夏日にもなる名古屋。

我が家のずぼら庭も球根や宿根草で春満開です。

玄関先で毎年咲いてくれる水仙たち

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昨年は忙しくて球根を植えられなかったチューリップですが、

毎年出てくる原種チューリップが今年は2倍に背が伸び、花いっぱいに。何で?

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ポツポツ灯る灯りのようで、大好きな山吹の花。

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昔、宇治の平等院へ出かけた時、

父が庭の山吹を見て私の子どもたちに「何の花か知ってるか?」と尋ねました。

私はそれが大好きな花だったので、子どもを差し置いて答えると、太田道灌と山吹の話しをしたかった父は話の腰を折られ、苦笑い。

そんな思い出の花です。

ビオラやムスカリやクリスマスローズや桜草と、

花芽をいっぱいつけたジャスミンにお日様に向かって伸びる鳴子と

次々の開花が楽しみな季節です。

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