日記・コラム・つぶやき

2018年8月15日 (水)

No.708 もの皆、暑し

異常気象の連続の日々。

もはや体温越えの暑さにも驚かなくなり、でもやはり疲れますね。 

先日来、自転車のパンクで、歩いて出勤していると、

小ぶりの街路樹が枯れているのが目につきます。

スコールのような激しい雨はたまにあるけど、カンカン照りの日が続けば、

水やる人もない街路樹はお手上げなのでしょう。

朝と夕にホースで水をもらう、家の庭の草花の葉でも日焼けするこの夏はやはり、

日本の草花にとっても、経験したことのない暑さなのでしょう。

自転車はなんとか直り、私は助かりましたが、シェフは相変わらず、

帽子の中に保冷剤を入れて歩いています。

家の近くでうろうろしていたのら猫たち。

自転車の前かごの中で丸まって寝ていたり、空の植え木鉢で寝ていたり、

かわいい姿を見せてくれてましたが、猫を飼ってた老夫婦が引っ越してから、

あまり見かけなくなってました。玄関先においてある、その家の水やら、

ごはんやらをきっと失敬していたんでしょう。

先日、久しぶりにのら発見。

痩せて、うろつく身体には引っ掻いて毛が剥げた後が二筋。

暑い日差しの中をヨロヨロしながら、車の陰に隠れて行きました。

ああ、暑くて弱っているのは人間だけじゃないんだな。

のら猫にとってはひときは厳しいこの夏。

カラスも鳩も外で暮らすものにとっては、クーラーのスイッチ一つに救われる人間は、

文句言うなと言いたいことでしょう。

暑さにやられている草木の中では比較的元気なハーブたち。

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ラベンダーやスイートマージョラム、タイムもよく茂ってます。

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ダントツ元気なのは、もらいものの多肉植物。名前はわかりません。

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あまりにも暑いので、ベランダでブルーベリーを干してみた。(ただいま実験中)

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2018年8月 5日 (日)

No.707 感謝、そして暑い

先週の日曜日から、今週の木曜日までのまさかの5連休。

家庭の事情で、こんなに休んだのに、

開ければ、たくさんのお客様がいつもと変わらぬように顔をだして下さいました。

「暑いから、お身体お大事にね」と言ってくださって。本当に感謝です。

それにしても暑いですね。金曜日は名古屋はついに40度3分 ! 

暑さのせいか私の自転車はパンクして、

借りようとあわてて乗った娘の自転車もパンクでした。

お陰で、暑い中ヨロヨロ歩いて出勤してます。

さすがに土曜日のランチはお客様5人。皆さん夜に集中でした。

暑さで高騰の野菜の代表格、キャベツ。

高いから付けないという訳には行きません。いざ。切ります。

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2018年8月 2日 (木)

No.705 カリフォルニアワイン「幻」

7月29日日曜日より、予定延長して5日間ものお休みをいただきました。

6月初めより入院していた義母の退院が急遽決まり、ぶり返した暑さの中、

それでもとても嬉しそうに、家の玄関を再びまたぐことができました。

90歳を越えてからはけがなどで病院のお世話になることも多いけど、今回も復活です。

さて、今回の休みの間にワイン好きの方々が集まられるご予約がありました。

どんなワインをお出しすればよいのか、

シェフが選ぶ有名所のワインには首を横にふり続けた私。

何かもっと変でインパクトのあるものはないの?という私の注文に

シェフがセラーから出してきたワインは紫のラベルに羊と鷹が描かれた、

「maborosi」。右下に漢字で「幻」と書いてあります。2003年のカベルネです。

お値段も結構するけれど、きっと喜ばれると思い「これでいきましょう。

「ところでこれってほんとに幻なの?」という質問には、

「流通しているから、幻ではないのでは?」との答えに思わず吹き出してしまいました。

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お客様も喜んで下さり、鴨のソテーや、ローストビーフと合わされました。

複雑な香りが立ち上ぼり、力強く、濃い味わいがお料理を引き立てました。

ワインの正体は、カリフォルニアのソノマに醸造所を構える

日本人の私市友宏さんの作るものでした。

ブルゴーニュワインに魅せられた私市氏は奥様と子どもさんを連れて

日本からブルゴーニュに渡りワイン修行。

さらにカリフォルニアに新天地を求めて、

ブルゴーニュのようなピノノワール作りを目指します。

日本を離れる時に友人から「そんな夢か幻みたいな話」と言われたことから、

「幻」という名前をつけたそうです。

後に作られるようになったカベルネ・ソーヴィニヨンは、少し離れたナパの畑です。

描かれている羊と鷹と月にもそれぞれ意味があるようです。

年間生産量は300ケースと少ないため、そうそうお目にかかれるものではなく、

幻と言っても過言ではないでしょう。シェフが見つけて購入していたものでした。

本場フランスを初め、世界中で日本人のワイン醸造家が活躍する時代になりました。

次回はお客様に教えていただいた、

イタリアのシチリアで昨年リリースされた

日本人が作るワインについてお話ししますね。

2018年7月16日 (月)

No.703  振り向けば、そこにごはん

どんなに忙しくても、必ず終わりがくる。

そう思っても一気に満席になったりすれば、かなり焦ります。

忙しくなるとシェフはいつもテンパって、「おーい、奥さん」、

とか「おーいT君」とか叫んでいます。

先日も度々叫んでいて、「T君、暇?」と度々の催促。

暇な訳ないでしょ、満席なんだから。みんなそれぞれの持ち場でやってますって。

お客様を前にそんな本音トークもできないから、

声の調子で緊急度を計りながらついに私は、

「今、何をして欲しいですか」と尋ねました。

これを聞いていたお客様は、お会計の時に、

「今日はいいこと教えてもらった。今、何をして欲しいですか?

これはこれから老後を生きてく上のキーワードだね」と

妙な感心をして帰られました。

私たちは目の前の仕事をこなすので精一杯のところでのやり取りが、

その方のツボにはまったようでした。ご夫婦でうなずきながらお帰りになりました。

また別日には、「ごはん、ごはん、ごはん。カレーのごはんはまだか?」と

叫んで来ました。配膳台の上に、すでにごはんはスタンバイ。

ただガスコンロ前で鍋を振っているシェフからは、後ろです。

それで、

「振り向けば、そこにごはん!!」と私が叫ぶと「あ、本当だ」と気がついた様子。

このやり取りを、待ちながら見ていたお客様が笑いだされました。

皆さん、お待たせ致しております。まあそんなわけで、いつも必死な私たちです。

おいしいものをベストなタイミングでお出ししたいと、シェフ一同頑張っています。

暑い日が続き、シェフの叫び声がいつもより多いかも知れないけど、

どうかお許し下さい。

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2018年5月13日 (日)

No.693 初心者マークにご用心

先日より変則営業でご迷惑をおかけしています。

当分の間、月、火、水、木がお休みで、次の営業日は18日金曜日です。

結婚した次女に赤ちゃんが生まれました。

5月5日のこどもの日に男の子の誕生です。

予定日より早く生まれそうとの連絡を受けて、落ち着かない毎日を送っていましたが、

結局は予定日より少しだけ早くなっただけで、充分な大きさになって、

元気な産声をあげました。

私は連休中にすごい混雑の新幹線に乗り、往復しました。

退院後は、初心者マークながら、いきなり本物の生きた命を預かるのですから、

若い夫婦は大変です。

ママの体がしっかりしてくるしばらくの間、私がヘルプに入りました。

そんな訳で、営業日が少なくなり、お客様にはご迷惑をお掛けしています。

不在の間はスタッフとスタッフOBの助けをいただいています。

私は珍しく専業主婦の時間をいただき、

好きな家事をゆったりとできる時間を味わっています。

でも赤ちゃんとの毎日はなかなか忙しいです。

赤ちゃんの命を預かる若い夫婦も大変ですが、

預ける赤ちゃんも大変だなと思いながら見ています。

車の免許でも、もう少し教習所へ通うのに。

今のところはよく飲みのちゃんと出して、大きな声で泣いて、

赤ちゃんも頑張ってます。

5月の爽やかな風に吹かれながら。


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2018年4月11日 (水)

No.690 名古屋vs.京都

結婚して、名古屋へ来て、早、30数年。とっくに生まれ育った京都にいた時間より、

名古屋で過ごした時間のほうが長くなりました。

生活しやすい町、名古屋が好きで、

自分ではけっこう名古屋人としていけてるつもりだけれど、

未だにお客様からは「関西でしょ。どこ?」と言われます。

京都大好きな人が多い名古屋では、「京都です」と答えたとたん、うらやましがられ、

お客様の京都愛を聞くこともしばしば。

本当に皆さん京都のことはよくご存知です。

先日も同じような質問が男性のお客様から。その方は大阪ご出身だとか。

「関西バレバレよ」といわれ、しばし、京都や大阪と名古屋の食べ物の違い談義に。

漬物の「スグキ」「日野菜」「壬生菜」みんな知らんねえ。

おいしのになあと言われます。

お隣の女性はキョトンと、まるで知らない言葉のようです。

名古屋へ来てのカルチャーショックはなんだったかと言われ、

私は「普通のお揚げちょうだい」と言って、

豆腐やのおばさんから「これが普通の揚げや」と怒られた話をすると、

男性はおでんやさんで「飛龍頭」(ひろうず)が通じず、

「がんもどき」と言い直されたと言います。どちらも揚げやね。

そもそも京都では、「揚げ」などと呼び捨てにはせず、「お揚げさん」どす。

その他、煮ても煮ても柔らかくならない味噌煮込みうどんに面食らったり、

どす黒い味噌に浸かっている味噌おでんにびっくりしたりの話が続きました。

お雑煮に入れる金時人参で12月31日にけんかになった話をすると、

男性はコンビニで「豚まんちょうだい」というと笑われ、「肉まん」と訂正があったと。

「大阪では、誰も蓬莱で肉まんちょうだいといわへんよ」って。

ところ変われば変わるものです。私の最大のびっくりは、

デパートの店員さんに「こちらはお値打ちです」と言われたこと。

京都では、定価で買って、

その掛け紙が掛かっていることに意味があるデパートでの買い物。

名古屋、実質的本音文化vs.京都、建前文化。

私は名古屋はとても生活者に優しい町と思いますが。


2018年4月 5日 (木)

No.689 春満開

暖かさを通り越して、夏日にもなる名古屋。

我が家のずぼら庭も球根や宿根草で春満開です。

玄関先で毎年咲いてくれる水仙たち

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昨年は忙しくて球根を植えられなかったチューリップですが、

毎年出てくる原種チューリップが今年は2倍に背が伸び、花いっぱいに。何で?

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ポツポツ灯る灯りのようで、大好きな山吹の花。

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昔、宇治の平等院へ出かけた時、

父が庭の山吹を見て私の子どもたちに「何の花か知ってるか?」と尋ねました。

私はそれが大好きな花だったので、子どもを差し置いて答えると、太田道灌と山吹の話しをしたかった父は話の腰を折られ、苦笑い。

そんな思い出の花です。

ビオラやムスカリやクリスマスローズや桜草と、

花芽をいっぱいつけたジャスミンにお日様に向かって伸びる鳴子と

次々の開花が楽しみな季節です。

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No.688 あれから1年 そして…

昨年3月末に、今の浅野屋の工事が終わり、

厨房機器の搬入が、3月29日、コンテナに預けていた家財道具の引っ越しが30日、

その後はバタバタと開店準備になだれ込んで行きました。

あれから1年たつんですね。

本オープンまでに本当にお客様をお迎えして、ここで料理を作れるのか、

プレオープンで初めてのお客様をお迎えしたのが4月12日でした。

過ぎてみればあっという間の1年をなんとか乗りきったという感じです。

色々と至らないところだらけですが、大勢の方々に支えられ、

なんとか店らしくなってきました。

このところ、以前の浅野屋のお客様が見つけて来てくださることが続いています。

再開と再会を喜び、「懐かしい味」と口々におっしゃいます。

煮込みハンバーグだったり、エビフライだったり、

特段変わったメニューではないけれど、「時々無性に食べたくなる」とか、

「この味、懐かしい味」とおっしゃって下さることが、うれしいことです。

そして、お客様から、「毎年、周年記念で記念品くばってましたね、今年は?」と

聞かれます。うわー、大変。リクエストですよ!

一応、初めの浅野屋を始めて、6月で丸19年になるので、

6月には企画したいと思っています。

ていうことは…来年が無事に迎えられれば20年。もう驚きですよ!

1年たった内山の浅野屋から「これからもよろしくお願いいたします。」

今週のおすすめ

フルーツトマトとスナップえんどうと水牛のモッツァレラのサラダ 1200円

  フルーツトマトがめちゃくちゃ甘いです。季節限定の味をいつもより100円

    プラスでの、ご提供です。


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2018年3月28日 (水)

No.687 桜満喫

忙しい一週間だったけれど、やっと定休日。必ず休みは来る。

友人と約束していたお花見に、今年は名城公園へ出かけました。

北区の友人の自宅から、堀川沿いに延々と桜並木の下を自転車で進むと、

20分ほどで名古屋城横の名城公園へ到着。

途中、今噂の八王子中学(前川氏公演)の横を通り、

名古屋に八王子?の現場も見て来ました。

公園前で他の友人とも合流して、一気に暑くなった青空の下、

さっそくお弁当を広げて、

おばさんたちの近況報告などよもやま話にも、花が咲きます。

名城公園は大勢の家族連れで大にぎわい。

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特に御深井池の周りは池の水面に桜が映り、とても綺麗でした。

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ミモザの木も満開。

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車での行き帰りに名鉄瀬戸線にも桜のアーチの箇所を発見。

日本は桜に彩られた国。春の訪れを素直に嬉しく、満喫した一日となりました。

2018年3月26日 (月)

No.686 千手観音にもなれない

季節はすっかり春。凍える寒さの冬を乗りきり、乱高下した3月も後半になり、

あっという間に桜満開。春休みも始まり、浅野屋も忙しくなってきました。

ご予約貸し切りが続き、ご迷惑をおかけしていました。

17日にはマックスの16名を超える19名の貸し切りを自宅から椅子を持って来て、

なんとか乗りきりました

力を貸してくれた大学4年生のバイトの子たちもいよいよ卒業。

昨日の満席時には1年生のT君が頑張っていました。

お客様へのお茶やおしぼりだし、次々入るオーダーへの対応、そして大量の洗い物。

慌てる彼にシェフが「T君、深呼吸して」と叫んでます。

ついには側まで来て「正しい深呼吸の仕方を知ってるか?」とレクチャーしだすので、

ただでも忙しいT君は大変。

そんな事より早く料理を作ってよ、ってね。私も笑えてきました。

そういえば、ずっと前に、今よりずっと忙しい時に、長大なオーダーが入り、

読み上げれば、シェフの顔色が真っ白になると思いながら、

オーダーを読み上げ出したとき、

大変過ぎて笑いが止まらなくなったことがありました。

昨日もなんとか終わり、賄いを食べながら、私とシェフでT君に慌てないコツを伝授。

生真面目な彼は、なんとかお客様をお待たせしないように、早くしようとして

あわてていることに気づかずにいると言います。

深呼吸もいいし、わざとゆっくり歩いたり、ゆっくり動作をするのもいいよ、

といいながら、それでもどうしても大変な時は、お客様を見ないようにする! 

という奥の手まで伝授。

必ず終わる、順番に料理は出る、そう思うと焦る気持ちも多少はましに。

まあ、なるようになると腹を括るということかな。

その日もなんとか片付けも終わり、賄いまできました。

誰しも千手観音にはなれません。

色々な経験が難局を乗り越える糧となるんですよね。

一つづつやっていきましょう。


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