日記・コラム・つぶやき

2020年9月19日 (土)

No.866 好きなものへの執念

昔からスイカには目がなかった娘。

真っ白な皮の所まできれいに食べていましたが、

昨今は北海道のとうもろこしにはまっているようです。

きっかけは北海道出身の私の義妹からもらった、採れたてとうもろこしだったようです。

それまで食べていたものとはまるで別物の甘さに目覚めたとのこと。

好きが高じてふるさと納税の返礼品として、北海道は足寄町からとうもろこしが到着。

出産後、病院から戻り、まだ2、3日目だったと思います。

段ボールを開けたかと思うと、すぐに自分で茹ではじめました。

どこかから義妹からもらったという特別な?塩も出てきて、

重たい鍋をものともせずに2本づつ、あっという間に10本茹でてました。採れたてをすぐに湯がくことが大事とか。

なるほど、お味は確かに違う甘さ、違う粒々感、そして何よりジューシー。

手際よく、冷凍するもの、冷蔵するものと分けて処理し、

その後もゆっくり楽しませてもらいました。

それにしても、まだ退院後、身体もフラフラしている時の、素早い動きにはびっくりです。

まさに好きなものへの執念を感じました。

まあ、食いしん坊の遺伝子は間違いなく、娘のところへも行っているようです。

そして、コーンにかぶり付き上手に食べる孫にも。

そして私は名古屋へ帰り、

浅野屋は、無事に再開にこぎつけました。

私も久しぶりにワインの試飲をして、美味しい出会いに感謝です。

生ハムとフルーツのサラダは梨でスタートです。

幸水や珍しいかおり梨、すごく美味しいですよ。

こちらはスペインの白ワイン、ベルデホという品種のブドウを使っています。

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可愛いラベルにお客様もニッコリ。

9月19日(土)はランチはお休み、ディナーは営業します。よろしくお願いします。

 

 

2020年9月16日 (水)

No.864 恐ろしい誤嚥

焼肉をした時に、思いもかけず、肉塊が喉に詰まり、

死ぬかと思いました。

焼肉の煙りから赤ちゃんを守るため、

私は他の部屋で赤ちゃんを抱っこしていました。

みんなが食べ終わり、焼いておいてもらったお肉を急いで食べようとしたのが、

間違いの元。少し分厚いカルビが喉の奥で止まったまま、動かない。

お茶を飲んでもダメ。汚い話で申し訳ないけれど、

ゲーゲーと吐き出して、事無きを得ました。

よく聞く誤嚥です。その間、1分ちょっとだったと思うけれど、本当に苦しかったです。

ちょうど保育園児がブドウを喉に詰まらせて、亡くなった頃でした。

孫もブドウが大好きで、私もよく出してたので、面倒でも小さく切るしかないですね。

帰宅して整体の先生から、喉の筋肉を鍛える体操を教わりました。

簡単なので、ご紹介しますね。

毎食事前に額に両手のひらをハの字になるように当て、首を前に倒す。

その時下がってきた額に両手で抵抗する。10から15秒位するそうです。

それだけです。喉がグッと詰まった感じになり、

結構苦しいけど、だんだんと変わってくるとのことです。

年齢的にも、筋肉も弱ってきます。まさかまさか、焼肉で死ぬとはと思わなかったけれど、

一寸先は本当にわかりません。ご飯前の15秒。

浅野屋で皆さんが額に手を当てる光景は笑っちゃいそう。

けれど、メンチボールの湯気もビーフシチューの湯気も、

グッと我慢して習慣にしたいですね。

ほんの15秒、いや、10秒でもいいそうだから。

 

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2020年9月13日 (日)

No.862 名古屋へ戻りました

県外に住む、娘の出産、育児介助に出掛けて、1ヶ月超が過ぎました。

先日やっと名古屋へ戻ってきました。

長い間、店の営業もお休みをいただきましたが、17日木曜日のディナーより、通常営業の予定です。

8月2日で営業を終了して、4日に娘のところへ移動。

8日に入院して、9日に無事に元気な女の子が産まれました。

予定日より、10日近く早い出産でしたが、家事や上の子どもの保育園の引き継ぎもあり、

ちょうど良いタイミングで生まれてくれました。毎日の繰り返しが流れるように過ぎ去り、

あっという間に1ヶ月が過ぎました。

あちらでは、家族の生活リズムは6時起床、

午後8時完全消灯(私のお風呂はさすがにその後にはなったけれども)という、

いつもとは真逆の生活時間。

しかも普段、電動自転車と車しか乗ってないのに、

交通手段は歩き、自転車、ベビーカーで、すっかり日焼けしました。

暑かったですね。ホントに超絶暑い中、大変でした。

病院は往復40分かけて自転車で着替えを持って行き、コロナで面会無し。

保育園のお迎えも数回、往復40分。空のベビーカーを押し、

帰りは14kgの上の子を乗せて、雷がなり、夕立が降りそうになる中、

ベビーカーを押して走りに走って、セーフなど。暑い中、頑張りました。

出産後の疲れの中、深夜に何度も起きての授乳。

お盆期間、連勤だったパパの育児協力と、ママがいなくても、頑張ったお兄ちゃん。

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みんなで乗りきれたこと、家族の自信になるのではないでしょうか。

私は憧れの専業主婦業を堪能させていただき、

また、普段とは違う気づきをたくさんもらいました。

時間が許す限り、またアップしていきますね。

お休みをありがとうございました。

 

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2020年7月17日 (金)

No.857 私の好きな小窓

自宅のキッチンの小さな窓辺です。

好きなものを飾り、楽しんでいます。

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いつも置いているのは、黒くどっしりしたヘンドリックス・ジンの瓶。

その横に庭の水引草が茂ってのきたので、一輪さしてみました。

長く伸びた穂先には、やがて濃いピンクの小さく長い花が付きます。

火を使うと暑くなる台所に小さな窓は涼やかな風を運んでくれます。

例をみない長雨に、いつ終わるかわからないコロナ禍。

命も大事、その命をつなぐ経済も大事。相反する願いを持つ人間の営みには答えなどないのかも。

心の小さな窓の風通しは細々でも大切にと、思うこの頃。

 

2020年7月 5日 (日)

No.855 驚異の生命力

お世話になってる八百屋さんではこのところ、アーティチョークが満載で、毎回勧められます。

ちょっと待って下さい。相手はアザミのつぼみ。

それも10cm以上あるつぼみを茹でて、がくを取り除き、台座のようなところしか可食部がありません。

美味しいけれど手間がかかり過ぎて、いつもパス。

イタリアンでは、そうじしたものを縦に切って、フリットにしたものをいただきおいしかったです。

スルーして、帰ろうとしていたら、八百屋さんが追いかけてきて、

車の窓から、小さなアーティチョークを「食べて」と入れてくれました。

小さ過ぎて食べるところもなさそうなので、オブジェとして飾っておいたら、

少しずつ開いてきて、紫の花が出てきました。

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ヨーロッパでは、よく食される食材だけれど、日本では、まだまだ。

大きな葉と大きな花がつくため広い栽培面積がいるようです。

南米で広大なアーティチョークの畑を成功させた、日系人の新聞記事を見たことがありました。

お客様から、今池駅にいけ花として、飾ってあり、

最初、菊かと思ったとのこと。

そうなんです。アザミは菊科の花なんですね。

驚異の生命力といえば95歳の義母。3月初めに介護施設に入ってから、一度も会っていませんでした。

やっと制限付きでも面会できるようになったので、4ヶ月ぶりに会いに行きました。

私はどう思っているかな?とドキドキしていて、後で写真を見ると緊張した顔つきに写ってました。

一緒に行ったシェフは久々にお母さんに会い、こぼれんばかりの笑顔。

ご心配おかけしましたが、元気で過ごしておりました。いつもありがとうを忘れない義母。

職員さんとも入所の皆さんとも、仲良く過ごしてくれている様子でほっとしました。

それにしてもこちらも驚異の生命力。入院やけがを何度しても復活できるし、見事に環境に適応しています。

アーティチョークと高齢の義母から元気をもらいました。さすがにアーティチョークは萎んできました。

どんなに生命力があったとしても、生命には終わりがあることも、厳然とした、事実ですね。

と、ここまで書いて、このところずっと気になっている、サバクトビバッタのことを思い出しました。アフリカ東部に大量発生したバッタはパキスタンやインドにまで、襲来しています。1日に150km移動。1日に3500人分の食料を食べ尽くし、移動していくとのこと。南米でも発生中。これは本当に驚異の生命力です。

決して豊かではない国々を容赦なく襲うバッタとコロナ。

バッタにはバッタの理があるのだろうけど、バッタさん、どうかお手柔らかにね、と願わずにはおれません。

世界のどこかで起きたことが決して対岸の火事ではない世界に、どんどんなっています。2020年、年賀状に「今年も良い年に」と皆さん書かれたことでしょう。現実はまさかの連続のうちに上半期が終わりました。

 

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2020年6月 6日 (土)

No.849 説明難しい!

先日の子どもさんの「カードのお金はどう支払われるか」の話を娘にしていたら、

「うちのおばあちゃんも色んなことを聞いて、私も苦労したよ」と言います。

新聞を広げて「アベノミクスって、安倍さんのこと?」とか。

うわー、私も忘れていた。最近は「アベノマスク」しか頭になかった。

一番困ったのは「ヤッホーって何?」と尋ねられたこととか。

デイサービスに行っていた時「ヤッホー」と声をかけられたらしいです。

「山で呼ぶ声、とか山で喜んで出す声とか説明したけど」と言います。

さっそく辞書を引いてみると「山での呼び声、互いの所在を明らかにし、

あるいは歓喜を表すときに発する」とあるので、あながち間違ってもいません。

別の辞書では、「今ではあまり使われない」とも。

ええ~。私、みんなを起こしに行くときいつも

「ヤッホー」って言ってるんですけど。今やヤッホーは死語ですか?

先日は実家の母に交通系カード1枚で新幹線やその他のJR始め私鉄も

乗り継いで来ていると言うと「1回もお金を出さないのか?」と聞かれ、

いや、財布を出さないだけでお金は出すんだけどなーと、

これもまた、説明が難しいです。私はマナカ、弟はイコカ、お嫁さんはキタカと、

色々見せたのでますます、怪訝な顔の母。「これでリカマンも払っているよ」との言葉に、

母の顔を見て、もうみんな説明はあきらめていました。

でも、私も良くわからない。自動車がどうして動くのか、水道から切れ目なく水が流れるのか。

わからないけど、毎日使わせてもらってます。

誰かに説明しようとすることは自分への問いかけでもあるんですよね。

 

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2020年6月 4日 (木)

No. 味わえる喜び

土日営業で、疲れが抜けず、月曜日も忙しく、このお休みはダウンしてしまいました。

少しずつ日常が戻ってきたのか、お客様からはお喜びの声を聞かせてもらうことが多い、この頃です。

土曜日は久々にコースをお請けしました。浅野屋定番のお料理の他にも、色々ご用意しました。

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ヒラメのカルパッチョには、本当に旬のアスパラソバージュと可愛い花が付いたコリアンダー(皆さんお馴染みのパクチーです)でパンチを。

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ホタテ貝のフリットと共にアスパラとヤングコーンのフリット

 

生ハム色々とメロンのサラダ

 

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色も鮮やかなグリンピースのポタージュ

 

定番のエビフライと

 

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フォアグラ入りメンチボール

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デザートはバニラアイスのイチゴソース

楽しいご歓談の後で

「久しぶりに季節を味あわせてもらいました。

美味しくいただき、楽しかったです」とのお言葉。

良かったです。準備させてもらった甲斐がありました。

月曜日には久しぶりのお客様が数組。

皆さん近況のお話しで盛り上がりました。

関東在住の女性は、お母様がお住まいだったおうちを時々見にいらっしゃり、

その都度、お母様が好きっだった浅野屋にも、顔をだして下さいます。

メニューを選ぶ時には必ず「お母さんがこれが好きっだったから」と

おっしゃってます。

彼女も「久しぶりにこんな食事をした。ずっと自分で作った同じようなものばかりだったから。」

とお食事を味わい、心から喜んでられるようでした。

当たり前にしていたことが、実は当たり前ではなかったことに、

不自由を少し経験してみてわかったこともたくさんありますね。

そういえば、こんなことも。町中で良く見かけるようになったウーバーイーツをもじって、

お孫さんの待ってるお宅にお弁当を届けるおばあちゃんが

「私はバーバーイーツ」といいながら、お帰りになりました。新語が一つできましたよ。

 

2020年5月25日 (月)

No.846 賢い子ども その後

先日、当ブログにて、お支払い時のカードでのキャッシュレス決済に疑問を持たれたお子さんへのお答え。

ご両親は「カード会社が払ってくれる」でしたが、私ならなんと答えるか、その後も考えていました。この手の質問に的確に、子どもにも分かるように答えるのは、案外難しいと感じます。あまりにも普通に利用していて、大人はあまり疑問に思うことがないから。

ATMの前でいつもどぎまぎしてしまう私。コンビニにある多機能の器械の前ではなおさらです。要はお金がどのように回っているかを、自分でもよくわかってないのでは…。

それはさておき、「お金を、カードの会社がお父さんに代わって、お店に支払い、後で、お父さんがカードの会社にお金を支払らう」が正解かな?と思うのですが、皆さんなら、なんと答えられますか?


2020年5月22日 (金)

No.844  食べ継いでいきたいもの

先日のタケノコじゃないけれど、季節がめぐると、

次々とその時期においしい野菜や魚が出てきます。

タケノコとわかめの若竹煮やひじきの煮物。

若い人にも食べやすい、ひじきのサラダやネギとのゴマ油炒めなど、

海藻類も初夏ならではのもの。

鰹を蒸して作るなまり節とフキの煮物に、グリンピースを入れて炊いた豆ご飯、

タケノコの若竹煮という取り合わせは初夏の訪れと共に、必ず思い出す献立です。

先日は「わらびこれが最後」というポップに思わずわらびを手に取りました。

ホロ苦く、炊くとぬめっとするわらびが大好きだけれど、これが結構高い。

その日は破格値だったので、たくさん炊いて、お隣にも、おすそ分け。

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今では「それなあに?」と必ず聞かれるずいきの煮物や酢の物は、女性の味方。

「血の道を整える」と教えられていたとお客様と話していると、

「そもそも血の道なんて、今時言わない」と笑われてしまい。

菜っぱとお揚げさんの炊いたのやおひたしなど、

手数がかかる割には地味なおかずだね、と母とも話していました。

でも、食べ継いでいきたい、日本の風土に即したおかずです。

私も子どもの頃から食べ慣れていたので、作るし、娘も作り、またリクエストもしてくれます。

私は未だに母の作る、ふわっと柔らかいおひたしを越えられないと作る度に思い。

多分、茹で加減、菜っぱの絞り加減が、作ってきた数だけ料理に現れるのでしょう。

若い人に賄いで出す時は、「大丈夫?食べられる?」と遠慮がちに。

女の子はみんな興味深く食べてくれるけど、男の子は、やっぱり肉 !! 

肉がないと食べた気持ちがしないようです。

でも必ず、お肉の横に一品、季節の日本のおかずを取り入れていただきたいです。

洋食店にて浅野屋では、なかなかできないですけど。

先日休業要請中の料亭の女将さんがいらして下さいました。

「和食はなくなりません。年齢が上がると共に、必ず和食に帰ってきます」とおっしゃってました。

私は、それには小さい頃から、お母さんが食べさせてあげることが大事と思います。

浅野屋は、まだまだお弁当も多いです。

意外にお弁当のリクエストとして多いのが「くるみとチーズのサラダ」1400円 店としては、長年作り続けてきて、

そして作り継ぎたい1品です。

動物たちの出産シーズンが終わった今は、シェーブルなど、ヤギのチーズのおいしい時期です。

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2020年5月11日 (月)

No.842 賢い子ども

日曜日のディナーにご家族でいらっしゃったお客様。

3年生くらいのお嬢さんがいらっしゃいました。

入り口のアルコール消毒のお願いで、手荒れを心配されたご両親に、

「でも、これが一番(コロナに)よく効くとテレビで言ってたよ」と。

楽しくお話しながらのお食事の後、カードでのお支払いの時。器械を操作していると、

「ねえ、このお金はどうして支払われるの?」との質問。

とっさの質問にご両親も、モゴモゴされ、私も操作中で答えにくく、

そしたらご自分で「銀行から支払われるのかな?」と。

ご両親も笑いながら「カードの会社なんだけどね」、と。

でも、答えはほぼあってますよね。私は賢い子どもだなーと感心しました。

学校の休みが長引き、子どもたちの学びの機会が奪われています。

兄弟がいる家庭のお母さんからは、「争いのない日はない」とお疲れの声も。

でも、子どもの好奇心はいつでも、どこでも発揮され、

こんな日常のひとこまにも学びがあることに気づかせてもらいました。

子どもの目がキラキラしていることが忘れないように。

学校がなくても、学びを休まないのが、子どもですね。

5月11日(月)~14日(木)まで連休させていただきます。

私も瞳がキラキラした孫にちょっと、会いにいきます。

 

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