日記・コラム・つぶやき

2017年5月19日 (金)

No.609 ありがとう

次々と常連さんだったお客様がいらして下さり、嬉しい悲鳴です。心配していた、慣れないカウンターでの営業も、お客様との距離も近く、好評のようです。カウンターの効率の良さに、改めて感心したりしています。特にランチ時。お一人でのご利用の後、すぐ次の方が入られ、二人掛けよりも席の回転が早いです。
そんな先日のあわただしいランチの時、以前からのお客様だった青年が、お帰りの時、「再開してくれてありがとう」との言葉を残して帰られました。本当にうれしかったです。「待っててくれてありがとう」とお伝えしたいです。

5月19日(金)はご予約のため、通常営業はお休みさせて頂きます。
  20日(土)の夜もほぼ満席となっております。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。

2017年5月18日 (木)

No.608 92歳現役です

開業以来バタバタが続いていて、

今までアルバイトスタッフにしてもらっていたことに手が回りません。

領収書のはんこ押し、はし袋のはんこ押しと、箸の袋詰めなど。

当たり前に使っていたものも、みんなの力あってこそでした。

袋詰めした箸がどんどん少なくなってくると、心ぼそくもなります。

そんな時、頼もしい見方はシェフの92歳のお母さんです。

はんこと箸と領収書を持ち帰り、お願いすると喜んでやってくれます。

何度も確認をしながらの作業は、

「ウーン、私が自分でやったほうが早い」と思いながらの、付きっきりでした。

でもコツを覚えれば、2度目からは、要領も得、

とても腕が上がり早くなってきました。

S008

何よりもやっているときの集中力がすごい。

手先を動かす作業はボケ防止にもなり、本人も参加できることへの喜びで、

いきいきしています。

箸の袋詰めはお母さんの仕事にこれからもなりそうです。

S006


.

2017年5月10日 (水)

No.606 満員御礼

とにかくすごく忙しくて、ブログアップもできずに、ごめんなさい。

帰宅して食事を済ませると、そのまま眠ってしまい、

動けない日が続きました。

ゴールデンウィークの3日間は、

ランチ、ディナー営業をほぼ二人で回しましたが、

カウンターはあっという間に満席になり、ヘルプが入ってくれた日は、

さらに回転が良くなり、あわただしく過ぎていきました。

待っていて下さったお客様の多さに感謝です。

店の前にはすぐに「ただいま満席」とか

「本日は終了」とか貼り紙が出ますが、全く予約が取れない訳でもないし、

タイミング良く、飛び込みで座れる方もいます。

当日の朝は、まだご予約に余裕があることが多いので、

お電話でご予約をお勧めします。

ゴールデンウィーク明けの8日は貸し切り営業でしたが、

当日魚屋さんから、珍しい「サクラ鱒」が入っているとの情報。

急遽、メニュー変更で

「サクラ鱒の軽いソテーと季節の焼き野菜」を加えました。

ウーン、サービスも私ひとりなので美味しい写真を撮ってる暇がありません。
魚を少し多めに取り、

S003

S005

先日、誕生日だった娘と私のために「サクラ鱒のソテー、木の芽ソース」を

作って、休日に家族で食事を楽しみました。

S006

色鮮やかなサクラ鱒は、鮭に比べると優しい印象。

お味も穏やかで、深い甘みを感じました。

たくさん作った木の芽味噌でタケノコも和えて、

季節の恵みを堪能しました。

魚屋さんも休みが終わったので、

木曜日からは、「鮮魚のフリット」が始まります。

ビーフシチューはもう少しお待ち下さい。



.


2017年5月 3日 (水)

No.605 商売道具の多さ

初の土日通し営業をシェフと私と二人で乗りきり、ふらふらです。

ありがたいことに、以前からのお客様が続々と訪ねて下さり、皆さん、

同じメニュー、同じ味に「懐かしい味」、「ほっとした」と口々に。

その席の合間を縫って、

地元の皆さんも開業を楽しみに待って下さっていたようで、

次々といらっしゃいます。

ずっと前からのお客様のご年配の男性が

「気楽にやりたいからこうしたのでしょ。だから気を使わなくていいよ」と。

全般に客席が狭い分、お客様も和気あいあいの雰囲気です。

できるだけコンパクトにせざるを得なかったがために、

少し忙しくなるとストックがなくなり、てんてこ舞いです。

3連休をいただきましたが、

今日は換気扇の付け替えとコンセントの増設、

そして、冷蔵ショーケースを入れました。

客席は狭くなったけれども、もう少し動きやすくなれることを願います。

工事の前に置いてある道具を移動。

まあ、商売道具の何て多いこと。冷蔵庫、ガスオーブン、鍋、釜を初めに、

食洗機、炊飯器、ポット、コーヒーメーカー、ビールサーバー…。

お皿も何種類も、コーヒー豆に紅茶に、お茶に…。

あっという間に作業台が埋まります。色々と道具のいる商売だな、

と改めて感じたこの頃。

そして、今までスタッフのみんなに

たくさん助けてもらっていたんだなともしみじみ感じます。

仕込み、準備、電話、掃除、そして後片付けも

二人でこなすのは大変でした。

通し営業の二日間は帰宅すると、まず、座ったまま寝ていました。

そんなわけで、料理の写真はこの1枚しか撮れませんでした。

モッツァレラとトマトのサラダ  1100円

S002

水牛のモッツァレラと今はフルーツトマトでバージョンアップです。


2017年3月18日 (土)

No.595 自分たちの店にするために

看板が付き、内装工事が始まり、あわただしくなってきました。

先に入っていた厨房器機を取り外してもらった後、

厨房の掃除を本格的に始めました。

高いところも脚立に乗り、ごしごし。

でも、天井に近いところは、さすがに怖いです。

主婦力を発揮して、伸縮性のハンディモップに雑巾を取り付け、

洗剤をスプレーで振りかけて擦って、油汚れを取ったり。

すべては自分たちではやりきれないまでも、シェフと二人で、

こすったり排水溝の掃除をしたり。

たいへんだけど、きれいになると、

「ビフォアー、アフター」と顔を見合せ嬉しくなり、

段々自分たちの店になるんだという実感が沸いて来ます。

掃除をしながら、シェフに「今までどこの厨房がきれいだった?」と

聞いてみると、

即座に「コート ドール。すべてがピカピカだった」という返事。

えっっ? 私はすっかり忘れていたけれど、

東京三田にあるフレンチの名店コートドールに食事に行った際に、

シェフの斎須政雄さんの著書にサインをお願いしたことで、話しが弾み、

厨房を見せていただいたとのことです。

私より一緒に行った娘がはっきり覚えていました。

ピカピカの厨房は斎須シェフの仕事に対する心の現れです。

家に何冊かあった斎須シェフの本はどれも面白かったことを思いだし、

「あ、それブログに書こう」というと、慌てたシェフ。

「自分の厨房を見たいと言われたら、困るな~」と、頭を掻いてました。

でも、二人でコツコツやってるから、初心忘れず、

これからも、掃除に励みます。

綺麗なことは気持ちの良いことです。


  「一見ありふれたもののようではあるが、

いったん口にするとその鋭さに圧倒される。

本当にいいものはなんでもないように普通の顔をしていて無駄がない。

こんなのが、僕の理想型です。」 斎須政雄「十皿の料理」より


今日は消火器やごみネットなどの地味なものの買い出し、

そして、保健所に開業申請に行きました。

S026

S008

店から徒歩5分くらいのところにある千種公園と通勤路の青空。

千種公園のユリ園は、開業後の5月下旬から6月に見頃を迎えます。

緑一杯の大きな公園を通って、店に向かいます。心のなごむ一時です。





2017年2月27日 (月)

No.591 母の手料理

結婚式の少し後に、京都の実家へ帰りました。

休業中のこともあり、日頃の息抜きと、

年をとって身体の自由も利きづらくなった母に、

せめてもとの思いで帰っています。

夕食後のおしゃべりはビールを飲みながら、眠くなるまで、

日付がとおにかわってしまうのはいつものことです。

とにかく働き者の母は、私が小さい時も遊んでもらった記憶がないほど、

いつもいつも、身体を動かしています。

父の看病で、すっかり腰が曲がってしまった今も、

変わらず、台所に立ち続け、自分と誰かのための料理を作っています。

美味しいものが好きで、人が集まれば外食もよくしますが、

朝ごはんはいつも母の手料理を楽しみにしています。

遅い朝ごはんは、お昼兼用でたくさんのおかずです。

少しずつ残したりしたものを上手に活用して、

何皿ものおかずが出てきて、食べきれないと思うけれど、いつも完食。

母にはかなわないなと思うものばかり。

ほうれん草のお浸しはどうしてあんなに柔らかく、

出汁がふんわり絡んでいるのだろう?

切り干しの味付けもどうしてこんなに絶妙なんだろう?

多分、あの手に秘密があるのでは?

小さな手。よく働き、たくさんのお浸しを作り続けた手。

いつの間にか、私も母の背中を追いかけいますが、

追い付くことはないのでしょう。

S072

締めはこどもの頃からずっと食べ続けていた茶粥です。

ぽってりと炊き上がった茶粥が、すんなりと胃に収まり、

いつも元気になります。

弟が、世の中では、白いお粥がスタンダードと知って、

すごく驚いたと言ってました。

それも相当、大人になってからね、と笑ってました。

母の手料理にほっこり、一応、

持って行ったエプロンはとうとうカバンから出すことがありませんでした。


No.590 天空の非日常

先日の日曜日、天気予報では寒くなるとのことでしたが、

朝起きたら、さほどでもなく、気持ちのよい快晴。

シェフとシェフのお母さんと3人で姪の結婚式に参列しました。

店の営業があった頃には、

日曜日にそっろって出かけることは考えられないことでしたが、

幸い休業中。92歳のお母さんも一緒に参加することができました。

S015

会場は名古屋駅前の高層ビルの42階。

日曜日の繁華街の喧騒とはご縁のない私たちにとっては、

街の賑わいも特別に感じられます。

うちのこどもたちも含めて、いちばん年下の姪もすっかり大人になり、

母親の手作りのウェディング・ドレスで、晴れやかな姿です。

S059

S060_2

聞けば、入籍や二人だけの海外挙式も済ませ、

親戚や友人の前での人前結婚式とのこと。

名古屋駅前の42階からは、遠く猿投山や伊吹山、御嶽山も見え、

快晴のお天気が若い二人を祝福してくれているようでした。

晴れの日の衣装に晴れの日のご馳走。

S057_2

S064

天空の非日常を味あわせてもらいました。

下界に降りたら、挙式をした二人にも、私たちにも、

繰返しの日常が待っています。

そんな日常の中で、時たまの非日常をちりばめ、

人の世を飽きもせず、歩んでいくんですね。

私は92歳のお母さんが無事に最後まで、列席できたので、

やれやれでした。


2017年2月10日 (金)

No.588 京都衣笠のアンティーク・ショップ        

2月8日にシェフと一緒に京都へ行きました。

お目当ては、金閣寺近くの北大路通りにあるアンティークショップです。

ネットで下調べをしたら、ステンドグラスの取り扱いが多く、

また、値段も良心的でした。

そこのお店に、素敵なボタニカルアートの額装品があり、

実物を見たかったので。

新しい店のコンセプトを、私は和洋折衷の昭和レトロ、

シェフは京都の洋食屋さんと言うので、

イメージにふさわしい、飾るものを探していました。

予想以上に素敵な作品に驚き。

1850年代の手書き、彩色と言うことですが、

図柄を印刷して、それに手で色を付けたようです。

絵柄が違うものが3点あり、そのうちの1点を購入しました。

思っていたより、小さかったけれど、色合いも美しく残っており、

繊細な絵柄は見ていて飽きがこないものでした。

ほかに、同じような雰囲気のウエッジウッドの花の絵柄のお皿も

購入しました。

ここで二人の脱線が始まり、シェフはなにやら、

フックや取っ手を熱心に探しだし、

私は私で、缶かんを物色。素敵な家具などいっぱいあるけど、

二人の手が届くのは、取っ手や缶ってところでしょう。

親切な店員さんのアドバイスもあり、楽しい時間を過ごさせてもらいました。

準備は始めていますが、予定地はつい先日まで、

まだ営業されていたので、来週に本契約にこぎ着けます。

契約が無事に終われば、場所等、お知らせしますね。

今しばらくお待ち下さい。

素敵なアンティークショップの店内

S023

購入したボタニカルアート作品

S019

シェフが熱中したフック これから磨きが必要

S021

私が探しだした缶 黒ずんでいたけれど、磨いたらこんなにきれいに

S001

S002

缶にしては珍しいふた 中の文字から、

1920年にダイアモンド・ジュビリーを迎えた会社が

お祝いのクッキーを入れた缶だとわかり、感激。

創立60周年ということでしょうか?

こんな出合いがあり、骨董巡りは楽しいんです。



.

2017年2月 4日 (土)

No.587「捨てる?」、「捨てない?」その2

重曹とお酢スプレーを片手にお風呂掃除をして、

ぴかぴか真っ白になったのは良かったけれど、また、腰が痛くなりだし、

磨き掃除は中断。シェフが取り組んでいる、

「要らないものを捨て、家の中をスッキリさせよう」計画に

私も取り組んでいます。

まず、たまりにたまった本を捨てだしたシェフ。

S027

S029

明日の廃品回収に向けて、ピッチが上がってます。

「これも捨てるの?まだ新しいよ」と尋ねたら、

さすがに、途中で古本屋に連絡してました。

面白い本が出てきたので、ご紹介をしますね。

帝国ホテルの元料理長、故村上信夫氏と

志摩観光ホテルの元料理長、高橋忠之氏の対談本、「料理長」。

その昔、シェフがカルチャーセンターの講師とし出向いた先に、

村上信夫氏がいらっしゃり、購入させて頂いたという、著者サイン本です。

流暢な字で、

「料理の極意それは 愛情と工夫と真心です」と書かれてます。

S016

S015

カルチャーセンターの講師を紹介してくださったのは、K出版社のT氏です。

T氏を始め、本当に大勢の方にお世話になってきました。

さて、この本捨てる?、捨てない?

さすがに、捨てないようです。 

数年前に行った本のリストラの時にも「いい本だから」といって、

残った、木沢武男氏 「いま ヘスティアのかまどは……上巻・下巻」。

時々取りだし眺めています。料理人としてどうあるべきか、

を平易な言葉で、ありったけの情熱を注がれ書かれた、

この本は、ネットで調べると、高いものでは8000円にもなっていました。

もちろんうちの本のようにカバーもないようなものではないけれども。

S017

   料理人の仕事と言うのは、結局のところ、

「ものを食べやすくして、人によろこびをあたえ、健康管理をして、

病人を作らない」これが基礎的な、ものの考え方で、

これ以上のなにものもないです。」

で始まるこの本。こんな一節に、胸が熱くなります。

   時代はつねに新しい波に洗われる。 

波が多くの変化をよびおこすか、寄せては返すだけなのか、

それはわからない。そこに立って、なにを捨て、なにを拾おうと、

それは自由だ。変化をおそれる必要はない。

……ただ、僕がこれからの時代に、最終的にのぞむのは、

……あたらしタイプの料理人が生まれ出ること……

そして、その人たちが過去をふりかえったとき、

その人たちもまた、

『われらが時代』の輝きをながめやることができるように……

本の値段よりも、このような本が読み継がれていることがうれしいです。

もちろん、捨てられません。

最後にゴミ箱に入れられた懐かしいシェフのフランス語の辞書。

それに、昔のミシュラン・ルージュ”フランス”。

S020

結婚した頃、最初の店の近くに本屋があり、シェフは休みの日には、

何冊もの本を読んでました。

「本ばかり読んでないで」と言うと、

「パチンコにお金を使うより、いいでしょ」と言われて、

反論できなかったことも懐かしいです。

そんなシェフは、読むものがなくなると、よく辞書を眺めてましったっけ。

料理の事典とかも・・・


2017年1月31日 (火)

No. 586 少しずつ前進

今日は工務店の方と2回目の打ち合わせをしました。

新しい店舗の工事は3月始めに入り、

4月の始め頃にオープンになりそうです。

それにしても、覚悟はしていたけれど、改装にもお金がかるものです。

厨房機器も見に行きました。冷蔵庫やガス台など、

たくさんの厨房機器を入れることになります。ふーっ、どうなるやら。

工務店など3軒の店を回り、出てくると、すっかり日暮れて、

冷たい風がぴゅうーとふきつけました。

シェフと二人で

「でも、壁紙を張り替えれば、それだけでも、明るくなるよね」と、

気を取り直し、

ブドウの縁飾りのついた素敵なアンティークの鏡を購入して帰宅しました。

ぼちぼち、前進していきます。また、報告しますね。


.

より以前の記事一覧